切らない小顔整形「糸リフト」とは？費用や効果・デメリットと美容整形外科10院を紹介！

切る整形には踏み出せないけど小顔整形は気になるといった方の中には、糸リフトのことを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。糸リフトは、医療用の糸を使用して顔の皮膚を引き上げ、小顔に見せるための整形です。

糸リフトは切開を伴わない整形のため、切る整形と比べてダウンタイムが短く料金も安くなるのが大きなメリットです。溶ける糸で施術をした場合は、術後約1~2年ほど皮膚の引き上げ効果が期待できます。

糸リフトを使った小顔整形は、クリニックが採用する糸の種類や症状に合った本数などで効果や費用が違ってきます。糸リフトに興味がある方は、ぜひ記事を参考に詳しい知識を得て、理想の小顔になれる施術とクリニックを探してみてください。

糸リフトとは切開をともなうフェイスリフトとは異なり、糸を使用して顔の皮膚を引き上げることで小顔に見せる整形方法です。大きく分けて溶ける糸と溶けない糸の2種類があります。クリニックによって扱う糸の種類がさまざまなので、施術を受ける前に知識を深めるのが重要です。

糸リフトの効果は使用する糸によって変わります。溶ける糸の場合は約1~2年程効果が続きます。溶け切った途端にすぐ効果がなくなるわけではなく、徐々に弱まってきます。溶けない糸の場合でも半永久的な効果が期待できるとは言い切れない点に注意が必要です。

切開をともなう整形に比べると、糸リフトのダウンタイムは短めです。施術後約1~2週間で腫れや内出血が収まり、2~3週間程度目安で糸がなじんできます。一か月ほど経過すると、ひきつれなどの違和感を感じなくなっていくのが一般的です。

糸リフト・脂肪吸引・エラボトックスのそれぞれの違いを大まかに理解すると選択の役に立ちます。糸リフトは物理的に皮膚のたるみを引き上げることでフェイスラインを整えて小顔にする施術です。脂肪吸引は脂肪除去によって・エラボトックスはエラ(咬筋)のハリを抑えて小顔にします。

より効果を高めるために、糸リフトと脂肪吸引・エラボトックスなど複数の整形方法を組み合わせる場合もあります。自身の皮膚や肌の状態を踏まえ、医師と相談の上で決めることが多いです。それぞれを同時に行なえるケースもあれば、時間をずらして行なうケースもあります。

糸リフトに向いている人の傾向があります。切る整形が怖い、あるいはできればやりたくないと考えている方・脂肪吸引と同時に行うことでより小顔効果を高めたい方・短いダウンタイムですぐに効果を感じたい方などです。小顔整形の選択肢は多いのでより安心できる施術を選んでください。

切開せずに小顔を目指せる糸リフトですが、施術する医師の技術不足やカウンセリングの不足から肌のひきつれや凸凹、糸が透けて見える、といった失敗につながるケースもあります。

また使う糸の種類によっては稀に感染症を引き起こす場合もあります。

失敗のリスクを回避するためにも信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受けることが大切です。

糸リフト整形にかかる費用は、糸の種類や本数によって差異があります。糸1本あたりの費用だけを比べても、約9,000円~65,000円程と幅が広いです。個人差がありますが、1回の施術あたりの平均本数は両側合わせて約6~12本となります。

年代によってたるみや脂肪の量も変わってくるため、20代よりも40~50代の人の方が本数が多くなる傾向があります。実際に何本使用するかは、理想の仕上がりに合わせて医師と相談が必須です。クリニックによっては「糸入れ放題」や部位ごとの料金を設けている場合もあります。

糸リフトにはメリット・デメリットの両方があります。デメリットの中に神経障害などのリスクも含まれていることに留意して、メリットとデメリットの両方をしっかり理解しておくのが大事です。それぞれを端的に表でまとめ、下記で詳しく解説をします。

糸リフトのメリットとしてまず大きいのは、切る整形と比べて体への負担が少ない点です。切らない整形のため、短いダウンタイムで小顔整形ができます。マッサージや小顔エステよりも、術後すぐに効果を感じられるのも利点です。

また、挿入した糸が皮膚の皮下組織を刺激するので、皮膚再生が促されます。これにより顔のたるみ・ほうれい線・ゴルゴ線など老けた印象の予防にもなります。さらに美容整形の中では比較的料金が安いのも糸リフトのメリットのひとつです。

糸リフトのデメリットとしては、以下が挙げられます。半永久的に効果が続くものではない・術後の腫れや内出血がある・神経障害を起こすリスクがあるなどです。リスクをできるだけ避けるためには、医師との細かい相談を怠らず、希望以外の施術を勧められても断るのが大切です。

失敗や後悔をなるべくしないためには、自分に合った施術とクリニックを厳選するのが重要です。施術の選択肢を絞ったりいいクリニックを探したりするときに役立つ大切な5つのポイントを詳しく解説していきます。

人気がある施術・クリニックは効果や実績が多くの人に合ったという目安ですが、個々の状態はそれぞれに違います。人気よりも自分に合った施術方法を提案してくれるクリニックを選ぶと失敗しにくくなります。複数のクリニックで実際にカウンセリングを受け比較するのもいい手段です。

クリニックの通いやすさは重要です。施術や経過観察で通院しやすいアクセスや診療時間内に無理なく通えるかを確認してください。また、万一の際にもすぐに相談に行けるかどうかも要チェックです。カウンセリングの際に、クリニックの雰囲気や対応についてもきちんと把握してください。

美容整形においてアフターサービスの有無は非常に大事なチェックポイントです。もし失敗があった際の対応や、副作用が長引いたときの処置があるかどうかを必ず確認してください。アフターケアにかかる料金が施術料金に含まれているかに関しても漏らさずチェックが必要です。

糸リフトのダウンタイムは、一緒に行なう施術内容によって違いが出てきます。自分の顔の状況をよく見ずに「とにかく取れるだけ脂肪を取りたい」などと無理な施術を受けるのは顔のバランスが悪くなり失敗や逆効果の原因になります。医師の助言にはしっかり耳を傾けるのが大切です。

糸リフトの術後少なくとも3日ほどは、ダウンタイム期間としてしっかり予定を空けておくのが大事です。万が一腫れや内出血がひどかったときなどに対処ができるように、仕事や旅行などの予定は術後の余裕を含めて計画を立てるのがベストです。

糸リフト整形を実際に検討してみたいけど、気になる疑問が浮かんできて実行に移せない方に向けて、よくある疑問への回答をまとめます。疑問点は無視せずに納得のいくまで理解を深めておくのが重要です。

糸による引き上げ効果は術後約1~2年間ほど期待できます。半永久的に効果が続く施術ではないので、その点をしっかり理解しておくのが賢明です。溶ける糸での施術の場合、糸が溶けても急に引き上げがなくなるわけではなく、徐々に効果が薄れていきます。

糸リフト整形は自由診療のため保険適用外です。予算には十分に余裕を含んで施術を受けるのが大事です。分割払いや医療ローンなどの支払い方法の選択肢は、クリニックによって詳細が変わってくるため必ず施術を受けるクリニックで確認してください。