バイク用サングラスおすすめ24選｜調光・偏光サングラスもおすすめ！選び方も

バイクにサングラスはとても似合います。しかし、ファッションだけで付けているわけではありません。サングラスの目的は、第一に視界をよくして安全走行するため、第二に風・埃・紫外線から目を守るためです。

それに加えあまり知られていないのが、目から入った紫外線が脳を刺激して肌にしみやそばかすを作るのを防ぐ役割です。特に紫外線に気を付けたい女性ライダーには見逃せません。しかし、初めてのバイク用サングラスの購入では、多種多様なサングラスの中からバイクに使えて自分に似合うものを探すのは大変です。

そこで、本記事ではサングラスフレームのタイプの特徴などを解説し、バイク用に使えるサングラスをフレームタイプ別に紹介していきます。自分に似合う格好いいサングラスを見つけて、快適なツーリングを楽しみましょう。

前方を走る車の出した粉塵や巻き上げた砂埃が目に入ると、目が開けられない上に眼球を痛める場合もあります。また、バイク走行中の風が目に直接当たると乾燥して痛みが出たりもします。これらは目に悪い影響を与えるばかりでなく安全運転の障害にもなりかねません。これらを防いでいるのがサングラスです。

サングラスには紫外線から目を守るUVカット機能が付いているものがほとんどです。元々目には紫外線を防ぐ機能がありますが、強い紫外線を長時間浴びると疲れを増長するするとともに、白内障や黄斑変性症などの病気の原因にもなります。紫外線の強い時期に長時間のツーリングに出かける際にはサングラスの着用がおすすめです。

バイク乗りのサングラスは、走行中の風でもずれないものを選びましょう。フレームに丸みがあり、顔に密着するハイカーブと呼ばれるタイプがおすすめです。また、レンズ面が広いものや、目を覆うデザインであればより紫外線を防御できます。

一部のメーカーを除けばバイク用サングラスというカテゴリーはありません。ですので、普通のサングラスから好きなものを選べばいいのですが、バイクを乗るのに適しているかどうかはしっかり判断する必要があります。

ゴーグルは顔への密着度が高く、走行中にずれる心配がありません。しかし、どうしても締めつけ感が嫌だという方もいます。また、ゴーグルを付けたまま歩くのは違和感があり、休憩中には外すのが一般的です。

それに対し、サングラスはゴーグルほどの密着度はありませんが、休憩中も付けたままお店などに入れるデザインのものも多くあります。また、サングラスならバイク以外のシーンでも使えます。

紫外線透過率を確認し、1％以下のものを選びましょう。中には紫外線カット率99％などと表示される場合もあります。また、「UV+数値」の表示もあります。数値は紫外線の波長を示しUV400であると安心です。「UVカット」とだけ書かれた商品もありますが、性能が分かる数値表示されたものを選びましょう。

色の濃いレンズは紫外線を通しにくいと思われがちですが、レンズの色と紫外線透過率の関係はまったくありません。かえって、色の濃い（可視光線透過率の低い）レンズは視界が暗くなり瞳孔が開くので、紫外線が入りやすくなります。紫外線透過率の低いものであれば、自然な見え方のする色が薄いレンズを選ぶのもおすすめです。

偏光機能で目に見える物体や目に見えない空気中の埃や花粉などに光が当たった時に起こる乱反射がカットされるので、偏光レンズを通して見た景色はとてもきれいで鮮明です。特にバイク走行中には道路からの照り返しによるギラつきや眩しさがなくなり、より安全な走行を助けてくれます。長距離ツーリングにあると便利な機能です。

偏光レンズでは液晶画面が見えなくなったり滲んだりする場合があります。最新の液晶は偏光レンズでも見えるものもありますが、バイクのメーター類に液晶が使われていたりスマホをカーナビ代わりに使ったりする方は、購入前に確認しましょう。また、熱や水に弱く、長時間炎天下に置いておいたり、水に浸したりするのはNGです。

偏光度は偏光率とも呼ばれ、100％に近いほど反射光をよく遮り偏光レンズとしては高性能なものです。偏光レンズは偏光度90％以上で、90％以下のものを偏光機能レンズと呼んでいる場合もあります。バイク走行では90％以上のものがおすすめですが、可視光線透過率とのバランスにも気を付けましょう。

可視光線透過率とは目に見える光を通す割合で、簡単に言えばレンズの色の濃さを表しています。数字（％）が小さいほど光を通さないレンズで、濃いめのレンズです。可視光線透過率と偏光度は密接に関係し、可視光線透過率が低い（色の濃いレンズ）ほど偏光度が高くなります。バイク走行では可視光線透過率が20～30%のものがおすすめです。

バイクで光を浴びながら走っている時は色の濃いサングラスとなり、部屋の中に入れば色が薄くなるレンズです。濃い色のサングラスはバイク乗りでない方にとっては威圧感がありますが、調光レンズなら休憩中にサングラスをしたままお店に入っても色が薄くなり威圧感が弱まります。色の変化の度合いも選べますので、お好みのものを探しましょう。

細かく言うと偏光レンズの色は紫外線の強さで変わります。そのため、ヘルメットのシールドにUVカット機能が付いているとレンズの色は透明のままになります。ほかにも調光レンズには次のようなデメリットもあります。

• 色が付くのは速いが色が抜けるには数分かかる（トンネルに入る時には注意）
• 気温が高いとレンズの色は濃くなりにくい（冬は濃くなりすぎる場合もある）
• 長年使うと徐々に色が変化しにくくなる（寿命は一般的に3～4年）
• 傷が付くと色が変わらなくなる場合がある

中には紫外線でなく可視光線の強さで色の変わるタイプの調光レンズもあります。

フルフェイスの場合は風の巻き込みが少なく、テンプル（耳掛け部分）がストレートのものでも弾力があれば構いません。ジェットの場合は風の巻き込みが予想されるので、フレームに丸みがあり顔に密着するタイプがずれにくくおすすめです。最近はサングラス対応のヘルメットが多いですが、サングラス購入時にはヘルメットの持参をおすすめします。

ウエリントン型とは、上が長辺の台形の角を丸めたようなデザインで、メンズ・レディース問わず常に高い人気を誇る形状です。また、定番デザインで流行に左右されずに長く使えます。人気が高いだけに色々なメーカーから色々なデザインのものが販売され、きっと自分に似合うサングラスが見つかります。初めてのサングラスにもおすすめです。

ボストン型はウエリントン型にさらに丸みを加えたようなデザインです。少しレトロ感のある形状で、掛けるだけで知的でおしゃれな印象を演出してくれます。顔の形状では長面顔や三角顔のシャープなフェイスラインの方におすすめです。また、ジャケットやモード系のファッションにもよく似合い街歩きにも使えます。

ティアドロップとは涙の雫の意味で、涙の雫の形をした大きなレンズが特徴のサングラスです。パイロット用のサングラスから始まり、今ではバイク乗りの定番サングラスと言ってもいいほどの人気があります。縦長のデザインは面長顔によく似合い顔を短く見せ、見た目はクールな印象です。丸顔の方は丸がさらに強調されるので注意しましょう。

ラウンド型はレンズフレームが丸いサングラスで、顔の印象を柔らかに見せてくれます。そのため女性人気が高いですが、男性ライダーでもきちんとしたコーディネートをすれば、とても格好よく見えるデザインです。面長顔・逆三角顔の方が付けると、丸いレンズフレームが角張り感を弱め小顔に見せてくれます。

豊富なラインナップを持ったブラウン系レンズのサングラスは最もポピュラーで、誰でも取り入れやすいカラーです。また視界のコントラストを高めクリアな視界が確保できるので、曇った日のツーリングにも適しています。穏やかな印象のレンズカラーですが、アクティブな印象を加えたい場合はオレンジがかったブラウンがおすすめです。

グレー系のレンズカラーはいろいろな波長の光を均一にカットするので、見え方が自然なのが特徴です。そのため、サングラスをかけても景色の色調がほとんど変わらず、景色を楽しみながら走りたい方におすすめです。また、どのような色にも合わせやすいレンズカラーなので、服装やメイクなどの邪魔をしません。

グリーン系のレンズカラーは赤系と青系の両方を程よくカットし、自然の緑からくるギラつきを抑えながら自然な視界を確保してくれます。また、長時間かけていても疲れにくいのもグリーン系の特徴です。グリーン系のレンズカラーのサングラスを使うと爽やかな雰囲気になり、若々しさをアピールしたい方におすすめです。

人がまぶしさを感じるのはオレンジやイエロー系の光が強いときです。それらの光をカットするのがブルー系のレンズカラーで、視界のコントラストを和らげてくれます。その分目が疲れにくく、長距離ツーリングにおすすめのレンズカラーです。また、クールな目元を演出してくれるので、夏用のサングラスとしても人気があります。

イエローやオレンジ系のレンズカラーの特徴はクリアな視界と防眩効果です。特に雨天・曇天の走行や夜間走行などの視界が悪かったりヘッドライトが眩しかったりする時に効果を発揮し安全走行を助けてくれます。濃い色のイエローやオレンジ系は付けこなしが難しくコーデ上級者向けですが、薄い色合いの付けこなしは案外簡単です。

普段メガネを使用している方には度付きサングラスがおすすめです。単焦点や遠近のレンズ・乱視に対応したサングラスをオーダーメイドで作れます。また、紫外線機能・偏光機能・調光機能なども必要に応じて付けられます。ECサイトで購入する際も、現在使っている眼鏡のデータや、眼科の処方箋で作ってもらえるところがおすすめです。

普段使っている眼鏡の上にサングラスを被せるようにして使います。バイク走行で使う場合は今使っている眼鏡とのフィット性や視界の広さを重視して、高速走行でもずれずに安全走行ができるものを選びましょう。中にはメガネ全体を覆い、風や粉塵などをより防御しやすい形状のものもあります。

2WAYサングラスは普段の眼鏡の上にマグネットなどでサングラスを貼り付けるタイプのものです。取り付けや取り外しが簡単でシーンに応じて気軽に使い分けられます。マグネットと同時にクリップやフックで固定できるものであればバイク使いでも安心です。ただし、眼鏡とサングラスのセット売りなので、眼鏡自体を新調する必要があります。

バイクを楽しむためにはどのような天気でも快適に安全走行ができる装備が必要です。そのためのアイテムの一つがサングラスですが、その他にもいろいろあります。せっかく揃えるならサングラスも含めたトータルでおしゃれなコーディネートにしたいものですね。

下に持っているといいアイテムを紹介します。

バイクにサングラスはよく似合い、普段なら掛けられないようなサングラスでも、バイクに乗る時なら掛けられます。サングラスを格好良く付けこなして、お気に入りのバイクで快適なツーリングを楽しみましょう。

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