水槽用クーラーおすすめ16選！小型で安いペルチェ式から冷却ファン・チーラー式まで

夏のような暑い季節は、部屋だけでなく水槽の水温も上がります。水温が上がると飼育している生物に影響を与え、最悪死んでしまう可能性もあります。そこでおすすめなのが「水槽用クーラー」の導入です。

水槽用クーラーは、冷却方式や機能で選べ、どれも水槽のサイズや設置方法に合わせて選ばなければいけません。さらに、Poafamxやゼンスイなどメーカーも多く、どれを購入するか悩んでしまいます。

そこで今回は、水槽用クーラーの選び方とおすすめ商品をご紹介します。記事の最後では、水槽用クーラーのメンテナンスや合わせて購入したい水槽グッズもご紹介しているのでご覧ください。

水槽用クーラーは、水槽内の水を機械内に取り込み、冷却装置を通過させて戻すことで冷やします。アクアリウムの水温を下げるための装置であり、生物が快適に暮らすためにも夏の温度管理に欠かせないアイテムです。

水槽用クーラーの一種として冷却ファンタイプが紹介されますが、厳密にいうと水槽用クーラーに含まれません。また、水槽用クーラーは、ヒーターが内蔵されたものなど、種類が多いのも特徴です。

水槽の温度が上がってしまうと、水草・魚・バクテリアが死んでしまいます。特に「好気性バクテリア」が死んでしまうと酸素不足になり、水質の悪化や魚の病気・死に繋がる原因です。そのため、水槽用クーラーを導入して水温を下げます。

水槽用クーラーは、必ずしも必要ではありません。暑い時期はエアコンを付ける、保冷剤で代用するなど工夫すれば水温が上がるのを対策できます。しかし、1日中エアコンを付けるよりも水槽用クーラーを使用した方が電気代が安くなる場合があるので、導入するのがおすすめです。

チラー式は、3種類のなかでも冷却能力に優れており、120cm以上の大型水槽にもおすすめです。小さな熱帯魚からアロワナのような大型熱帯魚まで、幅広い生物の水槽に使えます。しかし、高価なのも特徴なので、予算をしっかり決めながら購入するのがコツです。

30〜60cmほどの小型水槽には「ペルチェ式」と呼ばれる水槽クーラーがおすすめです。冷やし方は、チラー式同様冷却装置を使用します。コンパクトサイズで設置場所に悩まずに使えます。静音性にも優れており、寝室に置いてある水槽用にもぴったりです。

低コストで場所を取らない水槽クーラーが「冷却ファンタイプ」です。小さな淡水魚を飼育している方に向いており、水槽の上部に取り付けます。チラー式やペルチェ式とは異なり、ファンを回して水を冷やします。冷却能力が低いため、特に暑い日の使用は注意が必要です。

水槽用クーラーは、冷却ファンタイプ以外のものであれば、冷却能力と呼ばれるものが設定されています。自身が使用している水槽のサイズに合わせて計算をし、やや上回る冷却能力をもつ水槽クーラーを選んでください。

冷却能力は「全水容量（水槽自体の容量と濾過槽などの容量の合計）+全出力量（ライトやポンプなどの出力合計をリットルに換算したもの）」で計算できます。

水槽用クーラーは、設定温度も確認してから購入してください。飼育している生物ごとに、水槽内の適温が異なります。せっかく購入しても設定温度が適切ではないために、魚が死んでしまう可能性があります。

設定温度の幅が広ければ、さまざまな生物の水槽に対応できるのでおすすめです。基本的に15〜30℃で調整できる場合が多いので、ぜひ購入前にチェックしてください。

水槽用クーラーを導入する際は、設置場所の確保が必要です。大型の水槽クーラーの場合、それだけ設置スペースを使用します。そのため、事前にサイズをきちんと測り、見合ったスペースがあるのか確認してから購入してください。

また、壁との距離が近かったり風通しの悪かったりする場所への設置は、電気を使うため思わぬ事故に繋がる危険があります。余裕を持ったスペースのある設置場所の確保が大切です。

こまめに水温を測る手間を省けるのが「自動調節機能（サーモスタット）」です。設定した温度に合わせて冷やし方を調節してくれるため、いつでも魚たちが快適に過ごせる温度を保てます。留守にする時間が長く、こまめに水温を測れない方におすすめです。

「ヒーター兼用」の水槽用クーラーは、冬の温度管理にも便利です。水槽の温度管理は夏場だけでなく、冬にも必要です。冬は水温が下がりすぎないように水槽用ヒーターを導入します。ヒーター兼用の水槽用クーラーなら、季節ごとの交換したり収納場所を考えたりしなくていいので便利です。

水槽用クーラーは、静音性にも注目して選んでください。静音性に優れた水槽用ヒーターは、夜間でも稼働音が抑えられ、睡眠の妨げになりません。特に、寝室に水槽を設置している方におすすめです。水槽用クーラーの稼働音は冷却ファンタイプが小さく、チラー式が大きくなります。

コストを抑えて水槽用クーラーを選ぶなら、中古品をチェックするのもおすすめです。水槽用クーラーは大型になる程価格が高くなり、なかなか購入するのも難しくなります。水槽用クーラーの寿命はメーカーにもよりますが、4〜10年ほどです。寿命を考慮して、中古で買った方がお得な場合は、中古品をチェックしてください。

水槽用クーラーは、掃除やメンテナンスで寿命を延ばせます。ホコリが溜まりやすい場所はこまめに掃除し、フィルターも掃除機で吸うなどの方法で定期的に掃除をしてください。

水洗いを推奨している水槽用クーラーもあるので確認しましょう。大型の水槽用クーラーは重たいので、移動させる際は落としてしまわないように十分注意してください。

生物の飼育には、水槽用クーラー以外の関連グッズもおすすめです。水槽はもちろん、ろ過器・温度計・照明・ふた・マットなど、アクアリウムではアイテムがさまざまです。どれも飼育には欠かせないアイテムなので、ぜひ水槽関連グッズも一緒にチェックしてください

水槽用クーラーは、暑い時期の水温管理に欠かせないアイテムです。冷却方式やサイズをきちんと考慮して選ばないと失敗してしまいます。ぜひ本記事を参考にしながら、飼育している生物が快適に過ごせる水槽用クーラーを購入してください。

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