【看護学生・看護師さんにも】おすすめ血圧計10選｜どこで購入できる？

健康診断等で高血圧を指摘されて、血圧が気になり始めたという方も多いのですよね。血圧は一日の中でも変動があるので、毎日決まった時間に測定する事が大切です。病院で高血圧と診断された場合、自宅でも毎日測定するように勧められるでしょう。

血圧が高い状態が続くと心臓や腎臓・脳などの臓器に負担がかかり、さまざまな病気を引き起こします。血圧計を使って自分で測定して管理すると、健康管理にもなるのでおすすめです。

この記事では、看護師が選ぶ血圧計の選び方やおすすめの商品を紹介します。看護師として探している場合の購入場所などもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

アネロイド式血圧計は、血液検査のときなどに病院でみたことある方が多いと思います。腕に空気圧をかけて自身で脈の音を聞いてチェックするタイプのものです。

デジタルと違い数値は出ず、聴診器を使って測定する必要があるのである程度の知識と技術が必要です。

上腕式血圧計の中でも、腕に「カフ」という帯を巻いて測定するタイプの血圧計です。病院で看護師が測ってくれるのと同じ部位の上腕で測定しますので、手首で測るよりも正確に計測できると言われ、広く選ばれている基本のタイプになります。

後述のアームイン式に比べると、場所をとらず価格も安めで購入しやすいです。ただしカフを自分で正しく巻き付ける必要があるので、力の弱い高齢者や不器用なの方などは難しかったり正確に測れなかったりする可能性があります。

上腕式血圧計の中でも、固定された筒状の部分に腕を通すだけで測定できるタイプの血圧計です。アームイン式は測定時の姿勢が安定しやすい為、より正確な計測が期待できます。

カフ式と違って、自分で腕に巻く必要がないので簡単に測定することができるのが特徴です。カフ式だと毎日の血圧測定が続かなくても、アームイン式だとちゃんと続けられるという方もいらっしゃいます。不器用な方や、高齢者の方にもおすすめです。

カフ式に比べるとサイズが大きいので、場所を取ってしまうのがネックです。設置スペースがない方には不向きと言えるでしょう。価格はカフ式よりも高い傾向にあります。

手首式血圧計は、手首に巻いて測定するタイプの血圧計です。コンパクトサイズなので旅行や出張などでも持ち運びもしやいです。上腕式血圧計に比べると手頃な価格になっています。

測定時は上腕式と違って上着を脱ぐ必要がないので、より手軽に測定できます。ただ手首での測定は安定しづらい為、上腕式に比べて精度が落ちるという意見もあります。正しく測定する為には、適切な姿勢と巻き付け方を覚えましょう。

オムロンは世界の血圧計のトップシェアを誇るメーカーで、国内外を問わず人気があります。最新の通信機能を取り入れ、スマートフォンやパソコンなどとの連携機能を持つ機種も豊富です。時代の先端を行く姿勢が評価されています。

オムロンは一人一人のその時の状態に合わせて、自動でカフの加圧ができる技術を世界で初めて開発しました。カフを巻いてボタンを押すだけで自動で測定ができるのは当たり前のようですが、実はこのオムロンの技術の恩恵を受けているんですね。

オムロンが採用している「フィットカフ」は、片手でもピッタリと巻きやすいと好評です。腕が太い人や細い人の為の「太腕用腕帯」「細腕用腕帯」も別売りされています。使いやすさを重視するの方におすすめのメーカーです。

テルモは体温計などの医療機器を手がける国内のメーカーです。テルモの医療機器は病院でも採用されることが多く、技術力や性能の良さに定評があります。

テルモの血圧計の特徴は、血管音を聞いて血圧を測る「コロトコフ法」をアームイン式の商品で採用している点です。コロトコフ法は、病院で医師や看護師が聴診器を用いて測定する方法と同じ原理です。大きな画面やワンボタン操作など使いやすい設計なので、高齢者の方にもおすすめです。

パナソニックの血圧計は、大きな液晶画面と見やすい文字が人気です。脈間隔変動や体動変動を検知する機能が付いた商品もあり、正確な測定をサポートしてくれます。

デザインの良さと、大手家電メーカーなので多くの方に選ばれやすいメーカーです。血圧計は手頃な価格で販売されているものもあるので、気軽に血圧測定を始めたいという方にもおすすめです。

計測結果が自動的に血圧計に保存されるメモリー機能付きの血圧計であれば、過去の計測値を簡単に振り替えられます。機種によって記録できる回数は異なります。

また、2人分の測定データを分けて記録できる2ユーザー機能を持つ血圧計もあります。それぞれのデータがボタン1つで切り替えできるので、自分だけではなく家族も一緒に使いたい場合などには確認するようにしましょう。

血圧計で測定したデータを管理する為、Bluetoothなどの通信機能を搭載している商品もあります。アプリを使って簡単に記録ができたり、データのグラフ化ができたりするので、日々の血圧を管理するのに役立ちます。

通信機能を利用して記録した測定データは、家族と共有したり、かかりつけの先生に見せて報告したりするのにも使えます。通信機能はBluetoothの他にも、NFC対応、USB対応の商品もあります。

自分の測定したデータを、ノートに記録するのではなく、スマートフォンのアプリで簡単に済ませたいという方は、ぜひ押さえておきたい機能です。

変化が出やすい血圧をより正確に把握する為に、数回分の値や一週間分の平均値を表示してくれる「平均値表示」機能があると重宝です。また血圧測定中の脈の間隔が不規則である場合に、表示してお知らせしてくれる「脈間隔変動」検知機能もおすすめです。

脈間隔変動が表示された場合は、正確に測定できていない可能性があります。これは必ずしも不整脈がある事を示すものではありませんが、頻繁に表示される場合は医師への相談が推奨されています。

血圧測定の際に、姿勢や巻き方が正しいかどうかを画面などでお知らせしてくれる「測定サポート」機能付きなども不慣れな方にはおすすめです。

血圧計の電源のタイプは、電池を使うタイプとコンセントにACアダプタをつないで使用するタイプやどちらでも使えるタイプがあります。血圧計を家のみで使うのか、旅行先などの出先でも使うのかなど用途によって選ぶようにしましょう。

血圧は1日を通して変動がありますので起床時と寝る前の1日2回程度、決まった時間に血圧を測る事が推奨されています。朝は起床後1時間以内に、トイレを済ませ食事や服薬の前に測定するようにしましょう。

寝る前は、入浴後1時間以上あけてから測定するようにしてください。測定する時はリラックスする為に数分間は安静にし、深呼吸してから測ることも大切です。カフを巻く場合は、すき間ができないようピッタリと巻きましょう。

正確に測定する為には、測定部位（上腕や手首）を心臓と同じ高さにする必要があります。上腕式の場合は比較的簡単ですが、手首式の場合はずれやすいので手首をみぞおちの少し上に直接くっつけてから測定してみてください。

看護師向けの血圧計は、ナースや医師などが専門的に使う通販サイトなどで購入できます。専門性の高い通販サイトなので、血圧計以外にもナース服など看護師が必要とするものがたくさん売っています。

血圧計は安いもので3000円前後から購入でき、医療用になると30000万円くらいになります。家庭で使うのであれば、3000～4000円くらいであれば購入しやすくておすすめです。

そもそも看護師が使う血圧計は、自前で用意するものなのでしょうか？現場の意見を聞いてみると、自前と病院側が用意してくれるのと半々くらいです。もし新米の看護師の方で仕事用に探している場合は、まずは自前なのか用意してもらえるのかを確認してみてください。

早朝高血圧などの隠れた高血圧を見つける為にも、病院だけでなく家庭でも血圧測定をする事が大切です。血圧計は種類がたくさんありますが、家族と共有するのか、通信機能が必要か、持ち運びをするのか、などを考慮し、自分に合った血圧計をぜひ見つけてみてください。