【鼻柱整形】鼻柱下降術・挙上術ができるクリニック7院を紹介！【デメリットや鼻中隔延長との違いも解説！】

鼻柱とは、鼻の穴を隔てている部分を指します。小鼻どうしと鼻の先端を結んだ線をACRといい、理想的なACRは高さの低い逆三角形になっている状態です。

鼻柱が引っ込んでいると、鼻先が丸く見えたり、鼻が低い印象になります。逆に、鼻柱が下がりすぎていると、魔女鼻・矢印鼻といった鼻先が下がっていて長い印象になります。ほかの鼻の整形と組み合わせて行うことも多い施術ですが、鼻柱の位置を調整することで自然に鼻の形を美しくできる効果があります。

ここでは、鼻柱下降術と鼻柱挙上術の違い、鼻柱下降術と鼻中隔延長術の違いを紹介します。記事後半では鼻柱下降術とあわせてできる鼻の整形も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▼鼻柱下降術で得られる効果

• 自然に鼻筋が通った印象になる
• 鼻先が小さく・尖って見える
• 小鼻も小さく見える

鼻柱下降術は、鼻の付け根に向かって引っ込んでいる鼻柱の位置を下げ、小鼻とのバランスを整えます。手術方法は2種類あり、耳介軟骨などの軟骨移植術と、ヒアルロン酸注射による施術です。

軟骨移植術の場合、効果を半永久的に得られるのがメリットです。鼻柱の整形は小鼻・鼻の先端の見え方にも影響するため、自然で美しい鼻にできます。

ヒアルロン酸注射の場合効果は1年程度ですが、体への負担も少なく、切開せずに施術できるのがメリットです。「いきなり大掛かりな整形をするのは抵抗がある……」といった方も取り入れやすい施術です。

▼鼻柱挙上術で得られる効果

• 鼻の穴を小さく見せられる
• 下がった鼻先を引き上げる

鼻柱拳上術は、下がっている鼻柱を縫い上げたり削ったりしてラインを引き上げる整形方法です。鼻の穴の内側から切開するため、ほとんど傷跡は目立ちません。鼻柱が魔女のように下がり、横から鼻の穴が見えすぎてしまうといったお悩みに有効な施術です。

鼻先が下方に下がっていると大人っぽい印象の顔になりますが、バランスによっては老け顔につながることも。ACRの角度を適切に調整することで「忘れ鼻」とも言われるすっきりして目立ちにくい美しい鼻になります。

鼻柱下降術と鼻中隔延長術は、どちらも鼻先の見え方を変えられる手術です。鼻柱下降術は鼻柱の位置を下げられますが、長さは変わりません。そのため、鼻を高く見せる効果はそれほどなく、自然な仕上がりになります。

鼻中隔延長術は鼻柱の距離を伸ばせるので、鼻先全体の角度・長さを変えられるのが特徴です。鼻を高く見せたい場合や、アップノーズ・ダウンノーズに鼻先の角度を調整したい場合にも向いています。

どの施術が適切かは、鼻の形や全体のバランスによって変わりますので医師に相談してみましょう。

ダウンタイムは、切開を伴う場合はいずれも1~2週間ほどです。抜糸までは患部をテーピングで固定する必要がありますが、マスクで隠れる範囲です。その間の症状は腫れや内出血などで、個人差はありますが鎮痛剤で治る程度の痛みがある場合もあります。

ヒアルロン酸注射は、ダウンタイムがほとんどありません。施術時間も短く、抜糸など術後の通院も不要なのでプチ整形として受けることができます。

鼻柱下降術・挙上術の料金は自由診療のためクリニックによって異なります。また、鼻柱下降術・挙上術単体で行うよりも、鼻プロテーゼや小鼻縮小術などの鼻の整形と組み合わせて行われることも多いため、必要な施術と予算の詳細はカウンセリングで相談してみましょう。

鼻柱下降術・挙上術だけでなく、美容整形には常にリスクが伴います。美容整形を検討する際はその施術の内容や難易度、リスクについても詳細に知っておくと術後の後悔を避けられます。

鼻柱下降術において、鼻柱を下げすぎると逆に鼻の穴が目立ってしまうことがあります。ほんの1ミリの差でも仕上がりの印象が大きく変わるため、カウンセリングを念入りに行うことが大切です。施術後にイメージと違う、ということがないよう医師とイメージの共有をしっかり行いましょう。

鼻柱下降術では、自家組織を使った軟骨移植が必要です。自家組織の移植手術は拒絶反応も少なく安全性が高いと言われています。しかし、切開を伴う手術である以上、術後の傷から感染症になるリスクがあります。

術後1か月ほどは傷口に触らないようにし、ダウンタイム中は特に衛生面に配慮して過ごしましょう。赤みや腫れ、膿みが出るなど異変を感じたらすぐにクリニックに相談しましょう。

どんな整形手術にもメリットとデメリットがあります。美容医療の技術はどんどん上がっていますが、失敗する可能性はゼロではありません。メリットだけでなくデメリットもしっかり理解した上で施術を受けましょう。

鼻柱下降術は、自然に整った美しいラインへ導くことが可能です。鼻柱の位置を変えると、正面だけでなく横から見た鼻のラインも綺麗に見えるようになります。手術時間は60分前後と、比較的短時間ですみ、傷口もほとんど目立ちません。メイクや洗顔も当日～翌日には許可されるケースがほとんどです。

ヒアルロン酸注射による施術はダウンタイムも短く、費用も抑えられる傾向にありますが、切開を伴う軟骨移植術・鼻柱挙上術にはダウンタイムがあり、費用も高額になります。術後は感染症やだるさ、発熱などのリスクもありますので注意が必要です。

鼻柱下降術・鼻柱挙上術は単体で受けるより、他の鼻の整形と同時に行われることが多い美容整形です。ここでは、鼻柱下降術・挙上術と組み合わせて行われる鼻の整形をいくつか紹介します。

さらにその施術の詳細がわかる記事も同時に紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

鼻柱下降術・挙上術では鼻先の形を整えられますが、鼻プロテーゼは鼻筋全体に高さを出せます。鼻が大きく見える・鼻が低く見えるといったお悩みを一挙に解消できるのがこの2つの美容整形のメリットです。

鼻プロテーゼというと、鼻の高さがかなり変わるイメージをお持ちの方もいますが、それぞれの顔に合った自然なデザインも可能です。カウンセリングでシミュレーションを行うクリニックもあるため、鼻全体にもアプローチしたい方は相談してみましょう。

鼻柱下降術・挙上術は鼻先の角度を変えられる美容整形ですが、鼻先の形をより尖らせたい・小さくしたい場合は鼻尖形成術との組み合わせが適しています。

鼻尖形成術はだんご鼻・丸く大きい鼻を解消できる施術なので、より自然に目立たない鼻を作りたい方にはぴったりです。切らない施術もあるため、鼻の形を自然に美しく変えたい方は注射による施術から試すこともできます。

鼻先の角度とともに、小鼻の幅をより小さくできるのが小鼻縮小術です。鼻柱が引っ込んでいると小鼻の幅も広がって見えるため、鼻柱下降術をすることでもある程度小鼻を小さく見せられます。

より小鼻を小さくしたい場合や、小鼻の肉厚な印象・重たさを改善したい場合には小鼻縮小術を同時に行うとさらに効果的です。

鼻の整形手術を行っているクリニックはたくさんあります。自分に合ったクリニックを見つけるにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。ここではクリニック選びのコツをお伝えします。

日本形成外科学会の専門医資格を得るには、最低でも6年の研修を受け、資格試験に合格する必要があります。このような厳しい基準が設けられているため、形成外科専門医であるということは一定の知識と経験がある証になります。専門医でなくても能力の高い医師はいますが、選ぶポイントにしてみるといいでしょう。

クリニックを選ぶ際は、費用や施術内容に目がいきがちですが、アフターケアの内容も大切です。クリニックの中には保証期間を設け、期間内なら無料で再施術してくれるところもあります。施術後不安がある時、気兼ねなく相談できるよう、アフターケアが充実しているクリニックを選ぶようにしましょう。

鼻の整形費用はクリニックによってさまざまです。一見安い金額に見えても、オプションやカウンセリングの料金が別途かかる場合もあります。鼻の整形費用は決して安いものではありません。不明瞭な項目はないか、追加でかかる費用はないかなどきちんと確認しましょう。少しでも安くしたい、という場合はキャンペーンやモニター制度もチェックしてみましょう。

担当してくれる医師にどんな実績があるのかは、ぜひ確認しておきたいポイントです。医師によって得意・不得意があるので、自分と近い症例があるのかも見ておきましょう。医師のプロフィールや実績はクリニックのホームページやSNSに掲載されていることが多いです。実際に施術を受けた人の口コミも参考になります。

鼻柱下降術に関する気になる疑問をまとめました。整形手術は不安が多いものです。少しでも不安や疑問を減らし、施術に挑みましょう。

怪我や先天性奇形による形成外科手術は保険が適用されますが、見た目を綺麗にする目的の美容医療には保険は適用されません。また、高額療養費の対象にもなりません。

鼻のヒアルロン酸注射は鼻を高くする・鼻筋を通すのに適しています。ヒアルロン酸にも種類があり、摂取する量や部位、用途によって効果が変わってきます。詳しくは医師に相談してみましょう。

鼻柱下降術に限らず整形手術には思った結果にならない、というリスクがあります。失敗の原因は医師の経験不足も考えられますが、イメージの食い違いから失敗、と感じることも多いようです。理想を叶えるためには医師にしっかり希望を伝え、情報を共有できるようにしましょう。