札幌で肝斑治療ができるクリニックおすすめ10選｜保険適用は？選び方も

「毎日肌をお手入れしているのに、なぜかまたシミが出てきた」、こんなときには、鏡を見て少なからずショックを受けるかもしれません。もし広範囲のシミだったりしたら、よけいに気持ちが塞ぐでしょう。

しかし、表れたら外科的にしか消せないシミと違い、それが肝斑なら薬で治療が可能です。とはいえ、肝斑だとしたらどこを受診したらいいのか、実際の治療内容はどんなものなのかなど、新たな疑問が出てくる方も少なくないことでしょう。

そこで本記事では、肝斑とは何か、治療にはどのようなものがあるのかといった詳細を解説いたします。また、地域を札幌に限定し、肝斑の治療ができる病院・クリニックをピックアップしましたので、ぜひ参考になさってください。

肝斑とは、目の下から顎あたりまでのエリアに表れる薄茶色の色素沈着です。特徴はシミとしては大きめで、小さく色の濃いシミと違い境界がぼやけた感じになっていること、左右対称に出現していることなどです。また、肝臓の形と似た形状のシミが表れることが多く、それが「肝斑」という名前の由来ともなっています。

肝斑が表れやすいのは、頬骨に沿ったライン、頬のサイドの上部、鼻の下などです。30～50代の女性に多く、妊娠や更年期などをきっかけに表れることが少なくないため、女性ホルモンの変化が原因のひとつと考えられていますが、はっきりしたことはわかっていません。

肝斑は普通のシミと違って薬で治療できることで知られていますが、他にもさまざまな治療方法があります。以下、それらをまとめてご紹介しましょう。

内服薬は、肝斑治療では一番最初に選択される治療法です。具体的にはメラニン色素の生成や沈着を抑えたり、炎症を抑制したりする「トラネキサム酸」を服用します。

外用薬として、トラネキサム酸配合の軟膏が処方されることもあります。また、場合により、ビタミンCやビタミンEなどを併せて内服することもあります。

ピーリングとは、顔にフルーツ酸などの成分が含まれたジェルやクリームを塗布することで、肌の古い角質をはがし、ターンオーバー（肌の細胞の新陳代謝）を促進させるものです。

肝斑をはじめとするシミは、肌にメラニンが沈着していることを示します。ピーリングでは、肌の生まれ変わりを早めることでメラニンをケアし、シミを薄く、目立たなくさせていくように促します。

シミ治療はレーザーで行うイメージが強いかもしれませんが、肝斑治療でレーザーが取り入れられたのは比較的最近のことです。以下に肝斑治療で用いられるレーザーの種類をまとめました。

QスイッチYAGレーザーは、ショートパルス（532nm）とロングパルス（1,064nm）の2種類のレーザー光を用いることにより、シミやそばかすなどの治療を行う医療用レーザーです。

集中した強い刺激によって目立つ色素沈着をピンポイントで治療する一方、安定した出力で広範囲の照射を行うことにより、大きめの色素沈着にも対応することができます。肝斑の改善のほか、肌の若返りや質の改善にも有効とされています。

QスイッチYAGレーザーによる治療モードのひとつであるレーザートーニングでは、ロングパルスのレーザーによってダメージを抑え、安定的なパワーを照射します。これにより、従来は刺激により悪化するためレーザー治療は適用外とされてきた肝斑にも、不必要な刺激を与えることなく治療効果をもたらすことが可能となっています。

ピコレーザーの「ピコ」とは「1兆分の1秒」です。このピコ秒で強い衝撃波を発することによりメラニン色素を微細に砕き、シミ改善に導くのがピコレーザーです。

照射時間が非常に短いため、メラニン色素以外にダメージを与えにくいのが特徴です。このため、レーザーが逆効果になりやすかった肝斑の治療にも使用することが可能です。

肝斑は原因が女性ホルモンにあると考えられることや、最初に選択される治療が内服薬であることから、「保険適用されるのでは」と思う方も少なくありません。しかし、残念ながら肝斑は命や健康にかかわるわけではないため、治療はあくまでも美容目的という扱いです。保険適用にはならないことを念頭に、どのような治療を受けるか検討することをおすすめします。

どこでどんな治療を受けるとしても、自分が安心できて通いやすいクリニックに行きたいものです。クリニック選びの際に基準にしたい項目を、以下にまとめてご紹介いたします。

肝斑治療は美容目的の自由診療となります。このため、費用はそれぞれのクリニックによって異なります。

肝斑の治療は美容皮膚科だけでなく、一般皮膚科でも対応しているところがあります。基本的に美容皮膚科のほうが一般皮膚科よりは高額な傾向がありますが、美容皮膚科では薬以外の治療も選択しやすく、キャンペーンなどで割引がきく場合もあるなどのメリットもあります。選べる治療内容や費用など、情報収集のうえで選択するのがいいでしょう。

美容の治療は身体の不調の改善ではなく、「今よりもっときれいになりたい」というモチベーションで行うものです。可能であれば、多くの方を満足させてきた実績や歴史がある病院や医師に治療をお願いしたいものです。

クリニック選びの際は、webサイトなどで医師の経歴などを確認するとともに、その病院の治療実績、症例経験数などを確認してみてください。「ここなら安心」と思えるクリニックを選びましょう。

肝斑の治療薬は短くても1ヶ月以上服用する必要があり、レーザー治療も数回は受ける必要があります。

したがって、クリニック選びの際は、自分にとって通いやすい立地だったり、アクセスしやすかったりする場所を選ぶほうがいいでしょう。公共交通機関でのアクセスはもちろん、車で通いたい場合は駐車場の有無や料金についても確認してください。

美容皮膚科で受けられる治療の内容は、どのような機器を備えているかによって左右される面があります。たとえばピコレーザーでの治療を希望するとしても、そのクリニックにその機器が備えられていなければ、選択することができません。

webサイトなどを参考に、そのクリニックで受けられる治療内容や備えている機器・設備などを確認してみてください。また、クリニックの待合室や診察室の写真なども見ておくといいでしょう。

治療する側・受ける側の双方にとって、相性は大切なものです。お互いにそれを知るのに有用なのが、美容系のクリニックでは必ず行われるカウンセリングです。

カウンセリングは専門のカウンセラーが行う場合と医師が直接行う場合とあります。できれば無料でカウンセリングができ、じっくり話せるクリニックを選ぶと、治療についての納得感が得られやすいでしょう。

何度も通うクリニックは、行きやすい立地のクリニックであることも重要ですが、行くのが楽しくなるような場所であることも意外と重要です。行く、と考えたときにあまり気持ちが上がらないような場所だと、つい足が遠のいてしまうこともありえます。

建物そのものや内装はもちろん、スタッフの感じの良さは何よりも雰囲気に影響します。受付の対応を参考に、感覚を大切にして、自分に合うクリニックを選んでください。

肝斑はいったん治療終了となっても、そのままきれいな状態を継続するために、アフターフォローとして月に1回程度の診察を続けていくことがあります。

実際に治療終了となったあとどんなフォローがあるのか、診察ペースやその際の費用はどうかなども、可能であればカウンセリング時などに確認してみましょう。

口コミでは、実際に行われた治療やスタッフ対応の印象、通った回数や施術後の状態などについて具体的につかめる場合があります。時にはクリニック自体のwebサイト以上に参考になることもあるでしょう。

ネット上にはさまざまな口コミがあります。気になるクリニックについての口コミには、ぜひ目を通してみてください。

肝斑の治療中も治療後も、スキンケアにはしっかり手をかけたいものです。

「肝斑を治療しよう」と思い立ったこの機会に、普段使っている化粧水をランクアップするのもいいのではないでしょうか。以下にご紹介する商品もおすすめですので、ぜひ検討してみてください。

肝斑は顔に広範囲に広がりやすいシミです。もしこれが改善したら嬉しいですよね。適切な治療を受けて、もともとの美しい肌を取り戻してください。

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