ソフトルアーおすすめ33選｜爆釣間違いなし！選び方も

今でこそ多くの人が趣味で釣りを楽しむようになっていますが、かつては生きていくために必要な大切なものでした。長い歴史をへて釣りも少しずつ進化してきています。それは人と魚の知恵比べともいえるもので、いかにして大きな獲物をたくさん獲るかを模索しつづけてきました。

そんな釣りの進化のなかで、疑似餌もさまざまなものが生み出されています。小さな虫に見せようとしたり、ターゲットとした魚の好きな獲物に見せたりと、大きさも形もさまざまです。大物を獲るために進化してきたルアーひとつ取り上げても、ハードタイプとソフトタイプに分かれます。

今回は、そんな疑似餌の中からソフトルアーを取り上げて解説します。特徴や選び方にくわえて、おすすめも紹介します。

エサ釣りは、魚が好んで食べるものを針先につけて釣りあげます。生きた虫類や魚の卵がつかわれたり、生きた小魚もつかわれたりとさまざまです。また、それらを乾燥させて粉末状にしたものを練り上げて針先に付ける手法もあります。

エサ釣りは釣りの基本ともいえるもので、獲物が食いつきやすいエサを見つけ出しながら、あれこれ変えて工夫するのも醍醐味のひとつです。

大きな獲物を狙う釣りでは、ルアーをつかう場合が多くなっています。ルアーは大きな魚が好んで食べる小魚などに似せたものに、針がつけられている疑似餌のタイプです。

材質も形状も多種多様で、オリジナルルアーを自作する釣り人も少なくありません。ルアー釣りでは疑似餌を生きている見せるロッドアクションが大切で、食いつくのを待つ場合が多いエサ釣りより、アクティブな釣りといえます。

川や池などの水辺には多くの羽虫が飛んでいて、多くの魚はそれらを獲物として捕食しています。そんな魚の習性を利用したのが毛バリ釣りです。毛バリの多くは鳥の羽の毛などをつかって、水辺にいる羽虫に見せかけてつくられています。

あたかも虫が飛びながら水面に産卵するように見せかけるためには、独特のロッドアクションが必要です。毛バリ釣りはフライフィッシングとも呼ばれ、欧米でも愛好者が多いスタイルとなっています。

友釣りはアユの縄張り意識の強さを利用した釣りの方法です。縄張り意識の強いアユはよそ者が自分の住み家の周りに入り込むのを極端に嫌います。見つけた侵入者を追い出そうと激しく体当たりするのがアユの習性です。

一般的な釣りはエサに食らいつく魚を針に引っ掛けますが、友釣りはアユの攻撃性を利用します。針を付けた生きた「おとりアユ」を糸先につけて流して、体当たりしてきたアユを引っ掛けて釣り上げる釣りの方法です。

サビキ釣りはエサ釣りと疑似餌釣りをミックスしたような釣りの種類です。アミなどの寄せエサで集めた魚を、連ねたエサに似せた小さな擬餌針でつりあげます。サビキとはこの擬餌針の名前です。

寄エサが溶けると水が濁って視界も悪くなります。サビキ売りでは、その中に擬餌針を紛れ込ませて釣り上げます。

釣り方が簡単で誰にでもたくさん釣れるため、堤防などでは家族連れでサビキ釣りを楽しむ多く見かけられます。

金属や硬質樹脂や木材などの素材としたルアーをハードルアーに対し、ラバーや軟質樹脂などを素材としたルアーをソフトルアーに分類します。ハードタイプは基本的に形が変らないため、生きているように見せるための高度なロッドアクションが必要になります。

ソフトタイプのルアーは柔らかくて形がかわるため、単純なロッドアクションでも複雑な動きが可能です。またゴカイやミミズなどのエサになりやすいワームと呼ばれる環形動物の疑似餌もつくれます。

ハードタイプのルアーがワームタイプは横の動きに適しているのに対して、ワームタイプは縦の動き向きです。また、ハードタイプは早いアクションが必要ですが、ワームはゆっくりとした動きをさせると釣果が上がります。

バスフィッシング用のワームの歴史は古く1870年代の後半には生ゴムを使用したものが考案されていました。当時の生ゴムは硬質であったため普及せずに、豚の皮脂と皮で作られたポークリンドにとって代わられてしまいます。

ところが自動車産業の発展とともにゴム材も進化したため、ふたたびゴム材のワームが見直されたのです。さらに1950年代になるとゴムより柔らかいビニール製のワームが考案され、大量生産により価格も大幅に下がります。

近年になってソフトルアーには味や匂いをつけられるようになりました。ソフトルアーには疑似餌でありながら、生餌に限りなく近づけていける可能性が秘められているのです。

ストレートワームはミミズやゴカイのようにまっすぐな形状をしています。両端はテール形状になっていたり尻すぼみになっていたりとさまざまです。やわらかい素材でつくられているので、水の流れなどで生きているように緩急をつけて動かせる特徴があります。

形状的に似ているものとしてステック・ベイトと呼ばれる棒状のワームがありますが、水中でたわむような動きをしないので、混同しないように気をつけてください。また塩入り無しの違いもあります。

ピンテールワームは太い本体部分に細長い尾がついた形状が特徴的です。ストレートワームは全体が湾曲していますが、ピンテールワームは細長いテール部分だけがユラユラと動いて獲物を誘います。

わずかな水流でも生きているような動きをするため、コンディションがよくない状況でも威力を発揮してくれるワームです。目立ったデメリットがないピンテールワームなので、何種類かを準備しておきましょう。

アメリカに実在する魚の名前が由来となっているシャッドテールは、ボディにテールが付いた形状が特徴です。ただし本体部分に対してのテール部は、ピンテールワームのように長くはありません。

テール部はヒレの形ではなく楕円形状のものが多くなっています。ハードルアーにもシャッドタイプがあるので混同しないように気を付けましょう。さまざまなリグと組み合わせて使用でき、大きさもさまざまです。

産卵期のバスはブルーギルを威嚇対象にする習性があります。また産卵期のギルはバスのターゲットです。その習性を利用してつくられたのがギル型ワームで、比較的新しいジャンルとなっています。

ギル型ワームは高さのある扁平ボディが特徴で、バスがブルーギルを狙う時期には高い釣果をもたらしてくれるソフトルアーです。ハードルアーにもギル型がありますが、ソフトタイプは軽いリグと組み合わせられるので、大きな湖をはじめ小規模河川や野池でも活躍してくれます。

クロームワームは多くが甲殻類に似せてつくられているのが特徴です。バスとザリガニは生息地が一致している場合が多く、バス用のクローワームはザリガニを模した形状をしています。

海釣りではロックフィッシュとも称させるアイナメやヒラメ以外にも、チヌに特化したチニングワームなど種類で豊富で、さまざまな釣りに対応できるワームです。ソフトルアーとしての歴史もながく、基本的にツメを2本備えているワームはクロータイプに分類されています。

クローワームが2本のツメを備えているのに対して、ホッグ系ワームはアーム部分が大きな扁平形状をしています。ワームのフォール中や底に付いた際にアーム部が大きく揺れ動き、バスを誘発する自発的なアクションが特徴的です

ホッグ系ワームはエサとなる甲殻類が生息している場所で威力を発揮してくれます。このタイプのワームは表層や中層で獲物を狙うのではなく、底で甲殻類を狙っている獲物を狙うのがおすすめです。

バックスライド系ワームは、フォールしていく際に釣り人から離れていく方向に沈んでいくのが特徴のソフトワームです。その様子は甲殻類がお尻をすぼめて逃げていく様に似ています。

フォール時の抵抗を斜めに受け流すようなパーツとお尻側に偏ったウエイトを持たせているのが基本構造です。そのせいでバックスライド系ワームは奥に流されるような動きをします。

バックスライド系ワームをつかえば、今まで攻めきれなかったポイントへのワームの流し込みが可能です。

グラブワームの本体部分はイモ虫や幼虫を想わせるむっちりとした形です。その本体にカーリーテールがつながっているのが特徴で、シングルテールとダブルテールのタイプがあります。

水中の表層や中層で横に泳がせれば水をつかんで存在をアピールでき、底に近い深層部分ではクローやホッグのようにテール部が水流でユラユラと動かされて目立つワームのタイプです。

グラブワームはラバージグやスピナーベイトのトレーラーとしても活用できる便利なタイプなので、揃えておくのがおすすめです。

あまり太くない長いボディに巻いたテールを備えているのがカーリーテールワームです。テールは大きいものから小さいものまで多種多様となっています。

グラブタイプに似ていますが、短く膨らんでいるボディなどで区別しましょう。ボディがいくつものリングをはめ込んだようになっているタイプは、リングワームとして分類される場合もあります。

虫系ワームは、バスなどの水面に落ちた虫を捕食する習性を利用したソフトルアーです。蜘蛛や昆虫などを模しており形状はさまざまとなっています。タイプは水面に落ちたあとに沈むものと浮いたままになるものの2種類です。

着水音や波紋を生み出すパーツがついているものもなど、質感や動きにこだわったものも揃えられています。虫系ワームはハードルアータイプもあるのでチェックしてみてください。

ウォーターメロンは少し深みのあるグリーンで、イメージしやすいのはスイカの色です。バス用ソフトワームの万能的な定番色になっていて、ラメが入ったものもあります。

ウォーターメロンは水の色に馴染みやすく、多くのバス釣り愛好家から支持されているカラーです。光の加減によって捕食している保護色のエサにも見えるため、食いつきがいいのかウォーターメロンの特徴です。

ソフトルアーには違和感を覚えるほど派手な色のものがあります。膨張色のピンクもそのひとつです。ピンクは視認性がいいため、水が濁っていてもターゲットが離れた場所からでも見つけてくれます。

また夜釣りでも視認性の良さを発揮してくれるカラーです。あらゆる魚をひきつける高い効果があるため、さまざまなシチュエーションで活躍してくれます。同等の効果があるカラーは、チャートやパールホワイトなどです。

レッドカラーはバス釣りにも、ロックフィッシュ釣りにも定番となっているルアー色です。バスは人間より“赤”を認識しやすいとの研究もされていて、多くの釣り人が準備している色合いです。

また“赤”は光の加減で強く発色したり、逆に減色して黒く見えたりします。派手そうに思える赤いルアーですが、魚に対して獲物が見えたり隠れたりしてアピールする効果があるのも特徴のひとつです。

“黒”はさまざまなシチュエーションで活躍してくれる頼もしいルアーです。自然なアピール度があって、昼でも夜でも視認性に優れている特徴があります。夜釣りで“黒”が有効なのは、水中から見たルアーのシルエットが月の光などではっきりするからです。

水中からのシルエットがはっきり見えるため、濁りが入っている状態や薄暗い状態などでも“黒”のワームなどを使用すると釣果があがります。また何より自然界に多く存在するカラーであり、自然に溶け込んで見えるのも魅力です。

バスは獲物を下の方から見上げるようにケースがほとんどです。このため捕食している小魚の腹部の色と同系色がよりアピールしてくれます。ルアーカラーには晴れた日に日の光で鱗のようにキラキラと輝くパールホワイトなどもおすすめです。

また、ネイトゲームのように光量が充分でない状況でも、パールホワイトは視認性に優れているだけでなく、僅かに受けた光をパールが反射してくれるため存在を知らしめてくれます。パールホワイトはさまざまなシチュエーションで活躍してくれるカラーのひとつです。

釣り竿が不要な釣りは極めてまれです。へら釣りやアユの友釣りなどはロッドの先端にテグスを固定するタイプの釣りで、竿先から針までの長さは変わりません。一方で多くの海釣りやブラックバスなどは、リールから糸を繰り出すため針迄の長さが変ります。

ソフトルアー釣りではラインとも呼ばれる糸の長さをかえるため、ロッドには糸を通すガイドが必要です。ガイドの数はロッドの長さやリールのタイプによって変わるので、初心者はターゲットに合わせて、ロッドとリールを一緒にしたセット購入がおすすめです。

リールはラインと呼ばれる釣り糸を、送り出したり巻き上げたりする道具です。リールは3つのタイプに分類されます。もっともオーソドックスなタイプがスピニングリールで、ライン出しがフリーの状態で可能なタイプです。

両軸が保持されているベイトリールは、糸を真直ぐに巻き取るのでスピニングリールで発生する糸ヨレがおこりません。スピニングリール用のロッドとベイトリール用ロッドはほとんどの場合は兼用できません。

スピンキャストリールはスピニングリール用のロッドにもベイトリール用ロッドにも装着できるタイプで、カバーを被ったような形状が特徴です。

ラインは仕掛けとロッドをつなぐ糸で、ナイロンやフロロカーボン素材がつかわれています。またPEラインはポリエチレンの細い繊維を編んでいて、強靭な引張強度が特徴です。

ラインは大物が掛かっても切れない引っ張り強度と、ヨレに対しての耐久性などが求められています。ターゲットに合わせて素材や太さを調整してください。

ルアーについては特徴や種類などをすでに説明していましたが、初心者であるかどうかにかかわらずターゲットによって準備すべきものが違ってきます。また、天候や水質によっても食いつきのいいルアーが違ってくるため、タイプやカラー違いのものを準備しましょう。

初心者の場合は、同行する釣り人や先輩などからどんなルアーを準備すべきかアドバイスをもらいましょう。ルアーにターゲットが食いつかなければ釣りにならないため、釣果を左右する重要なアイテムと言えます。

淡水魚は河川で生息している魚と、湖などに生息している魚に分けられます。ソフトルアーをつかっての河川でターゲットは、渓流に住んでいるヤマメやイワナ釣りなどが人気です。なお、ニジマスは河川でも湖でも釣れます。

ヤマメやイワナなどはカゲロウなどの虫も捕食するため、毛バリをつかったテンカラ釣りを楽しむ釣り人も少なくありません。

湖でのソフトルアーフィッシングの筆頭はブラックバス釣りです。ソフトルアーの進化はバス釣りの歴史と切っても切れない深い関係があります。

海釣りでもソフトルアーは大活躍します。初心者でも釣果ができるターゲットとしては、ハゼやメバルなどをはじめ、アジやメッキなどが人気です。またイカも疑似餌をつかった釣りが楽しめます。

難易度は高くなりますが、チヌとも呼ばれるクロダイや太刀魚は釣り上げる喜びと、味覚が楽しめるターゲットです。海釣りでのソフトルアーの人気筆頭とも言えるのはスズキです。シーバスとも呼ばれダイナミックな釣りの醍醐味が魅力で、狙う釣り人も多くなっています。

太陽の下で楽しむアウトドア以上に昼間の釣りでは日焼け防止が必須です。釣りの場合は直接浴びる陽の光に、水面に反射した光まで加わってしまいます。帽子が必要なのは言うまでもありませんが、反射光による日焼け防止を怠らないようにしましょう。

日焼け止めクリームを塗った上で、サングラスなどをかけるのがおすすめです。偏向機能付きのサングラスは目を保護してくれるだけでなく、水面のキラキラを低減してくれる効果もあります。

ソフトルアーは水の流れだけでも自然に生きているように動いてくれる優れものです。形や色も豊富なので状況に応じて使い分けができます。シチュエーションごとのお気に入りのソフトルアーで、ビッグファイトを思う存分満喫しましょう。

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