キャンプ用鍋おすすめ20選！【口コミ】ソロキャンプやファミリー向けも｜レシピ紹介

キャンプの醍醐味といえば、自分で火を起こした焚火で作る鍋料理。大人数でひとつの鍋を囲んで和気藹々と楽しんだり、ソロキャンで静かに自然を感じながら鍋料理を楽しんだりと、キャンプでの鍋料理にはさまざまな楽しみ方があります。

キャンプでの鍋料理を成功させるためには鍋選びが大切です。一口にキャンプ用鍋といっても、素材・サイズ・形状が異なり、適している料理も変わります。多くのメーカーからキャンプ用鍋が販売されていますが、一体何が違うのか、何を購入したらいいのか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、キャンプ用鍋の選び方とおすすめのキャンプ用鍋を20選紹介していきます。ファミリー向け・ソロキャン向けのキャンプ用鍋を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

キャンプ用鍋と一般的な家庭用鍋の大きな違いは形状にあります。キャンプ用鍋は持ち運びを考慮して、シンプルかつコンパクトに設計されているものが多いです。複数の鍋をひとつにまとめられるものだったり、持ち手部分が邪魔にならないよう工夫されたデザインだったりします。

また、キャンプでの調理は焚火がメインとなるため、直火にも耐えられるような強度で作られているのも特徴のひとつです。なかには、蓋の上に炭をのせて上下から温められるものもあります。

キャンプでは多くの方が鍋料理に挑戦していますが、鍋料理が選ばれるのには理由があります。ここからは、キャンプではなぜ鍋料理が向いているのか、メリットを3つ解説していきます。

キャンプで鍋料理を食べると、体の芯から温まれるメリットがあります。野外で行われるキャンプは、日中は暖かくても夜中に冷え込む場合もあるので、内側から温まれる鍋料理が重宝されます。

特に、汁気の多い鍋料理は具材と一緒にスープも飲めるので、お腹の中からポカポカと温まるのが嬉しいポイントです。

ひとつの鍋を囲みながら、大人数で食事ができる点も鍋料理の魅力です。大人数キャンプの醍醐味といえば、おしゃべりをしながら楽しむ食事。大きな鍋がひとつあれば、複数人分の料理を大量に作られるうえに、鍋を囲んで団らんを満喫できます。

鍋料理は調理が簡単な点でもキャンプ向きと言えます。切った具材と調味料を鍋に入れて煮込むだけの簡単な工程なので、料理が苦手な方でも手軽に作られるのが魅力です。また、煮込んでいる間に周囲の作業も並行して行えるため、時間の有効活用もできます。

キャンプ用鍋にもいくつか種類があり、作る料理やシーンに合わせて使い分けができます。大きく分けて5つの種類があるので、それぞれの特徴について解説していきます。

クッカーまたはコッヘルと呼ばれている鍋は、アウトドア向けにコンパクトに設計された小型鍋です。軽量化を図るために鍋の取っ手部分は簡易的で、鍋本体は薄型に作られています。

小型なのでとにかく持ち運びが楽に行える点がメリットです。形状は円形を中心に、四角形のものも存在しています。

メスティンはお弁当箱のような四角型の形状をした小さな鍋です。主にアルミ素材でできており、取っ手部分は折りたためる仕様なのが特徴です。飯盒のようにお米を炊いたり麺を茹でたりと、幅広い用途に使えます。コンパクトなサイズ感なので、ソロキャンプで活躍する鍋です。

ライスクッカーとはいわゆる飯盒のことで、炊飯に特化した小型の鍋です。ほかのキャンプ用鍋よりも厚みがあるのが特徴で、ご飯が均等に炊けるように熱伝導に優れた素材が使われています。焦げつきや吹きこぼれが起きにくいように設計されている点もライスクッカーならではです。

シェラカップとは金属製のカップのことで、持ち手がついているので火を使った調理にも使える調理器具です。計量カップのようにメモリがついているのが特徴で、200～300mlが平均的な量です。小さい鍋なので大人数向きではありませんが、少量の料理やソロキャンプで大活躍します。

ダッチオーブンは金属で作られた重厚な鍋で、とても頑丈にできています。直火で調理できることはもちろん、蓋の上に炭などをのせて上からも温められる点が大きな特徴です。煮込み料理をはじめ、炒め・揚げ・蒸しなど幅広い料理に活用できます。

ここからは、キャンプ用鍋の選び方のポイントについて紹介していきます。素材や機能性・直火対応の不可などさまざまな視点から選び方を解説します。はじめてキャンプ鍋を購入する方は、ぜひ参考にしてみてください。

まずは、キャンプ用鍋に使われている素材に注目してください。キャンプ用鍋はどれも同じような見た目をしていますが、素材によって特徴や使いやすさが異なります。主にアルミ・ステンレス・チタンの3種類が使われているので、詳しく見ていきましょう。

アルミ素材のキャンプ用鍋は熱伝導に優れているため、鍋が温まりやすく素早い調理に向いています。アルミはとても軽い素材なので持ち運びやすさが抜群です。デメリットとして挙げられる点は耐久性の弱さです。傷がつきやすく、ちょっとした衝撃でへこむ場合もあります。

ステンレス素材はとても耐久性の高い金属です。錆びにくい特徴を持っているため、アウトドアにはうってつけの素材です。長年大切に使いたいキャンプ用鍋を探している方に向いています。また、保温性能がいいので、一度鍋が温まると料理が冷めにくいのがメリットです。

一方で、熱伝導性が悪い素材のため調理に時間がかかってしまう難点もあります。

チタン素材は、軽量でありながら耐久性・耐食性に優れている金属です。錆びにくく腐食にも強いため、厳しい環境のアウトドアシーンで活躍します。熱伝導が低いので持ち手が熱くなりにくい点はメリットですが、調理に時間がかかってしまうのはデメリットです。

キャンプ用鍋を選ぶときは、機能性もチェックしておきましょう。機能性が充実していれば料理中はもちろん、後片付けも楽に行えます。機能性を確認する場合は以下の5つのポイントを確認してみてください。

保温性の高いキャンプ用鍋は火元から離しても冷めにくいので、長時間温かい状態をキープできます。特に冬場のキャンプでは料理がすぐに冷えてしまうため、せっかく上手にできても美味しさが半減してしまいます。そうならないためにも、保温機能のついたキャンプ用鍋を選びましょう。

クッカーを重ねて保温するものもあれば、保温性の高いカバーを鍋に取りつけるものもあります。

お手入れのしやすさを考慮するなら、表面加工が施されたキャンプ用鍋を選ぶのがおすすめです。使われている素材や鍋の厚さによって、すぐに焦げついてしまうものもあります。フッ素加工やテフロン加工を入れているものであれば、焦げを落としやすいので後片付けが簡単です。

焚火で調理を行うとき、重量のある鍋は不安定になりがちです。一方で吊るせるタイプのキャンプ用鍋であれば、三脚を使って上から吊るすので安定して底に火をあてられます。また、高さを変えて火加減を調節できたり薪をくべやすかったりと、多数のメリットがあります。

大・中・小の異なるサイズの鍋をひとつにまとめられるスタッキングタイプ。コンパクトに収納できるので、できるだけ荷物を少なくしたいキャンプで重宝されます。また、キャンプ用鍋を自宅に保管する際、スペースを取らないのも嬉しいポイントです。

家庭兼用鍋であればキャンプだけでなく自宅でも普段使いできるため、押し入れの奥に眠らせることなく有効活用できます。年に数回しかキャンプをしない方は、自宅で使うことをメイン考えて選ぶのもひとつの手です。

キッチンでも使いやすく、持ち運びも楽におこなえる鍋を探してください。

キャンプ用鍋の深さは大きく分けて浅型と深型の2種類があります。鍋の深さによっては対応できないレシピもあるので、作る料理や利便性に合わせて選びましょう。ここからは、浅型と深型の特徴を紹介していきます。

浅型のキャンプ用鍋は、深型よりも熱が早く伝わるので炒め物に適しています。浅型といっても、キャンプ用は一般的なフライパンよりも深さがあるため、炒めるときに具材が飛び出しにくくなっています。取っ手を取り外せるものであれば、お皿代わりに使えるのも魅力的です。

深型のキャンプ用鍋は、煮込み系やスープ系などの汁気の多い料理に適しています。深型は円柱型で高さがあるので、熱が全体に伝わりにくい形状です。そのため、高い火力を必要とする炒め物にはあまり向いていません。

また、鍋の深さを利用して、中に小型の調理器具やバーナーを収納できる点も深型鍋の魅力です。

キャンプ用鍋はさまざまなメーカーから販売されています。『Snow Peak（スノーピーク）』や『LOGOS（ロゴス）』といったアウトドアブランドでは、キャンプ向けのアイテムが数々展開されているので、機能性の充実したキャンプ用鍋が見つかります。

また、リーズナブルかつ手軽に購入したい場合には、インテリアメーカーでお馴染みの『ニトリ』もおすすめです。キャンプ以外に自宅でも使えるので、両用の鍋を探している方はぜひチェックしてみてください。

キャンプ用鍋を選ぶときは、人数に適したサイズを選ぶのも大切なポイントです。ソロキャンプに行くのに大きな鍋を選んでも、荷物になるだけでなく調理にも無駄ができてしまいます。逆に、大人数キャンプで小さい鍋を選んでしまっては、人数分の料理を作るのが困難です。

料理によって使う水の量が異なるので一概には言えませんが、1～2人用は15cm前後・2～4人用は20cm前後・4人以上は24cm以上を目安に選ぶといいです。商品説明にも詳細な対応人数が記載されているので、チェックしてから購入しましょう。

キャンプでは炭火や焚火を使った調理がメインとなるので、鍋が直火に対応しているかどうかもチェックしておきましょう。キャンプ用鍋の素材は主に鉄でできているので、ほとんどの鍋が直火に対応しています。

しかし、直火対応でも火力が強すぎると鍋の劣化が早まったり、一部に使われているゴムやプラスチックが溶けてしまったりすることも。炭火や焚火は一定の火力を保つのが難しいので、直火対応でも十分に注意を払って調理しましょう。

せっかくキャンプをするならば、デザインにもこだわっておしゃれな鍋で調理したいです。キャンプ用鍋はコンパクトにまとめることを重視しているので、シンプルなデザインのものが多いです。基本的に何もデザインされていない、まっさらなビジュアルがほとんど。

しかし、なかには模様が入ったものやカラフルなものなど、見た目にも力を入れている商品もあります。華やかなキャンプ用鍋だと気分も上がるので、ぜひチェックしてみてください。

ソロクッカーセットは、1人用サイズの鍋・ポット・お皿などキャンプで使う調理アイテムが揃ったセット商品です。スタッキング機能が搭載されているのでコンパクトにまとめられて、バッグへの収納も楽におこなえます。

ソロキャンプで必要最低限の調理アイテムが揃っているため、個別に揃える必要がないのが嬉しいポイントです。キャンプで何を揃えたらいいのかわからない、そんなソロキャン初心者の方にもおすすめです。

ストームクッカーとは、スウェーデンのアウトドア用品ブランド『trangia（トランギア）』が販売しているクッカーセットです。小型のクッカーに加えて、ハンドル・アルコールバーナー・ウインドシールドがセットになっています。

常に最大火力が出るようにウインドシールドに工夫が施されており、耐風性に優れているのが特徴です。アルコールバーナーを使用するので一定の火力が保たれ、安定した調理ができます。簡単に火が起こせるソロキャンプ用のミニクッカーを探している方におすすめです。

キャンプ用鍋は持ち手部分も鉄でできているので、直火で温めると鍋全体が熱くなります。素手で取り扱うと火傷する可能性もあるので、専用の耐熱グローブを使って安全に鍋を扱いましょう。また、耐熱グローブがあれば焚火や炭の扱いも楽におこなえます。

数年に1・2回程度のキャンプで専用鍋を購入するのはもったいない。キャンプでの洗い物が苦手。そんなときは使い捨てできるアルミ鍋もチェックしてみてください。キャンプ用鍋と同じく浅型・深型があり、料理に合わせてサイズも選べます。

使い捨てアルミ鍋はとても柔らかく耐久性は低いですが、しっかりと直火にも対応しています。

キャンプの定番鍋料理といえば、大人数で食べるカレーライスです。炭火で焼いた彩り野菜をトッピングする野菜カレーや、野菜の水分だけで作る無水カレーなどがおすすめです。カレーライスは野菜を切って市販のカレールーで煮込むだけなので、とても手軽に作れます。

辛み成分でポカポカと温まるキムチ鍋は、冬キャンプにおすすめの鍋料理です。好きな肉や野菜を入れて、市販のキムチ鍋の素を入れればできあがります。具材の自由度が高く、調理過程も簡単なので料理が苦手な方でも作りやすいです。

キャンプで使う鍋は利用人数や作る料理に合わせて選ぶのがベターです。同じ金属製でも素材が異なれば機能性や耐久性も変わるので、目的に合わせて選びましょう。できるだけ荷物はコンパクトにまとめて、スマートに持ち運んでキャンプを楽しんでください。こちらもあわせてご覧ください。