海外でも使える無制限のおすすめWi-Fi7選！長期利用できるWi-Fiもご紹介！

言葉や地理・習慣などが違う海外では、すぐに連絡を取ったり調べたりできるインターネットがとても便利です。しかし、国内の携帯キャリアのスマホをそのまま使うと、あとで高額の料金を請求される可能性があります。

そんなとき役立つのが、海外でも使えるレンタルWi-Fiです。一般的な国内のモバイルWi-Fiと違い、1日単位でレンタルできるので短期滞在でもお得です。また、現地での連絡ぐらいしか使わない方から国内と同じように動画などを楽しみたい方まで、希望に合わせて通信量のプランが選べます。

今回は海外でも使えるレンタルWi-Fiについて、使い方や使うときの注意点のほかおすすめのレンタルWi-Fiも紹介します。そろそろ旅行や出張に出る方はぜひご覧ください。

海外用のレンタルWi-Fiは1日単位で計算します。ただ、同じ渡航先でもサービスによって料金が違ってきています。次は渡航先が韓国で4GのWi-Fiをレンタルした際、主なサービスの1日当たりの料金です。

※価格は不課税

このように数日間のレンタルでも大きな差になるので、渡航先の料金が安いレンタルWi-Fiを選ぶようにしましょう。

海外用のレンタルWi-Fiは一般的にWi-Fiルーターを空港カウンターで受け取りますが、宅配をしているサービスもあります。出国手続きなどの余裕を持って空港に来ても営業時間内かどうかを事前に確認しておく必要があります。もし、営業時間外になる可能性があるなら、宅配が可能なサービスがおすすめです。

また、空港で受け取りと返却をするときも、国際便の発着が少ない小さな空港だとカウンターを置いていない場合も多くあります。地方空港を利用するなら、その空港で受け取りおよび返却ができるサービスを選びましょう。

海外用のレンタルWi-Fiはプランによって1日あたりに使える通信量が決まっています。たとえば、グローバルWi-Fiの場合、通常プラン（300MB）・大容量プラン（600MB）・超大容量プラン（1.1GB）・無制限プランの4種類があります。

LINEで連絡を取る・Googleで調べるぐらいなら300MBの低いプランでも構いません。ただ、海外でInstagramの更新をする・動画を見るなど画像や動画の送受信を行う場合は300MBぐらいだと足りなくなる可能性があるので、大容量のプランか無制限を選びましょう。下記のサイトでは各データ通信量でできる行動回数の目安が掲載されています。

次に比較するポイントは渡航先で利用可能かです。海外で使えるWi-Fiは、渡航先ごとに料金や通信量などが違っています。モバイルWi-Fiをレンタルしたのに使えないでは意味がないので、希望のものが渡航先で使えるか調べておきましょう。

ハワイや韓国・台湾といった日本からの渡航者が多い地域の場合、海外で使えるレンタルWi-Fiのほとんどが対応し通信量のプランも豊富です。一方、日本からの渡航者が少ない地域・政情不安または通信事情が悪い地域の場合には対応していないサービスも多く、対応しても通信量などの制限が多くなります。

中国では『グレートファイアーウォール（金盾）』によるネット検閲が導入されています。中国国内では通常の通信を使っても、GoogleやLINE・Facebook・Instagram・YouTube・Twitterを始め多くのサービスが投稿や画像のアップロードはもちろん閲覧やアクセスすら不可能です。

このようなサイトやアプリを中国国内でも使いたいなら、通常回線とは違う接続方法を採用した回線を使えるモバイルWi-Fiをレンタルしましょう。対応しているサービスなら、通常とは別に「特別回線」などの名称で併記されています。

レンタルしたモバイルWi-Fiは現地でしかWi-Fiの接続ができないので、接続できないなどのトラブルがあった場合にすぐに連絡が取れるようにしておきます。時差があるためサポートは24時間365日対応のサービスがおすすめです。

また、端末を使っているうちに破損した場合の補償やモバイルバッテリーも一緒にレンタルできるなど、オプションが充実したモバイルWi-Fiもあります。

LINEやメールなどのテキスト通信で連絡をとるぐらいなら300MBの通常プランでも十分です。しかし、TwitterやInstagramなどの投稿や日本との間でオンライン会議などをする場合、画像や動画が多く300MBや600MBでは心もとなくなります。

画像や動画の閲覧やアップデートなど大容量データを送受信したいなら、価格は高くなりますが無制限プランがおすすめです。今回紹介しているサービスにはすべて無制限プランがあるので、是非参考にしてみてください。

ここではグローバルWi-Fiのレンタル方法を例に、海外で使えるレンタルWi-Fiの使い方を解説します。申し込みから帰国後の返却までの手順は次の通りです。

1. 公式サイトからWi-Fiルーターのレンタルを申し込む
2. 空港や宅配でWi-Fiルーターを受け取る
3. 現地の回線に接続する
4. 帰国後空港のカウンターまたは郵送で返却

グローバルWi-Fiをはじめ多くのサービスでは、公式サイトからレンタルの申し込みをします。申し込みの際、プランによって通信速度と1日あたりの通信量が違ってくるので、サイトやアプリを現地でどれだけ使うかを考えて選びましょう。このときに修理代金の補償やモバイルバッテリーのレンタルなどのオプションも申し込めます。

レンタルの申し込みをしたWi-Fiルーターは出国する空港のカウンターで受け取れます。ただ、空港カウンターが営業時間外の場合は受け取れません。ルーター端末はグローバルWi-Fiの場合出発の3時間前から用意されているので、時間の余裕を持って受け取りにいきましょう。

出発便が早朝や深夜などでカウンターが営業時間外になる場合は、宅配やコンビニ受取ができるサービスがおすすめです。

渡航先に到着したら、Wi-Fiを設定します。接続する機器は事前に下記の2つを必ずしておきましょう。下記の2つは国内にいるうちにしておきます。

• データローミング・モバイル通信をOFFにする

• アプリの自動更新やiCloudなどのバックアップを停止する

Wi-Fiルーターの本体やディスプレイ上にSSID（Wi-Fiの名称）とパスワードが書かれています。接続する機器の設定画面でルーターと同じ名称のネットワークを選択し、パスワードを入力して「接続」するとWi-Fiに接続完了です。

帰国後、レンタルしていたWi-Fiルーターを返却します。返却方法は受け取り方とあまり変わりません。空港のカウンターに返却するか、郵便や宅配便で返却します。ただ、返却を忘れて返却期限が過ぎると延長料金が発生するので、何らかの事情で返却が遅れるときは返却期限までに必ず連絡しましょう。

海外用Wi-Fiルーターをレンタルすると、レンタルした機器一式とともに書類も一緒に渡されます。書類にはレンタルした海外用Wi-Fiの通信会社への問い合わせ電話番号が記載されています。電話番号を知っていると、機器が故障した・操作方法が分からない場合でもすぐに連絡が取れます。

この書類を持ち運んでいる間になくしたり濡れて文字が見えにくくなったりする可能性があります。問い合わせの電話番号やメールアドレスを別にメモしておく、または書類ごとスマホのカメラで撮影しておくと安心です。

レンタルしたWi-Fiルーターなどを期日までに返却しなかった場合、延滞料金が発生します。空港で返却するのを選んでいるなら、空港内のカウンターか返却ボックスに必ず返しましょう。なお返却期限までに返却できない場合は、返却期限までに延長または返却できないことを連絡しましょう。連絡がないと、延滞料金が高くつきます。

一般的に海外は日本国内より治安が悪く、盗難も多発しています。荷物の管理はしっかりとして盗難や紛失をしないようにしましょう。もし、盗難や紛失・故障などでWi-Fiルーターが返却できない場合、修理費や端末代金が発生します。

盗難や紛失・故障などに備えて、修理費や端末代金を補償できる安心補償オプションなどに加入しておくのをおすすめします。補償内容によりますが1日500円前後で、サービスによってはレンタル料金に元から含まれています。

ここではWi-FiルーターでのWi-Fi接続について、出国前と渡航先に到着後にすることを解説します。海外で特にスマートフォンを使う場合、注意しなければならないのは設定を間違うと高額請求がやってくる可能性があることです。ここではiPhoneでの設定方法について説明します。

海外でiPhoneにWi-Fi接続する場合、まずしなければならないのは、高額請求の原因になる「国際ローミング」の設定をOFFにしておくことです。そのままだと渡航先に着いた段階で自動的に変わってしまうので、国内にいるうちに済ませておきます。

iPhoneでは、次のようにして国際ローミングの設定をOFFにします。

1. 設定アプリを開く
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を開く
4. 国際ローミングの設定画面になるので、「音声通話ローミング」と「データローミング」をOFFにする（キャリアによって「音声通話とデータローミング」などと1つにまとまっている場合もある）
5. スライドバーが灰色になれば完了

普段iPhoneではモバイル通信やアプリのバックグラウンド更新・Wi-Fiアシスト機能などがONになっています。これも高額請求になる原因になるので、止めるよう設定します。これらを1つ1つやると帰国後に元に戻すのが面倒なので、機内モードを使うと便利です。

1. iPhoneの設定アプリで「機内モード」をONにする
2. スライドバーが緑になれば完了

Wi-Fiの機能は機内モードをONにした段階で自動的に切断されています。そのため、現地に着いてからWi-FiのみをONにする必要があります。設定の方法は次の通りです。

1. 設定アプリを開く
2. メニューから「Wi-Fi」をタップして開く
3. Wi-Fiメニューの「Wi-Fi」をONにする
4. スライドバーが緑になれば完了

Wi-Fi機能をONにしたら、レンタルWi-Fiと接続します。設定にはレンタルしたWi-FiルーターのSSIDとパスワードが必要なので、確認しておきましょう。SSIDとパスワードはルーター本体にシールで貼り付けてあるのが多いですが、機種によってはルーターの電源を入れるとディスプレイに表示されるものもあります。

設定の手順は次の通りです。

1. 設定アプリを開いて「Wi-Fi」のメニューをタップして開く
2. 画面の「ネットワークの選択」に表示されているWi-Fiの名前からSSIDと同じ名前を選択
3. 選択して出てきた「パスワード」欄にWi-Fiルーターのパスワードを入力
4. 「接続」をタップして完了

ここでは海外で使えるレンタルWi-Fiについて、よくある質問をまとめました。海外用レンタルWi-Fiは国内と事情が違う場所で使うだけに、使う前に疑問点はなるべく解決しておきましょう。

海外用レンタルWi-Fiの1日あたりの使用料金は国や地域によって違いますが、日本からの渡航者も多く距離的に近い韓国や台湾が一番安く最安値の業者なら無制限でも1,000円以下からあります。また、渡航者が多く通信環境が良好なヨーロッパや北アメリカも、無制限で最安値なら2,000円までです。

一方、渡航者が少なく通信環境が悪い地域や政情不安の地域は相場が高くなりがちです。最安値でも2,000円を超えるところも珍しくありません。

海外用Wi-Fiルーターをレンタルしなくても、一部の携帯キャリアでは普段の携帯料金のままで通信ができるサービスがあります。また、別料金がかかりますが主要携帯キャリアでは次のような方法もあります。

ほとんどの渡航先では海外用モバイルWi-Fiをレンタルした方がお得ですが、急に決まってレンタルしている時間がない・受け取りや返却が面倒と思う方はこのような携帯キャリアのオプションを使うのも一手です。

海外でも使えるレンタルWi-Fiの解説をしてきましたがいかがでしたか。海外でインターネットが使えると、連絡を取り合うのはもちろん観光案内や言葉の翻訳など非常に役立つことばかりです。お得なレンタルWi-Fiを使えば、海外の滞在がより快適になります。