和室に合うシーリングライトおすすめ30選｜和モダンでおしゃれに！取り付け方も解説

照明器具はお部屋を明るくするだけでなく、お部屋の雰囲気も作るアイテムです。また、生活を豊かにするための機能を搭載したものも増えてきました。特に和室には、本来持つ安らぎの空間をより引き立てる照明を付けたいものです。

そのために直接天井に取り付けるシーリングライトはおすすめの照明器具で、和室に似合うデザインのものも数多くあります。新しい機能もあり選択の範囲が広がった反面選ぶのが難しくなっています。

そこで、本記事では和室に似合うシーリングライトの選び方や、おすすめのシーリングライトを多機能なものからシンプルなものまで紹介していきます。自宅の和室に合わせてお似合いのシーリングライトをみつけ、安らぎ空間を演出しましょう。

シーリングライトは天井に直接取り付けるタイプの照明器具で、一つの照明で部屋全体を明るくできるのが最大のメリットです。それにより部屋が広く見え、優しさのある空間を演出できます。また、間接照明を加えればより味わいのある空間となります。

シーリングライトは和室との相性もよく、和風と呼ばれているものも多くあります。また、発熱量の少ないLEDライトが使われるようになり、一昔前と比べデザイン性の高いものが多くなっています。

LEDは発熱量が少なく電気エネルギーを無駄なく光エネルギーに変換します。そのため、光源はそれほど熱くならず、少ない電気エネルギーで明るい光が得られます。電気代がどれくらい安くなるか大体の目安を下に示しておきます。

• 白熱電球の6分の1程度
• 蛍光灯の2分の1程度
• 水銀灯の5分の1程度

LEDライトの寿命は、下に示したようにほかの光源に比べ圧倒的に長いです。一般家庭なら8～10年程度使えます。特に高齢者だけの家庭では高所の電球の取り替えは危険ですので、長持ちするLEDライトがおすすめです。ただし、LEDライトだけの交換はできず、本体を買い直す必要があります。

• LED：約40,000～60,000時間
• 白熱電球：約1,000～2,000時間
• 蛍光灯：約6,000～12,000時間
• 水銀灯：12,000時間

虫には人には見えない紫外線が見えています。今までの蛍光ランプは微量の紫外線が出ていたためそこに虫が集まってきました。しかし、LED照明から出る紫外線は微量で、虫はあまり集まりません。そのため、昔よくあったカバーの中に虫の死骸がたまる現象は少なくなり、カバーを外して清掃する回数も減らせます。

和室には外観が和紙・竹・木材などの天然素材で作られたものがおしゃれでよく似合います。以前は蛍光灯の発熱による事故を防ぐために樹脂製の疑似素材が使われていました。しかし、発熱が少ないLEDになってからは、本物の天然素材が使われるようになりより和モダンを追求したおしゃれなものが増えてきました。

最近の住宅は全室和室の家は少なく、洋風のリビングやダイニングと隣合わせになっている場合が多いです。このような和室では隣の部屋のインテリアとのバランスを考えた照明器具を付けましょう。たとえばシンプルな北欧テイストのインテリアは和室とも比較的相性がよく、照明器具を北欧風のものにしてもおしゃれです。

蛍光灯の明るさを表すのに以前はワット（W）が使われていましたが、実はワットは明るさの単位でなく消費電力の単位です。昔は明るさと消費電力が比例していたのでW表示でもよかったのですが、LEDは消費電力が少ないので、本来の明るさの単位であるルーメン（lm）が使われています。

市販のシーリングライトには6畳用とか8畳用などと表示されています。これは、日本照明工業会の表示基準にほぼ準じており、明るさとの関係は下のようになっています。

• 4.5畳以下：2,200～3,200 lm
• 4.5～6畳 ：2,700～3,700 lm
• 6～8畳    ：3,300～4,300 lm
• 8～10畳  ：3,900～4,900 lm
• 10～12畳：4,500～5,500 lm
• 12～14畳：5,100～6,100 lm
• 14～18畳：7,000～10,000 lm

年齢と明るさについて気にされる方は少ないのですが、年齢が高くなると明るさへの反応が弱くなることが分かっています。そこでは60代と20代の人が同じ明るさを感じるには2～3倍の明るさが必要だといわれています。高齢者の方が和室を使う場合は通常より1ランク上の畳数の蛍光灯を付けてあげましょう。

電球色の光はオレンジがかった光で、温かみがあるリラックスできる光です。また、目の疲労を和らげ気持ちを落ち着かせる効果や料理を美味しく見せる効果があります。和室をリビングや寝室のようにくつろぐための空間として利用するなら電球色のシーリングライトがおすすめです。

昼白色は蛍光灯の光の中では太陽の光に一番近い自然な光です。昼白色で包まれたお部屋は清潔感のある生き生きとした空間となります。自然な光ですので、色なども太陽光の下で見た色とほぼ変わりなく、衣装選びやメイクする部屋の照明に適しています。それ以外の部屋の照明として使っても違和感なく使える汎用性の高い光です。

昼光色は青みがかった爽やかな光です。青みがかった光は脳を刺激し集中力を高めたり、細かな部分がはっきりと見えたりするといわれています。したがって読み書きや細かな作業を行う部屋の照明に適しています。しかし、眼が疲れやすく眠気を覚ます光でもあり、寝室やリラックス空間で使うのはあまりおすすめできません。

温白色は昼白色より自然な色合いで電球色よりは明るく、昼白色と電球色のいいとこ取りした色味の光です。比較的新しい色の光で、取り扱いのないメーカーもあります。温白色の蛍光灯を探すなら、パナソニックか大光電機がおすすめです。また、コイズミでは色温度3500Kの製品が温白色です。どのような部屋でも使いやすい光で人気上昇中の光です。

調色機能は、昼光色・電球色など光の色を変えられる機能です。機種によっては光の色でなく蛍光灯・図書館・電球などと表示されている場合もあります。

調光機能は明るさを調整できる機能で、段階的に調整できるタイプと、無段階で調整できるタイプがあります。また、部屋の光を感知して自動で明るさや色を調節する機能を持つものもあります。

今ではリモコンで操作できる蛍光灯がほとんどで、電源スイッチが離れた所に付いていてもその場からON・OFFや光の調整ができます。就寝時にはリモコンを布団やベッドの近くに置いておけば起き上がらずに蛍光灯の操作ができ、夜中にトイレで起きたときや赤ちゃんに授乳する際には便利に使えます。

蛍光灯の中にはBluetooth対応の蛍光灯もあります。スマホとつないでリモコン代わり使ったり、蛍光灯にスマートスピーカー内蔵してスマホに入っている好きな音楽を流したりできます。しかし、利用の仕方はメーカーによって異なるので、購入前にBluetoothで何ができるのかを必ず確認しましょう。

虫が集まりにくいLED照明ですが、まったく虫がフードに入らないわけではなく、多少の虫は入ってきてしまいます。それをカバーと本体の境目の隙間をなくしたり、防虫剤を染み込ませたりして虫が入るのを防ぐ工夫がされたシーリングライトがあります。この機能があればシーリングライトのカバーを外して掃除する頻度を減らせます。

タイマー機能にはいろいろな役割があります。下に主なタイマー機能の役割を示しておきます。

• 設定時刻に消灯する。（寝落ちしても安心）
• 設定時刻に向けて徐々に明るくなる。（自然な寝起きが可能）
• 設定時刻になると、蛍光灯が点灯・消灯する。（不在時の防犯対策）
• 設定時刻で光の種類を切り替える。（昼と夜で光を替えられる）
• 設定時刻になるとアラーム音が鳴る。（目覚まし代わりになる）

和室に似合うシーリングライトを多くラインナップするメーカーを下に示しておきます。

• ODELIC（オーデリック）：日本の照明器具専門メーカーでラインナップが多い
• Panasonic（パナソニック）：高機能シーリングライトもある
• IRISOHYAMA（アイリスオーヤマ）：ラインナップは少ないがリーズナブル
• KOIZUMI（コイズミ）：機能を絞り込んでリーズナブルな価格

また、ニトリなどの家具店でもアイデア商品のようなシーリングライトを取り扱っているところもあります。

いろいろな形のシーリングライト用の台座がありますが、基本どのタイプでも取り付けられます。まずは古いシーリングライトの取り外し方から見ていきましょう。

【古いシーリングライトの取り外し方】

1. シーリングライトのカバーを外す。（時計回りにまわすと外せます）
2. 中央に接続されているコードを抜く。
3. アダプタのボタンを押しながら本体を外す。
4. ボタンを押しながらアダプタを反時計回りにまわして外す。

【別途アダプタが付属しているタイプの取り付け方】

1. 付属のアダプタを引掛シーリングに差し込み、カチッと鳴るまで時計回りにまわす。
2. 蛍光灯本体をカチッ鳴るまで押し上げる
3. 本体から出ているコードをアダプタに接続する。
4. 説明書に従ってカバーを取り付ける。

【アダプタと本体が一体になっているタイプの取り付け方】

1. 本体を引掛シーリングに差し込みカチッと鳴るまで時計回りにまわす。
2. 説明書に従ってカバーを取り付ける。

シーリングライトで全体を照らし、ダウンライトやスタンドライトなどを間接照明に使うと陰影が際立ち和モダンな落ち着いた空間を演出できます。また、和室にベッドを置いて足元をフットライトで優しく照らすのもなかなかおしゃれです。

下に和室におすすめの間接照明を紹介しますので興味がある方はご覧ください。

お部屋の照明は単にお部屋を明るくするだけのものでなく、お部屋の雰囲気作りには欠かせないアイテムです。お部屋に合ったインテリアを探すのと同じようにシーリングライト選びでは部屋で灯した際のイメージを大切にしましょう。特に和室では心地いいやすらぎ空間がつくれるといいですね。

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