工事不要の光回線おすすめ8選！デメリットはある？

インターネットが自由に楽しめる光回線/Wi-Fi。インターネットをするには工事が必要だと思われがちですが、じつは工事不要で光回線やWi-Fiを楽しむ方法があるんです。光回線は光コンセントのあるマンションやauひかりマンションの場合、工事不要で光回線が利用できます。

工事不要のWi-Fiはルーターをコンセントに挿すだけでOK。設定が簡単にできるのが魅力です。工事不要の光回線/Wi-Fiは「エリア」「通信速度」「実質料金」で選ぶのが基本ですが、回線会社やプロバイダーによりサービスが異なるため、選ぶのが難しいのですよね。

そこでこの記事では、光回線の失敗しない選び方と工事不要の光回線のおすすめ8選をご紹介します。加えて、光回線の工事が必要かどうかの確認方法や、工事不要Wi-Fiのメリット・デメリットも解説します。工事不要の光回線/Wi-Fiをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

工事不要で光回線/Wi-Fiを利用するには、端末（接続機器）が必要です。ここでは、ホームルーターとポケットWi-Fi、回線が導入済みのマンション/アパートの特徴を解説します。

ホームルーターはコンセントに挿すだけでWi-Fiが使える通信機器です。マンションの離れた部屋や戸建ての1階と2階でも問題なく電波を受信でき、複数の端末への同時接続も可能。家族の人数が多いご家庭でも、ストレスなくインターネットが楽しめます。

ホームルーターは携帯会社の基地局から電波を受信してインターネットに接続するため、通信速度の安定性については固定回線に劣ります。しかし、自宅でインターネットを楽しむ程度であれば、十分な通信速度が維持できます。

ホームルーターは無線LANでの使用が基本ですが、商品によっては有線で使用できるタイプもあります。コンセントに挿すだけのWi-Fiであっても、回線会社やプロバイダーとの契約なしではインターネットの利用はできません。

外出先でインターネットを楽しみたい方には、持ち運びができるポケットWi－Fiがおすすめです。手のひらサイズのコンパクトタイプなら、毎日持ち歩いても負担に感じることはありません。ホームルーターと比べると通信の安定性に不安があり、同時接続できる端末数が少ないなどのデメリットもあります。

最近建てられたマンションやアパートでは、光回線が導入済みの場合も少なくありません。入居前に物件情報や大家さんに確認するなどして、通信環境を把握しておきましょう。室内に光コンセントがある場合は、光回線導入済みと考えて間違いありません。

「光コンセント」は、コンセントにルーターやケーブルを繋げるだけでインターネットが楽しめます。光コンセントの有無は、電話のモジュラーラック付近に「光」「光コンセントSC」などの文字が書かれた差し込み口があるかどうかで確認できます。

光コンセントが室内にある場合は工事は不要（無派遣工事）ですが、開通に当たっては申込みが必要です。無派遣工事の費用相場は2,200円程度ですが、光回線が共有スペースまでしか来ていない場合は部屋までの配線工事が必要になります。

・光コンセントによるインターネットの流れ

1. 光コンセントに対応する回線会社・プロバイダーに申し込む(*）
2. 届いた機器を光コンセントに接続する
3. 開通（開通日はサービスによって異なる）

（*）auひかり回線、フレッツ光など、マンションやエリアごとに異なる

工事不要の光回線/Wi-Fiの種類と特徴（メリット・デメリット）は下の表をご覧ください。

工事不要の光回線/Wi-Fiのメリットは次の5つ。

• 工事費用がかからない
• 即日開通が可能
• 工事に立ち会う必要がない
• 配線の必要がない（室内がスッキリと見える）
• 撤去工事の必要がない

光回線の工事の相場は戸建てで20,000円～40,000円前後、マンションで15,000円～30,000円前後かかります。工事不要の光回線の場合、初期費用はルーター代のみとなり、費用がかなり節約できます。

光回線の工事は開通までは3週間前後かかりますが、工事不要の光回線は最短で即日開通（利用）も可能。すぐにインターネットを使いたい人にとっては、大きなメリットになります。工事の業者さんと室内でやり取りする必要もないため、女性の方も安心です。

ホームルーターは有線接続する場合を除き、無線での利用が基本。配線のごちゃごちゃがないので、室内がスッキリと見えます。さらに、通常の光回線は賃貸を退去する際に撤去工事が必要ですが、工事不要の光回線は住所変更だけでOKなので、引っ越しが多い人にもおすすめです。

工事不要の光回線/Wi-Fiのデメリットは次の3つ。

• 一定のデータ量を超えると速度制限がかかる
• 利用環境によっては通信が不安定になる時がある
• 対応エリア外では利用できない

工事不要の光回線/Wi-Fiは月額データ容量「無制限」のサービスもありますが、実際は各社が設定する一定のデータ利用量を超えると、通信速度に制限がかかります。日数ごとに使用量が制限されている場合が多く、利用者が多い時間帯に通信速度が遅くなる事例も発生しています。

以前より通信の安定性は向上していますが、利用環境によっては通信が不安定になる時もあります。頻繁に通信が不安定になる場合は、ルーターを電波の届きやすい窓側に設置してみましょう。

工事不要の光回線/Wi-Fiは対応エリア外では利用できません。ポケットWi-Fiは対応エリアを少し外れただけでも通信が不安定になったり、トンネル内では電波が受信できなくなる場合もあります。

ここからは、工事不要の光回線/Wi-Fiを選ぶ3つのポイントをご紹介します。プロバイダー選びに失敗しないためにも、ここでしっかり確認しておきましょう。

対応エリアは最初に確認しておくべき重要なポイントです。光回線はどこからでも引ける訳ではなく、サービスごとに提供できるエリアが異なります。ホームルーターならお住まいのエリア、ポケットWi-Fiなら行動エリアに照らし合わせてサービスを選びましょう。

対応エリアは各サービスの公式サイトに記載されている場合と、個別に問い合わせて確認する場合があります。都道府県内の詳細エリアについては、下表内の公式サイトで確認してください。

光回線や5Gの対応エリアは順次拡大していますが、自宅が対応エリア外だった場合はポケットWi-Fiも検討してみましょう。

コスト重視で回線を選ぶ場合は、月額基本料金ではなく「実質料金」で選びましょう。実額料金とは、ユーザーが回線を利用する際に実際に支払う金額です。実質料金は次の方法で計算できます。面倒に感じても、契約前に実質料金を計算しておくことが大切です。

1. 支払い総額＝（月額基本料金＋オプション料金）×契約月数＋工事費・事務手数料
2. 割引総額＝（月額割引×契約月数）－キャッシュバック還元額
3. 実質料金＝（支払い総額－割引総額）÷契約月数

インターネット回線はサービスによってキャンペーン内容・キャッシュバック・月額割引額・工事費用などが異なります。一見すると月額料金が安いサービスでも、キャンペーンやキャッシュバックが少なければ支払い総額が増えてしまい、損をすることも少なくありません。

実質料金の計算で注意したいのは、キャッシュバックや割引の適用期間です。回線利用の契約期間にしばりがなくても、キャッシュバックは「〇年以上の継続」が条件であったり、月額割引は「最初の〇年/〇ヵ月のみ適用」などの条件が設定されている場合があります。

ポケット（モバイル）Wi-Fiはホームルーターと異なり、速度制限が設けられています。ポケットWi-Fiを選ぶ際は、あらかじめ速度制限の上限を確認しておきましょう。

速度制限の上限は各サービスごとに異なります。一般的にはデータ通信料が多いプランほど、速度制限の上限が優遇されます。速度制限がかかってしまった場合は、追加容量を購入できるサービスを利用してみるのも1つの方法です。

ここからは、回線の契約から利用開始までの流れをご紹介します。ここでは回線の選択→申込み→端末の受け取り→設定の順に沿って解説していきます。

工事不要の光回線・Wi-Fiを申し込む前に、まずは対応エリアを確認します。ホームルーターの場合はご自宅や職場のエリア、モバイルWi-Fiはご自身の行動範囲をカバーしているかどうかを確認しましょう。提供エリアについては各光回線のHP等に記載されているので、チェックしてみてください。

回線会社/プロバイダーが決まったら、契約を申し込みます。契約の流れは次の通りです。

1. データ通信料・実質料金・サービス内容などを確認して、基本のプランを決める
2. 補償やサービスなどのオプションを決める
3. 適用されるキャンペーンがあれば、忘れずに申し込む
4. WEB・電話・ショップ・家電量販店のいずれかから契約を申し込む

端末が届いたら速やかに開封し、中身を確認しましょう。返送が必要な書類があれば、なるべく早く返送します。開封が遅れると利用開始まで時間がかかるだけでなく、キャンセル期間を過ぎてしまうなどのトラブルに繋がる可能性もあります。

工事不要の光回線/Wi-Fiの場合、端末の設定は基本的に自分で行います。端末と一緒に設定方法が書かれた説明書が届くので、その手順に従って設定すれば大丈夫です。

次に、接続したいパソコンやスマホの設定を行います。こちらも説明書の手順に従って設定すれば問題ありません。設定で何かわからない点があれば、サポートセンターに連絡するかチャットサービスを利用しましょう。

最後に、光回線/Wi-Fiに関するよくある質問をご紹介します。ここでは、オンラインゲーム・開通までの期間・解約方法を取り上げていきます。

工事不要の回線でもオンラインゲームはできますが、通信速度の点からあまりおすすめはできません。その理由は工事不要の回線は無制限と謳っていても、実際は使い過ぎると通信制限がかかるケースが多いからです。

オンラインゲームはジャンルにより必要な速度が異なりますが、シューティング・アクション系を快適には楽しむには50Mpbsは必要です。ダウンロードが必要なゲームはデータ量を消費しやすい点もおすすめできない理由の1つです。

申し込みから開通までの期間は回線会社やプロバイダーにより異なりますが、光回線なら3週間前後、Wi-Fiは平均で2週間～1か月程度、早ければ最短翌日～1週間程度で開通できます。光回線は工事不要の場合でも手続きに予想外の時間がかかる場合があるため、2週間程度の余裕をもって申込みましょう。

回線を契約する前に、解約方法を確認しておくと安心です。ここでは、おすすめ8選の上位5社の解約方法をご紹介します。

今回ご紹介した工事不要の光回線/Wi-Fiは、いずれもメリット満載の内容でしたね。これからインターネットを始める方や見直しをお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしていただき、ご自身にぴったりの回線をみつけてくださいね。