バイク用エンジンオイルおすすめ21選｜車にも使える？選び方・口コミも紹介

バイクの性能を最大限発揮するには、エンジンオイルにもこだわりたいところです。高品質なエンジンオイルを使うと、パフォーマンスが向上し乗り心地に差が出る上に、エンジンの持ちも良くなります。

しかし、いざエンジンオイルを購入しようと思っても、メーカー・オイルの種類・粘度の違いなど多種多様でどれを選べばいいのか迷うところです。

この記事では、エンジンオイルの選び方やおすすめ商品に加え、バイクにおけるエンジンオイルの役割なども解説しています。お役に立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

エンジンオイルは主に、エンジンの潤滑・洗浄・防錆・冷却・密封、5つの役割を担っており、どれか1つ欠けてもエンジン性能が最大限に発揮されません。他にも、クラッチ滑りを防止したりギアの潤滑油としての役割も果たしています。

• 潤滑｜ピストンやシャフト動きを滑らかにし、摩耗や焼き付きを軽減
• 洗浄｜エンジン内に汚れが留まらないよう、汚れを吸着
• 防錆｜エンジン性能・寿命低下の原因となる錆の発生を予防
• 冷却｜常に高温にさらされているエンジンの冷却
• 密封｜燃焼室内を密封して、エネルギーロスによる出力低下を防止

エンジンオイルは4ストローク用・2ストローク用の2種類あり、自分のバイクに合ったオイルを選択する必要があります。間違えるとエンジンがかからなくなる場合もあるため、必ず表記を確認して選ぶようにします。

4ストローク用・2ストローク用ではまったく異なるので、万が一オイルを入れ間違ってしまったら自走せずにディーラーや近くのモータースに連絡して指示を仰ぎましょう。

愛車に合ったエンジンオイル選びには、「JASO規格」を確認するのも大事なポイントです。「JASO規格」はエンジンオイルの品質を表し、バイクごとにどの規格が適合するかが定められているので必ず確認しておきましょう。

一般的に、小型・中型のマニュアルバイクは「MA1」、大型バイクは「MA2」、オートマのスクーターは「MB」が適合します。

鉱物油は、原油の不純物を取り除いて製造されたエンジンオイルです。エンジンオイルの中では価格が安く買い求めやすいのが魅力ですが、熱や外気で酸化しやすく、オイルの酸化によって燃費低下やエンジンの焼き付きが起こるリスクもあります。

バイク通勤など頻繁にバイクに乗る場合は、安価なオイルで構わないのでこまめにオイル交換を行いましょう。

化学合成油は、原油を蒸留し精製処理を行って品質を向上させたエンジンオイルです。製造に手間がかかる分高価ではありますが、品質が安定しており熱で変質しにくいため、サーキットや高速道路で高速走行する割合が高いバイクに向いています。

始動性・潤滑性が高く、すぐれたパフォーマンスを発揮できます。

長距離ツーリングが多い場合は、鉱物油と化学合成油を配合した部分合成油を使用しましょう。始動性・耐熱性に欠ける鉱物油の欠点を化学合成油が補ってくれ、性能・価格ともにバランスの取れたオイルと言えます。

通勤通学用バイクでも、いいオイルを使ってエンジン性能・寿命を向上させたいという方は、部分合成油を使用してみるのもおすすめです。

エンジンオイルの粘度は「低温粘度」と「高温粘度」で表示され、バイクを使用する環境の気温に合わせて選ぶ必要があります。オイルのパッケージに「10W-40」「20W-50」などと表記され、低温・高温での粘度を判断できるのでそれを目安に選びましょう。

低温粘度は数値が低いほどオイルが柔らかく、低温での始動性・燃費向上が見込めます。高温粘度は数値が高いほどオイルが固く、高熱でも油膜を維持して金属の摩耗を防ぎます。日本では「10W-30～40」を使用するのが一般的ですが、猛暑では高温粘度50を使用する場合もあります。

エンジンオイルに限らずですが、オイルは一度開封して空気に触れると、使っていなくてもどんどん酸化が進んでいきます。そのため、2年程度で使い切れる量を目安に購入するのがおすすめです。

オイル交換は3000～5000kmの走行もしくは半年程度で行うのが一般的なので、自分が走るペースを考慮し1～2年以内で使いきれる容量を計算して購入するようにしましょう。

毎日通勤でバイクを使用したり長距離ツーリングによく出かける方は、オイル交換の頻度が高いためオイルのコストパフォーマンスも考慮するようにしましょう。入れるオイルの種類さえ間違えなければ、安いオイルでも故障などバイクに悪い影響を与える心配はありません。

バイクに自動車用のオイルの使用はできますが、含まれる成分によって使用不可なものもあるため注意が必要です。自動車用とバイク用のオイルを兼用したい場合は、ショップ店員と相談したり、ネットでの購入ならショップにメールで問い合わせてからの購入をおすすめします。

エンジンオイルは、自分でも交換可能です。まず、エンジンを暖気させて古いオイルを温め、温まったら古いオイルを抜き、ドレンボルトを締めて規定の量の新しいオイルを入れれば完了です。このとき、古いドレンワッシャーも交換すればオイル漏れを防止できます。

バイクショップでのオイル交換は工賃がかかるため、経費を節約したいなら自分で行うのがおすすめです。バイクの知識があまりなく不安な方は、無理をせずショップにお願いしましょう。

過走行車や古い車両に乗っている方は、添加剤にも着目しましょう。添加剤には、エンジンオイルの洗浄力・オイルの油膜粘度・始動性をよりアップさせる効果があります。エンジンがかかりにくい、燃費が悪くなってきたと感じたら、ぜひ試してみましょう。

エンジンオイルに少量入れるだけの、あまりコストのかからないメンテナンス方法なので、愛車の寿命を延ばすためにも添加剤の使用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

バイクに合ったエンジンオイルを使用すると、パフォーマンスが向上するとともにエンジンが長持ちします。この記事を参考に、バイクに合うエンジンオイルを選んでより良いバイクライフを楽しみましょう。

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