ソーラークッカーおすすめ6選｜100均グッズを使った自作方法も【仕組みは？】

ソーラークッカーは燃料のいらないエコな調理器具です。太陽光で調理ができるのでキャンプご飯にピッタリ。子どもの自由研究の実験にもおすすめです。燃料がいらないため災害時の食料調達にも役立つので、一つ持っていると安心ですよ。

ソーラークッカーはパラボラ型やボックス型などさまざまな形状で、どれを選べばいいのか迷います。タイプにより太陽光の集め方や調理温度などが違うので、使うシーンや作る料理に合わせて選ぶのがおすすめです。

今回はソーラークッカーの選び方やおすすめ商品を紹介します。ソーラークッカーの仕組みを理解して、太陽光で作るキャンプご飯を楽しみましょう。100均の材料で自作もできるので作り方も紹介します。ソーラークッカーが気になっている方はぜひ試してみてください。

ソーラークッカーとはどのような仕組みになっているのか、気になっている方はたくさんいます。ここでは仕組みを解説します。まだソーラークッカーを使用した経験がない方は、ぜひ内容をチェックしてください。

ソーラークッカーとは太陽の光を燃料にした調理器具です。小学生のときに、太陽の熱で紙を焼く実験をした経験がある方も多いのではありませんか。反射板などを使用して太陽の熱を1点に集めると、燃えるくらいに高温になり、料理も可能です。

作れるものの一例としては、カレー・ピザ・ケーキ・肉のロースト・スペアリブなど多岐にわたります。また、燃料が不要なので、災害時にも役立ちます。

ソーラークッカーは、太陽光を集めて調理器具の熱源とする太陽熱調理器です。鍋などの調理器具に当てた光で調理をするので、ガスやコンロ・化石燃料・着火剤が不要です。キャンプやバーベキューでソーラークッカーを活用すれば燃料にお金がかかりません。

朝から仕込んだ料理を昼間の太陽光で調理するので日当たりがいいのが条件です。また太陽熱調理は二酸化炭素や大気汚染物質の排出をおさえるのにつながり、エコロジカルな調理法とも言えます。

万が一災害が発生したときに役立つのがソーラークッカーです。災害時はガスや電気などライフラインが一時的に遮断され、復旧に時間がかかる場合があります。燃料のいらないソーラークッカーでお湯を沸かして、カップラーメンや味噌汁などが食べられれば急場の食料として十分です。

安心のためにも一つ準備しておくのがおすすめのソーラークッカー。急な使用に慌てないためには日頃から扱いに慣れておきましょう。

ソーラークッカーの中でも熱が逃げにくく長時間使えるのが、真空管型です。反射パネルで集めた太陽光が真空管にあたり熱へと変わります。真空管は断熱材の役目をするため熱を逃がしにくくします。

筒型のトレーに食材を入れ、真空管型のソーラークッカーに差し込むだけなのでセッティングがとても簡単。熱が長時間続くのでさまざまなレシピが楽しめます。筒型のトレーには限られた食材しか入らないため少人数での利用がおすすめです。

ソーラークッカーのデメリットは天候に左右される点です。太陽の出ない時には光が集められず使用ができません。雲が多い日も十分な太陽光がなく使うには不十分なので、予定にあわせたこまめな天気のチェックが必要です。

冬場は日照時間が短く太陽の向きも変わりやすいため、ソーラークッカーの向きを太陽光に合わせ変えながら使います。太陽の動きから目が離せないのがデメリットです。

熱を徐々に蓄える蓄熱型の調理器具のため、じっくり時間をかけて調理をする鍋料理・煮込み料理には向きますが、短時間で強火で調理する炒め物や揚げ物には向いていません。シャキシャキの野菜炒めやカラッとあげる唐揚げには仕上がらないので気をつけましょう。

パラボラ型はパラボラアンテナのような形状です。椀状になっていて効率よく太陽光を集められるため、すぐにあたたまり火力が高いのが特徴です。太陽光の方向がずれると光が集まらないため太陽の方向に合わせて角度や向きを調節する手間がかかります。

太陽が出ていればガスの弱火ほどの火力が保たれ、大型のソーラークッカーなら中火くらいの火力で調理が可能です。椀状の中は大変高熱になるため、やけどしないように調理してください。

パネル型のソーラークッカーはシンプルな構造で低価格で購入できます。「災害用に備えておく」「気軽に試してみる」にはパネル型がおすすめです。折り畳んで持ち運びができるので保管や移動も簡単です。

太陽光が集められるアルミで側面と底面を囲み、熱を集めて調理します。見た目は市販されている「油はねガード」に似ています。ダンボールを利用したパネル式は軽量で簡易的な利用におすすめですが、風に飛ばされないよう重しなどして使いましょう。

ソーラークッカーの中でも安定感があるのはスタンダードなボックス型です。メーカーによって多少の形状の違いはありますが、太陽光を集める箱型のパネルの中央に、鍋などの調理器具をいれて加熱調理をします。

ボックス型は、中温〜高温調理が可能で、複数のお鍋を並べられるため品数豊富なキャンプごはんが作れます。元々は北米やヨーロッパで普及したタイプですが、世界中で愛用者の多いソーラークッカーといえばボックス型です。

ソーラークッカーで調理する際は、調理器具は黒色のものを利用しましょう。シルバーより黒色の方が熱を集めやすいため、効率よく高熱にするのでソーラークッキングに向いています。ダッチオーブンなど鋳物の黒色の鉄器もソーラークッカーと相性がいいです。

市販されているソーラークッカーの中には調理器具を付属しているタイプもありますが、黒色の調理器具がセットされています。ソーラークッカーは黒色の鍋で調理しましょう。

太陽の光を集められるように設置場所を工夫しましょう。パラボラ型やパネル型は太陽光と向きが合っていないと光を多く集められないので、設置場所や向きの調節が必要です。調理している間に太陽が動いてしまうと加熱が進まないため、設置する場所には気をつけましょう。

多方面から光を集められるボックス型や真空管型はパラボラ型やパネル型と比較するなら調節は少なく済みます。いずれにしても太陽光を効率よく集めるためには設置場所は工夫しましょう。

ソーラークッカーは自作するのも楽しいです。100均ショップのダイソーやセリアなどで販売されているレンジパネルを使って簡単に作れるのでぜひ試してみてください。

材料

• レンジパネル・・・2枚
• アルミホイル・・・大きいサイズが便利
• 網・・・バーベキュー用
• 割り箸・・・4本

作り方

1. 網の四隅に4本の割り箸を5cmほど刺し、網が少し浮くような調理台を作る
2. レンジパネルを1枚敷き、その上に割り箸を刺した網を乗せる
3. もう1枚のレンジパネルを、網を囲うように立てかける
4. 立てかけたレンジパネルを湾曲させる
5. 反射した太陽光が網に集まるように調節する
6. 立てかけたレンジパネルにアルミホイルをかぶせて表面を平らにする
7. 再度アルミホイルをかけて完成
8. 太陽光に合わせて設置し、お鍋を置いて調理する

ソーラークッカーは太陽光で調理ができるエコな調理器具です。じっくり加熱する煮込み料理に最適で、キャンプはもちろん災害時にも使えると注目されています。ソーラークッカーを手に入れてベランダやキャンプ場で料理してみましょう。