バスドラムフットペダルのおすすめ10選！シングルペダル・ツインペダル｜踏み方も

ドラムはご承知の通り、両手両足を使ってリズムを刻み音楽を屋台骨から支える楽器です。最初に正しいスティックの持ち方を覚え、ドラムパーツのそれぞれの位置を把握してから叩き方に入ります。

その際に、基本姿勢をいかにキープして叩けるかはその後の上達スピードに大きな影響を及ぼします。よく頭を上下させながら叩く人がいますが、ドラムを叩く際の基本姿勢にブレがあるために頭が上下してしまっているケースが多いと考えられます。

そういった状態にならないためにも、バスドラムへのキックを一定の姿勢でキープできるよう、フットペダルは吟味したいものです。そこで、本記事では正しいフットペダルの選び方に加えて、おすすめの商品を厳選してご紹介します。

ドラムを叩く際、右利きの場合は右足でバスドラムを、左足でハットペダルを踏み、右手でハイハットを叩きながら、左手でスネアを叩くのが基本姿勢です。この基本姿勢に則りながら、タム回しをしたり両足でバスドラムを踏んだりして、さまざまなフィル構成をおこないます。

この両手両足構成をスムーズに移行するためには基本姿勢が重要であり、体幹をキープしながら両手足の操作をおこなうのが大事になってきます。

初めは一番オーソドックスなペダルである、シングルペダルからです。よく、レンタルスタジオなどに設置してある基本的なものがシングルペダルで、右利きの方の基本セッティングであれば右足で踏むようセッティングされています。

どちらかの片足だけで踏む仕様のため、バスドラムを連打するタイプの演奏には向きません。

もう一つはツインペダルタイプです。こちらは、一つのバスドラムに対して両足でキックできるため、連打するタイプを含めてさまざまなジャンルの曲に対応できます。

ツインペダルの場合、右利きセッティングにおける左足はバスキックとハイハットペダルの双方を操作するため、シビアなセッティングが必要となります。

チェーンドライブはその名のとおり、フットボード（踏むところ）とビーター（ドラムに当たるところ）を繋ぐ部分がチェーンになっているタイプです。

チェーン方式は最も癖のない一般的なタイプです。左右にブレることなく力を伝達する一方で、踏み込む力を多少要する特徴があります。

フットボードとビーターをつなぐ部分がベルトタイプになっているものが、ベルトドライブ方式です。ベルトは繊維質の素材で作られており、チェーンドライブ方式と比較して軽い踏み心地である一方、キックサウンドが軽くなる面もあります。

足の筋力に自信がないなど、キック面に不安がある場合はベルトドライブを選択するのも一つの方法です。

その名の通り、フットボードとビーターがダイレクトに金属パーツで繋がっているのがダイレクトドライブ方式です。他の方式と違って、フットボードを踏み込む力がロスなくビーターに伝わるため、精細なフットワークを可能にします。

貸しスタジオなどではダイレクトドライブ方式のフットペダルを置いているところは少ないので、購入する際は店頭でフィット感をしっかり確認しましょう。

一般的なタイプは真円カムと呼ばれるもので、ビーターがついている部分が真ん中にあるため、駆動の初速から終速までが一定であり、素直な動作をするのが特徴です。

踏み心地に癖がないので、万人ウケするタイプです。キック動作に不安がない方は無難に真円カムを選択するのをおすすめします。

一方、真円カムに対してビーターとの接続部分が真ん中になく、駆動が楕円を描くように動作するのが偏芯カムです。踏み込むにしたがって加速しながら駆動するので力強いキックを得られます。

しかしながら、真円カムのような素直なキック感ではありませんので、ダイレクトドライブと同じくご自身のドラムスタイルに合うか十分に確認しましょう。

ビーターはすでに述べたとおり、直接バスドラムに当たる部分なので、その材質によって音が変わります。主に使われるのはフェルトまたは樹脂ですが、中にはウッドタイプのものもあります。

一般的にはフェルトまたは樹脂タイプを選択するケースが多いと思いますので、そのどちらかを選択ください。樹脂タイプの方が硬い音がしますが、フェルトよりもヘッドの消耗度が上がります。

ビーターを選択する上で、もう一つのポイントはその形状です。ビーターはバスドラムのヘッドに当たる面が円柱形のものと平型のものの2種類があります。

平型に比べて円柱形の方がヘッドに当たる面積が少なく、バスドラムの音量に影響を与えます。またキック感にも違いがあり、平型に比べて円柱形の方が軽快な感触を感じます。

アンダープレートはあるものとないものとがあり、あるほうが強いバスドラム音を得られる一方、脚力を必要とします。ヘッドボードもより長い方が強いキックをできますが、やはり脚力を必要としますので、レベルに合わせて慎重に選びましょう。

このようにバスドラムフットペダルにはさまざまなパーツがあり、その一つひとつがキック感に対して影響を与えます。ご自身のバスドラムフットペダルを購入する際には、そのような細部まで確認した上で最高のアイテムをチョイスしてください。

ここまでバスドラムフットペダルに関する細部にわたるパーツを紹介してきましたが、基本的な構造は一緒であっても、その構成の仕方や調整できる部分がどれだけあるかなどはそれぞれ違います。

調整機能が多ければ多いほどご自身のドラムスタイルに合わせられるため、上達するに従ってそのフィット感があなたを助けます。

正しいキックをするためには、バスドラムフットペダル を正しく使用する必要があります。個人所有のバスドラムフットペダルを使う際には、自分自身で一番最適なセッティングをおこなう必要がありますので、その方法を知っておきましょう。

付ける際にはフープクランクと呼ばれるバスドラムに固定する部分をきちんと差し込みます。その際にネジの締め忘れに注意しましょう。また、その際に調整ポイントとしてスプリングとビーターを調整して、バスドラムの最適な部分にビーターが当たるようにしてください。

自分にピッタリとくるバスドラムフットペダルをゲットしても、使いこなすには正しい姿勢から、きちんと踏む事が大事です。

すでにご承知のとおり、フットペダルを踏む際にはきちんと膝を使って踏み、ビーターがバスドラムに当たっている状態が基本です。この時、膝の角度、ヘッドボードのどこを踏んでいるかなどを確認して、最適に踏み込みが伝わるようにしましょう。

細かいキックワークで魅せるためには、正しい踏み方が欠かせません。ペダルと共に確認しましょう。

ドラムの上達は日々の練習が不可欠です。とはいえ、他のパートと違って、自宅で練習するのはなかなか難しいのも事実です。そこで最近では、コンパクトな電子ドラムセットが数多く発売されています。

1分1秒を惜しんで練習してこそ世界であなただけのリズムを手に入れられます。電子ドラムを使ってたくさん練習してみましょう。

ドラム演奏の素晴らしいリズムは、上半身だけではなく足下からも作れます。自分に合ったスティックをチョイスするのと同様に、バスドラムフットペダル も演奏レベルや演奏内容にぴったりのものを使いましょう。

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