曽田正人の漫画おすすめ5選｜熱血でストイックな作品に夢中！口コミや最新作情報も

曽田正人は「天才を描く天才」という異名があり、どの作品の主人公も卓越した才能と情熱を持っているのが特徴です。『シャカリキ！』『め組の大吾』『昴』など数々の話題作を手掛けており、テレビアニメ化・ドラマ化・映画化された作品も多くあります。

「才能と情熱をあわせ持つ人物がなりふり構わずにやりたいことをやり抜く姿に圧倒されたい！」、「一緒に熱くなりたい！」方には曽田正人の漫画がおすすめです。迫力のある力強いタッチとリアルな心理描写により、目が離せなくなるような魅力があります。

今回の記事では曽田正人の漫画の魅力や選び方、おすすめの漫画をご紹介します。最新作の情報も記載しておりますので、ぜひご覧ください。

曽田正人作品の主人公はみな才能に溢れ、好きなものに熱く没頭しています。突出した才能は時に理解されなかったり共感を得られなかったりしますが、曽田正人の高い心理描写で描かれる葛藤や人間臭さにより、読者は主人公の魅力に引き込まれていきます。

また、天才に焦がれるライバルの複雑な心情が魅力的に描かれているのも物語の大きな魅力になっています。圧倒的な才能を持ちながらどこか危うい主人公を支えてくれる周囲のキャラクターにも注目です。

capetaはモータースポーツを題材にした作品です。ドライビングの天才である主人公平勝平太（通称カペタ）は資金不足により性能面で劣るマシンなど不利な環境にありながら、持ち前の才能と度胸でレースを勝ち抜いていきます。

大のF1好きである曽田正人による丁寧な技術描写と、圧倒的な熱を感じる心理描写が作品に深みを与えています。カペタの才能と情熱に魅了された仲間たちとともに、数々の逆境を乗り越えて成長していく姿に読者まで熱くなれる作品です。

め組の大吾は災害現場における人命救助を描いた物語です。主人公の新米消防士・朝比奈大吾は多くの災害現場での経験を通じて成長し、危機的な状況を常人離れした直観と発想で乗り越え、多くの命を救い出します。

破天荒な大吾と正反対の性格をした甘粕士郎との関係性や、命と向き合う職業ならではの恐怖や葛藤がしっかり描かれているのも魅力的な作品です。

漫画では珍しいフリースタイルラップバトルの世界を扱った作品です。お嬢様学校に通う女子高生の栞は、ある日踏み入れた渋谷のクラブで急遽ラップバトルを披露することになります。

漫画では描くのが難しいラップ特有のリズムや勝敗を分ける観客の熱気が、曽田正人の大胆なコマ割りや豊かな感情描写により伝わってきます。大人しいようで肝が据わった主人公の成長にも注目の物語です。

昴は曽田正人の作品の中で、最も天才の狂気を感じられる作品ともいわれています。愛する弟の死を経験した主人公・宮本すばるが、バレエに生涯を捧げる姿を描いたストーリーです。

すばるは畏怖を感じるほどの才能をもった「孤高の天才」として描かれ、その凄まじさに読者も圧倒されていきます。曽田正人の作品は赤く燃えるように熱い作品が多いですが、昴は澄みかえった青い炎のような静かで凄みのある熱さを感じられる作品になっています。

曽田正人の初期作品で、「坂バカ」と呼ばれるほど坂が大好きな少年・野々村輝がロードレースの世界にのめりこんでいく物語です。

どこまでもひたむきに坂に挑み続ける主人公の熱量は、周囲の人にも影響を及ぼして熱狂に巻き込んでいきます。作品からほとばしる圧倒的な熱により、作品を読み終える頃には読者も自然と前向きになれるような力をもった作品です。

現在曽田正人が手掛ける最新作は『め組の大吾 救国のオレンジ』です。『め組の大吾』の続編で、今回は前作主人公とは別の若手消防士3人が主人公の話になっています。前作ではいなかった女性隊員の存在など、時代とともに変化した設定にも注目です。

月刊少年マガジンで連載中であり、現在単行本は5巻まで発売中です。6巻は2023年02月14日頃の発売予想となっています。

『capeta』『Change!』『め組の大吾　救国のオレンジ』は曽田正人と冨山玖呂の共著となっています。曽田正人は冨山玖呂について、「漫画製作において軸になってくれるパートナー」と語っています。

良いところも悪いところも言い合える関係性で、二人が力を合わせることで斬新なアイデアが生まれ、より面白い作品展開が生み出されているようです。

曽田正人が描く「情熱に溢れる人」はとてもかっこよく、そのひたむきな熱さは読者の心を打ちます。読者の心をも熱くさせ、前向きに進む力を与えてくれる曽田正人の世界をぜひ堪能してみてください。また下記の記事も参考にしてみてください！