ぜんざい・おしるこおすすめ18選｜レトルトのアレンジレシピも！スーパーでも買える

寒くなってくると恋しくなるのが温かいスイーツです。とろりとした小豆にお餅の入ったぜんざい・おしるこは、甘さと温かさでホッと一息入れるのにもぴったり。『羅生門』の作者、芥川龍之介の好物で「しるこ」に関する記述が残っています。

ダイエット中には敬遠されがちなおやつですが、たまに食べるなら、ぜんざい・おしるこがおすすめです。小豆にはスリムをサポートする栄養素がふんだんに含まれ、お餅は健康的な減量に欠かせない運動の原動力となるからです。

ぜんざい・おしるこをもっと楽しんでいただけるように、おすすめをピックアップしました。豊富なラインナップからの選び方やスーパーでも買える商品、お取り寄せできる人気商品やギフトに向いたものも合わせてご紹介します。レトルトのアレンジレシピも必見です。

ぜんざい・おしるこには体にいい栄養がたくさん入っています。小豆は抗酸化作用があるといわれているポリフェノールがワインよりも豊富です。また、脂肪の燃焼を促すサポニン、むくみに効くカリウムなどのミネラル類、腸内を整える食物繊維も含まれています。

そして、お餅から得られるのはエネルギーに変わりやすい炭水化物です。筋肉をつけて代謝を上げ、スリムな体を目指すときには外せません。カロリーや糖質の高さが目立ちがちですが、美容面をサポートする栄養素が効率的に摂取できるのです。

東京など関東では汁があるかないかで区別します。汁があるものがおしるこ、汁がないものがぜんざいです。おしるこはさらに、あんの種類によって呼び方が分けられています。粒あんのおしるこは田舎汁粉、こしあんのおしるこは御前汁粉です。ぜんざいは汁がないものなので、椀の中にお餅や白玉を入れ、その上にあんをのせたものになります。

大阪を含む関西では基本的にこしあんのものをおしることいい、つぶあんのものをぜんざいといいます。こしあんに水を入れて甘く煮たものがおしるこです。一方で粒あんに水や甘みを足して煮たのをぜんざいと呼んでいます。

汁気のないあんを餅にかけた、関東でいうぜんざいを関西では亀山といいます。もっと西に位置する九州のある地域では餅が入ればおしるこで、白玉団子ならばぜんざいを示します。

自動販売機などで買える缶タイプのおしるこは、持ち運びができて温めなどの調理の必要がないのがメリットです。飲料なので手軽にそのまま飲めるのがいいですね。

伊藤園の「大納言しるこ」はカロリーが控えめ。粒小豆を味わえるよう缶に工夫が施されています。井村屋の「つぶ入りしるこ」はもち米でんぷんを用いて粒を残さず飲める、とろっとした食感です。

湯せんや電子レンジで温めるのがレトルトパウチタイプです。自宅で味わいたいときに向いています。お餅が入ってないものが多く、お餅・白玉・栗などをプラスしていただく形です。

はごろもの「ぜんざい」は阿波和三盆糖を使用しています。井村屋はキレとコクのある甘さです。他に、素材の良さが味わえる遠藤製餡、食感が良く上品な甘さのいえん堂、甘さ控えめの泉万のなどのメーカーの商品があります。

粉末・フリーズドライ・懐中しるこなどのタイプがあり、基本的には器に入れてお湯を注いでいただきます。みやこ飴本舗・森永などは餅が入っていませんが、井村屋は餅入りのおしるこを展開中です。カップ麺タイプもあり、食器を汚さずに食べられます。

懐中しるこは江戸時代に考案された昔のインスタント食品です。懐に入れて持ち歩きました。もち米で作った最中の皮の中にあんが入っています。

和菓子は、滑らかな口当たりのこしあんか、つぶつぶとした食感が楽しいつぶあんかで好みが分かれます。大阪では小豆の調理方法によって、おしることぜんざいに分けられるので判別しやすいですね。こしあんよりもつぶあんのほうがボリューミーなので、より食べ応えを感じたい方にはつぶあんがおすすめです。

日本の生産量の9割を占め、安定的に美味しい小豆が育つのが北海道です。きたのおとめ・しゅまり・きたろまんなどの品種があります。寒暖差のある気候によりでんぷんがしっかりと蓄えられ、甘みのあるほっくりとした小豆に。粒は小さいものの柔らかく風味が高いと評判です。

井村屋の缶タイプ、はごろも・イチビキ・泉万のレトルトタイプなどで北海道産の小豆を使用しています。

大納言小豆は小豆の中でも粒が大きいのが特徴です。北海道で栽培されているものにはアカネダイナゴン・とよみ大納言などがあります。煮崩れしにくく、他品種よりも皮が破けにくい性質です。

その様子を公家の冠位に見立てて、切腹しない「大納言」と呼ぶようになったといわれています。伊藤園の缶飲料などで使われています。

丹波大納言小豆は栽培に多くの労力を必要するため、国内流通量がわずか1％の希少な小豆です。昔から兵庫県や京都府などで生産されてきました。

粒が大きく色鮮やかで形はきれいな俵型です。甘みが強く香り豊かで美味しいため、高級老舗の和菓子店がこぞって利用しています。いえん堂・北尾のレトルトタイプなどで使用されています。

理想の間食のカロリーは200kcalです。餅なしなら気にせず食べられます。

缶タイプ

• 伊藤園の「大納言しるこ」88kcal（100g）
• 井村屋の「つぶ入りおしるこ」196kcal（190g）

パウチタイプ

• はごろも「ぜんざい」206kcal（1袋）
• 井村屋「レンジで簡単 ぜんざい」205kcal（1食）

インスタントタイプ

• 井村屋「お気に入りしるこ」139kcal（1食）
• 森永「おしるこ」67kcal（1袋）

室町時代に京都で創業し、5世紀も続く老舗和菓子屋のとらやは季節限定でおしるこを扱っています。豆の食感のある「小倉汁粉」、きめ細やかな「御膳汁粉」、白小豆を使用した「白小倉汁粉」の3種類です。

どれも和三盆糖を風味豊かに生かし、2個のお餅が入っています。常備も可能な180日の賞味期限で、1食あたり276~330kcalです。

三重県に本社のある井村屋は1896年に羊羹でスタートしました。現在はアイスクリームなどのスイーツからお赤飯の素まで、小豆を使った商品を扱っています。

缶・レトルト・インスタントの3タイプがあり、小豆のコクと風味を生かしているのがポイントです。ぜんざいは6種類、おしるこは5種類の製品を展開し品揃えが豊富になっています。

京都の龍安寺の近くにある笹屋昌園は1918年創業の菓子店です。厳選した素材に心を込めた手仕事が光っています。伝統的なお菓子の懐中汁粉は職人技が不可欠で取り扱いのある菓子店は少ないのが現状です。

半月型に焼き鏝で模様が入った「夕なぎ」は、甘くさらりとした喉越しのしるこに、もちもちとした皮の食感が味わえます。

自宅でたくさん食べたい方には大分県の老舗もち屋、宇佐餅の「おしるこ」がおすすめです。しっかりとした弾力のあるお餅で素材の美味しさが感じられます。

次のものはギフトにも向いています。銀座鈴屋の「栗ぜんざい」は、大きな栗が丸ごと入り、風味が豊かで甘みにキレがあるのが特徴です。奈良にある吉野本葛 天極堂の「葛ぜんざい」は、柔らかく炊いた北海道産小豆に、吉野本葛でとろっとした食感を加えています。

他にもワンランク上のおやつタイムになりそうな商品を以下にご紹介します。

レトルトのぜんざいが余ったときには、家に残りがちな食品で簡単にスイーツを作ってみませんか。

1. レトルトのぜんざい150cc、ホットケーキミックス200g、絹ごし豆腐150ｇを用意します。
2. この3つを炊飯釜の中に入れてしっかりと混ぜ合わせます。
3. 釜を炊飯器にセットしたら炊飯モードで通常通りに炊きます。
4. 炊き終わったら焼け具合をチェックし、釜をひっくり返して盛り付けます。

材料を混ぜ合わせて炊飯器に任せるだけ。お手軽にケーキが焼きあがります。

ぜんざいやおしるこはちょっとお腹がすいたときにも、簡単に飲んだり食べたりできるので重宝します。栄養成分が豊富な小豆は女性のきれいに役立つ食品で、ダイエット中の方でも餅を抜いたり減らせば問題なく食べられます。ぜひ試してみましょう。

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