フェットチーネパスタのおすすめ10選｜市販の合うソースやおすすめレシピも紹介

パスタといえば最も一般的で幅広く愛されているのはスパゲッティですが、平打ちパスタ（平麺）としてよく知られているのが、フェットチーネです。フェットチーネはスパゲッティなどとは異なり小麦粉と水だけでなく、卵も使用されており、モチモチとした食感が特徴です。

フェットチーネは幅広麺なのでソースが絡みやすく、トマトソースやクリームソースなどと相性がいいパスタです。また、生麺と乾麺、または使用する小麦粉の違いなどにより異なる食感や味わいが楽しめます。

今回は、フェットチーネの基本情報や選び方・おすすめフェットチーネ10選を紹介します。コスパ最強の業務スーパーの市販パスタもチェックしてください。さらに、フェットチーネにおすすめのパスタレシピも解説します。

フェットチーネとは、小麦粉と水・卵で作られた、平打ちのロングパスタです。フェットチーネという名の由来は、イタリア語で「小さなリボン」を意味し、平打ち麺なので幅広の形状で、幅は4～8mm程度です。

小麦粉には、基本的に硬質小麦粉が用いられ、一般的なパスタが小麦粉と水のみで作られるのに対し、フェットチーネには卵も加わります。1本1本が太いので、ソースがよく絡まるボロネーゼソースやクリームソースなどによく合います。

フェットチーネとよく似た平打ちパスタには、タリアテッレがあります。見た目はほとんど区別がつかず、違いがわかりにくいですが、明確に異なるのは原材料です。フェットチーネには硬質小麦粉が使われるのに対し、タリアテッレは軟質小麦粉を使用します。また、タリアテッレには卵は使用されません。

タリアテッレは一見フェットチーネと似たような麺ですが、麺の太さも異なります。1～2mm程度のわずかな違いですが、タリアテッレの方がやや細くなっています。

生麺のパスタとは、乾燥させる前の柔らかい状態のパスタを指します。生麺はモチモチとした弾力のある歯ごたえがあり、ソースが絡みやすいパスタです。また、生とはいっても生麺はそのまま食べられるわけではありません。食べる前には必ず茹でる必要がありますが、乾麺より茹で時間が短く済み、小麦の香りが楽しめるのも特徴です。

乾麺は生パスタを乾燥させて水分を蒸発させたもので、スパゲティでも一般的なタイプです。生パスタは、冷蔵または冷凍保存が必要なのに対し、乾麺は常温で長期間保存できる特徴があります。乾燥しているため生パスタより茹で時間は長くなりますが、つるっとした舌触りとアルデンテの歯ざわりのあるパスタに仕上がります。

テフロンダイスとは型にテフロンを使用したタイプのパスタで、日本のパスタメーカーでも多く採用されています。テフロンは表面がつるつるしているため、テフロンダイスのパスタも表面がつるっととした溝の少ない仕上がりになります。

コシが強く喉越しのいいつるつるとしたパスタは、テフロンダイスと判断できます。

ブロンズダイスは伝統的な製法で、青銅のダイスを使ったパスタです。青銅製のダイスは表面に細かな凹凸が付いているため、パスタ生地が押し出されるときにパスタの表面に溝が付き、ざらざらとした仕上がりです。ブロンズダイスのパスタはモチモチした食感と、表面の溝によりソースが絡みやすくなるのが大きな特徴です。

ただし溝が多いため低温で長時間乾燥しなければならず、テフロンダイスより価格が上がります。

フェットチーネの主原料である小麦粉の種類も、メーカーや製造国などにより異なります。イタリア産の乾麺のフェットチーネはデュラム小麦を使うと定められていますが、国産のフェットチーネは国産小麦を使用しているものもあります。

そのほかにも、小麦の栄養を摂取しやすい全粒粉を使用したフェットチーネもあるので、好みに合わせて選びましょう。

パスタは小麦粉が主原料ですが、最近では小麦粉以外の原料で作られたパスタも増えています。モチモチした食感のタリアテッレには、小麦粉よりモチモチ食感の強い米粉を使ったタイプもあります。

米粉を原料としたフェットチーネはモチモチ食感が楽しめるだけではなくグルテンフリーなので、小麦アレルギーの方やグルテンフリーダイエット中の方でも食べられるので人気が高まっています。

激安スーパーでお馴染みの業務スーパーでもフェットチーネが取り扱われています。一人前約20円とかなり安くコスパ最強です。業務スーパーのフェットチーネはデュラム小麦粉が50％使用されており、しっかりとしたコシが味わえます。

市販のフェットチーネは、大型スーパー・食料品を扱うドラッグストア・カルディなどでも取り扱っている場合があります。ぜひ、チェックしてみてください。

パスタとベストマッチのトマトソースはフェットチーネにもよく合い、トマトソースを用意すると簡単に作れます。

【なすのトマトソースパスタの作り方】

1. 半月切りのなすと薄切りの玉ねぎをオリーブオイルで炒める
2. トマトソースを加えて熱する
3. 3分ほど茹でたフェットチーネに少量のオリーブオイルを和えて絡める

それ以外にも、野菜と一緒にひき肉を加えて炒めておくと、ボリュームのあるパスタソースに仕上がります。ガーリックトマトソースを使えば、にんにくの香りとトマトの酸味がマッチし、フェットチーネによく絡まるソースが楽しめます。

クリーム系のパスタが好みの方は、ほうれん草を使ったクリームソースでフェットチーネを味わってみましょう。

【ほうれん草のクリームパスタの作り方】

1. ほうれん草と・玉ねぎ・ベーコンを適度な大きさに切り、オリーブオイルで炒める
2. 生クリームを加える
3. とろみがつくまで混ぜる
4. 塩こしょうで味を整える
5. フェットチーネは固めに茹でる
6. 茹で上がったらソースに入れて絡ませる
7. 器に盛りフェットチーネが熱いうちに仕上げにバターを乗せる

仕上げのバターには、燻製バターを使うと香り高く仕上がります。

パスタの定番メニューとして知られているカルボナーラもおすすめです。カルボナーラのレシピは下記のとおりなので参考にしてください。

• 湯に塩を適量加えてパスタ麺を7分30秒茹でる
• 卵・牛乳・塩・黒胡椒をしっかり混ぜ合わせた卵液を作る
• ベーコンを短冊切りにして色がつくまで炒める
• ベーコンを炒めたら火を止めて濡れた布巾などをフライパンの底に敷いて粗熱を取る
• ベーコンにパスタ麺・卵液を加えて弱火でよくかき混ぜる
• 全体にとろみが出たら完成

パスタソースが絡みやすい平打ち麺のフェットチーネは、特にトマトソースやクリームソースとの相性が抜群です。手作りでももちろんおいしいですが、市販のソースを絡めるだけでもおいしい一皿ができます。市販のソースを使って、簡単においしいフェットチーネを楽しんでみましょう。

フェットチーネグミは、ブルボンから発売されている人気のグミです。パスタのフェットチーネのように薄くて幅広の形状と、独特の嚙み心地が特徴です。幅広で平たい形状なので、周囲に酸味のあるパウダーがたっぷりと付いて、よりリアルな味わいを楽しめます。

イタリアングレープ味とシャインマスカット味の他に、現在はコーラ味が販売されています。ほかのグミにはない噛み心地とジューシーさが美味しい一品です。

モチモチとした食感が味わえるフェットチーネはパスタソースがよく絡まり、ソースそのものの味も楽しめるパスタです。米粉や全粒粉を使ったフェットチーネもあるので、乾麺と生麺の違いとともに楽しみながら、おいしいフェットチーネを探してみましょう。こちらもあわせてご覧ください。