賃貸住宅におすすめの光回線 8選！選び方のポイントも解説

インターネット回線の1つの光回線は、光ファイバーケーブルを使って世界中のネットワークにアクセスするネットワークサービスです。既存のインターネット回線の中では特に速度が速いので、自宅で仕事や動画視聴・ゲームをする人などにおすすめです。

光ファイバー回線は電気信号を光に変換して伝える仕組みのため、電磁波の影響を受けずに大容量のデータを遠くまで伝送できます。また、光回線は通信速度が速いのみならず、自分以外に家族全員で使えます。

そこで今回は、賃貸住宅用に光回線を導入して使いたい人に向け、光回線を提供する会社の選び方や特徴などについてご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

光回線の会社とは、日本全国に回線工事をしてネットワーク回線を構築し保守・管理している会社を指します。代表的なのはフレッツ光で知られているNTTですが、その他にNURO光 (本州ほぼ全域)・auひかり (本州ほぼ全域)・コミュファ光 (東海地方)・eo光 (関西地方)などがあります。

一方でプロバイダ経由の光回線会社は、インターネット回線を代理販売している会社を意味します。携帯電話や電気などの自社商品とセット販売すると、その組み合わせによりよりインターネット料金がお得になるサービスを提供しています。

主なプロバイダは、SoftBank光 (NTT)・GMOとくとくBB (NTT)・ビッグローブ光 (NTT・auひかり)・so-netひかり (au・NTT) などがあります。

賃貸住宅で光回線を契約する方法は主に3つのパターンがあります。ここでは、それぞれの特徴について解説してきますので、自分が住む住宅やインターネットを使う環境などを考慮して、よりピッタリなものを選びましょう。

回線を引いて管理している会社が自社でインターネットの販売をしています。回線会社とプロバイダを兼ねているので、別途プロバイダとの契約をする必要がありません。

主なものに回線会社のNTTの子会社のdocomoが販売している「docomo光」や、nuro光・eo光などがあります。光ファイバー回線を敷いて管理・運営をしつつ、顧客にインターネット回線販売も行っています。

もう一つが、プロバイダを通じて光回線の契約をする方法です。光コラボレーション (略して光コラボ)と呼ばれ、フレッツ光のインターネット回線にその他プロバイダなどの業者、が独自キャンペーンをセットにして販売しています。

各業者は、他社との差別化やサービス向上のため回線設備を増強したいと思っても、工事や管理はNTTの施設のため実際は工事が全然追いついていません。今のところは、プロバイダにより通信速度の差が出ている現状です。

プロバイダによる光コラボ商品の主なものは、GMOとくとくBB (NTT)・ビッグローブ光 (NTT・auひかり)・so-netひかり (au・NTT) などです。

現在、国内には多くの光回線サービスが存在します。回線会社だけではなく、プロバイダ・携帯会社・ケーブルTV会社などが光回線のセットプランを数多く発表しています。ここでは、賃貸住宅に住む人におすすめの光回線サービスの選び方について詳しくみていきます。

賃貸先の住宅でインターネット回線がすぐにつかえるかについて調べるには、以下の3つの方法があります。これから賃貸住宅に引っ越しする場合は、事前に以下の方法で回線状態を確認し適切な手続きをとり、必要な機器の準備をしましょう。

インターネット上の光回線事業者の公式サイトでは、集合住宅の光回線の状態を確認できます。公式サイトで賃貸住宅の住所を入力すると、現在提供しているエリアであるかがわかります。基本的に「提供中」と表示されているのであれば、光回線工事が完了している状態です。

たとえばNTT回線が工事済みであれば「提供中」「提供エリア (マンションタイプで表示)」と表示されます。また、「戸建てタイプ・ホームタイプの利用が可能です」と表示された場合は、何も導入されていないか別会社の回線工事済みを意味します。

auひかりであれば、地域の住所を入力すると現在auひかりの回線が使えるマンション名・アパート名が表示されるようになっています。

賃貸住宅に入居する前に、不動産会社や大家さんに光回線が使用できる状態かについて聞く方法もあります。以前に光回線のための工事をしていた場合、持ち主に許可を取った上で工事を行いますので大家さんは把握しているはずです。

またアパートやマンションなどの集合住宅では、室内に光コンセントがなくてもMDF (共有スペース)までの工事が済んでいる可能性があります。この場合、屋外の工事は不要で、室内配線のみの工事で済み設置の工事費は安く済みます。

すでに賃貸住宅に入居済みの場合や引っ越す前に室内を見学するときに、部屋の中に光回線用のコンセントがあるかを確認する方法もあります。光コンセントとは、光ファイバーを使ったインターネット通信のための接続プラグです。

光コンセントが部屋に設置してある場合は、すでに光回線工事が済んでいます。もし光コンセントにNTTと記載してあったとしても、必ずしもフレッツ光とは限らなりませんので注意が必要です。

前に住んでいた人がNTTのコンセントを利用して他社の光回線を使っていた可能性もあるからです。不動産会社の担当者に使用可能な光回線の種類を確認するようにしましょう。

回線会社やプロバイダ業者などでは、さまざまな割引きキャンペーンを行っています。最初の数ヶ月の月額料金が割り引きになったり、一定期間使用するとキャッシュバックが受けられるなどの割り引きがありますが、長く使うのであれば実質料金を算出してから選択しましょう。

また、スマートフォンやケーブルテレビなどとセットで加入すると、利用料金が安くなるプランもあります。スマ―トフォンを家族で複数台持つ場合に割り引きが受けられるケースが多く見られます。実質料金の計算式は以下の通りです。

・(月額料金 + オプション) × 契約期間の月数 ＝ A (工事費・事務手数料はAの結果に足す)
・月額割引 × 契約期間の月数 ＝ B (キャッシュバック総額はBの結果に足す)
・(A－B)÷契約期間の月数＝実質料金

光回線を賃貸住宅で使用したいと考えている人の中には、長期的に使用予定の人も多いと思います。室内や室外の設備工事が必要になり、工事費用がかかるケースもある光回線ですが、会社ごとのサービスの違いはなかなか分かりにくいものです。

月々の料金に大きな差がなくい・多少料金が高くても大丈夫な場合は、アフターサービスが整った回線サービスがおすすめです。契約者向けのサービスセンターがあり、何か困ったときや回線トラブルがあれば、フリーダイアルで問い合わせができると大変便利です。

回線サービスによっては、問い合わせ先に電話をしてもなかなかつながらず時間がかかり、問題解決の時間がかかる…などもありえます。サービス体制や問い合わ可能時間なども併せてチェックしておきましょう。後で会社選びに失敗した…などの後悔も少なくなります。

「光ファイバーの回線が自分の賃貸住宅になく新しく工事が必要だ」「かなり田舎なのでそもそも工事ができない」などの場合、ホームルーターでインターネットにつなぐ方がいいケースもあります。

ホームルーターとは、自宅のコンセントにつなぐだけですぐにWi-Fiを利用できる据え置き型ルーターです。有線式ではなく電波で受信するモバイル回線なので、より手軽にインターネットを使えます。しかし、測個に関しては光回線により遅く安定性にも難がある点を考慮しましょう。

自宅でインターネットを頻繫に利用するのであれば、光回線が断然おすすめです。ホームルーターは回線工事が不要なため、申し込みして機種が届けばすぐに使える点が魅力です。

近年よく耳にするのがプロバイダー会社を通じて申し込む光回線のプランです。複数の会社と契約する必要がなく便利なので、ますます契約者が増えています。ここでは、プロバイダーを通じて光回線を開設するときのメリットとデメリットについて解説していきます。

プロバイダを通して光回線を申し込むと、使用料金がより安くなるのが最大のメリットと言えます。フレッツ光などの光回線会社と比べると上り・下りの速度には大差がなく、使用回線も変わりがないため、より安い方を選択する契約者が増えています。

多くの光回線提供の会社やプロバイダがあるので、各社の価格競争が起きて結果として光回線が安くなる傾向にあります。光回線を使うユーザー側にとっては、ほぼ同じ品質で価格が安いのは大きなメリットで選択肢も増えます。

プロバイダを通しての回線契約のデメリットについても把握しておきましょう。災害や回線トラブルが起きたときの対応やサポート体制を考えると、自社販売の回線会社の方が万全でしっかりしている傾向です。

光回線の老舗である回線会社は、今までのトラブル時のノウハウやサポート体制をしっかりと構築していますので、手厚い対応が期待できユーザーからの信頼度も高いと言えます。

回線会社との契約は、プロバイダ経由で申し込むよりも若干料金が高くなるかもしれません。しかし、何か起きたときの保証やサポート面を考えるとかなりポイントが高くなります。

アパートやマンションなどの賃貸住宅で光回線を使うと、ときどき通信速度が遅くなって困る…などの声がよく聞かれます。

理由として考えられるのは、賃貸物件では共有部分に回線設備の違いです。マンション用回線設備は同物件に住む住民全員で共有して使う仕組みです。そのため、多くの住民が同じ時間帯にインターネットを利用すると、同回線内で混雑が起き通信速度が遅くなってしまうのです。

この事象を避けるためには、光回線の接続方式をIPv6接続に変更する・光配線方式を採用している物件に引っ越すなどの方法があります。これから、光回線設備が完備された賃貸物件に引っ越す場合は、接続方式がどうなっているかを確認してみましょう。

近年賃貸でよく見られるのが「インターネット完備」「インターネット対応住宅」「インターネット有」と表記されている物件です。情報サイトなどに掲載されているこれらは意味が少しずつ違います。

「インターネット完備」とは、各部屋まですでにインターネット回線が引かれていて、工事契約の必要がない状態です。「インターネット有」と記載された賃貸住宅は、建物の共有部までインターネット回線が引かれていて、各部屋まで回線を引き込む工事のみが必要です。

工事は必要ですが、一から回線工事をするよりもインターネットの環境はすぐに整い、工事費も安く済みます。また「インターネット対応住宅」と書かれている場合は、事前に大家さんか不動産会社に回線状態や詳細を確認する必要があります。

住宅に直接回線を引いて専用線のような使い方ができる光回線は、自宅で仕事をする人や動画・ゲームを自宅でする人などに依然として人気があります。賃貸住宅の場合は、光回線の工事が必要かなどを事前に確認する必要がありますので、より便利で使いやすい光回線サービスを選定し快適にインターネットを利用しましょう。