ハロルド作石の漫画おすすめ7選｜人気連載から最新作まで紹介【天才漫画家】

1988年に週刊ヤングマガジンにて、連載された『ゴリラーマン』でデビューを果たしたハロルド作石。なんといっても『ゴリラーマン』を描き始めたのは10代、まさに天才といっても過言ではありません。その後も『バカイチ』や『ストッパー毒島』と次々に連載し、ヤングマガジンの看板作家として活躍しました。

そして、ハロルド作石の代表作といえば『BECK』ですよね。音楽を題材にしただけでなく、少し癖のある絵柄や巧みなストーリー展開など数を多くの読者を惹きつけました。特にバンド経験者は『BECK』を手にとって読んでいた方も多いはずです。

そんな『BECK』で音楽漫画の頂点に立ったハロルド作石ですが、今回はその魅力やおすすめ漫画を7選ご紹介します。この記事を参考にすれば、ハロルド作石の描く世界観に心奪われますよ。ぜひ、この機会に読んでみてください。

ハロルド作石の本名は作石貴浩で、1969年の愛知県春日井市生まれの漫画家です。『ゴリラーマン』が、連載開始したときは19歳だったようです。また、ハロルド作石の初めてのアシスタントをした渡辺潤も同じく19歳でした。渡辺潤の公式Twitterにて「当時は2人で『ゴリラーマン』を描いていた」と公言しています。

そんな、若いころから漫画を描き続けているハロルド作石ですが、少し癖のある絵柄が魅力の1つです。そのハロルド作石が創りだす癖のあるキャラクターデザインも魅力的なのです。キャラクターの描きわけも上手く、読みやすい絵柄が特徴になります。

そして、現在の活動ですが最新作である『ゴリラーマン40』を描いていました。ただし、週刊連載は2022年8月で最終回を迎えています。なお『ゴリラーマン40』の単行本が発売されているので気になる方は、ぜひ手にとって読んでみてください。

ハロルド作石のもとでアシスタントをしていた方たちも独立し、数々のヒット作品を生み出しました。その中でも渡辺潤はハロルド作石の最初のアシスタントであり、未解決の三億事件を扱った『三億円事件奇譚 モンタージュ』がヒットしています。

そのほかにも、アシスタントを務めた柴田ヨクサルは『ハチワンダイバー』がヒットし、テレビドラマ化もされているほどです。ハロルド作石のアシスタントを務めていた漫画家たちも魅力的な方ばかりなのです。

ハロルド作石のデビュー作品であるのが『ゴリラーマン』です。内容は、無口でゴリラ顔の主人公である池戸貞治が白武高校に転校し、ヤンチャの仲間たちと過ごす不良系の青春コメディ漫画となっています。

不良漫画といえば、血なまぐさいイメージですが『ゴリラーマン』は、喧嘩シーンはあるものの淡々と描かれているのが特徴です。また、無口で無表情、かつ喧嘩が強い代わりに不器用な性格で周りから勘違いされるなど、少し哀愁が漂う感じが魅力です。

現在では『ゴリラーマン』の続編である『ゴリラーマン40』が単行本で発売されています。内容は40歳となった池戸貞治が満員電車の中で痴漢に間違われたのが始まりです。『ゴリラーマン』とはまた違った展開があっておすすめです。

『バカイチ』は、空手漫画である『空手バカ一代』のパロディ作品となっています。特に日常シーンは、コメディでギャグ漫画チックです。いわゆる、格闘技とギャグを掛け合わせた漫画となります。

『バカイチ』の内容は、喧嘩が得意で、いいかげんな高校生で主人公の大場一良と新任の老年教師の関根茂三を描く本格格闘技コメディーです。コメディーが含まれていますが、格闘技が好きな方にはおすすめの作品になります。

『ストッパー毒島』は、弱小球団が優勝を目指しながら、チームの変わっていく過程を描いた作品です。また、当時では珍しいストッパーが主役の漫画でもあり、パ・リーグがメインとなっています。

ハロルド作石もパ・リーグが好きであり、時折小ネタを挟むのが面白いです。そのほかにも、当時実在した球団や選手が登場するなど、面白いポイントが数多くあります。野球漫画が好きな方におすすめの漫画です。

ハロルド作石といえば『BECK』です。バンドなど音楽に興味がない方でも惹かれる名作漫画となります。特にライブシーンの演出やワンカットは、臨場感があって本当にかっこよく表現されているのが特徴です。

また、実在するアーティストたちの動きやバンドの名盤のジャケットなどもオマージュしています。ですので、音楽好きにはたまらない演出が盛りだくさんです。当時にパンクバンドを聞いていた方におすすめの作品です。

『7人のシェイクスピア』はタイトルのとおり、シェイクスピアを描いた作品となります。あの有名なシェイクスピアの作品が、7人の人間によって作り出したものだったらという、フィクションの歴史漫画です。

特にハロルド作石の作品によく使われるスピリチュアルな要素を取り入れたり、当時の時代背景などを上手く表現しているのが魅力になります。歴史漫画ではありますが、また違った世界観が楽しめるのでおすすめです。なお『7人のシェイクスピア』ですが、現在は第二部『7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT』が休載している状態です。

『RiN』は、漫画家を目指す主人公が厳しい現実にぶつかりながらも描き続ける物語となっています。ただ単に漫画家を目指すだけでなく、謎の要素を多く取り入れておりミステリーな部分もあります。

先が気になっていつの間にか『RiN』の世界観に引き込まれてしまう、そんな不思議な漫画です。とにかく何も言わず読んでほしい作品です。

『BECK』は漫画だけでなく実写映画化もされています。特に出演俳優が豪華でイケメン揃いです。また、漫画のキャラクターとキャストがうまくはまっていて、違和感がないのが素晴らしいポイントです。

映画の評価には賛否両論ありますが、キャスティングは素晴らしいので映画を観てから漫画を読むとキャスティングのよさが分かるかと思います。もちろん、バンドなど音楽に興味がある方にもぜひ観てほしい作品です。

ハロルド作石は不良から野球、さらには歴史から音楽と多種多様なジャンルを描いている天才漫画家です。特にハロルド作石の作品は、なぜか惹き付けられる不思議な世界観があります。ぜひ、この機会にハロルド作石の漫画を手にとって読んでみてください。

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