高野秀行のおすすめ小説10選｜辺境を旅する冒険作家の魅力を口コミとあわせて紹介

小説家である高野秀行の小説は、オリジナリティあふれる作品が多いのが特徴です。高野秀行は誰も書かないであろう内容の本を書きあげており、それもノンフィクション作品が大半です。辺境地へおもむいては自分の書きたいものを書き上げ、その繰り返しがオンリーワンの小説やエッセイを多数生み出しています。

自分にしかできないものを見つけ実行するその行動力から生み出される高野秀行の小説は、誰も思いつかないような題材と視点からストーリーを描いています。そんな個性的な作品の数々は、笑ってはいけないのに笑ってしまうようなシーンさえあります。

今回はそんな高野秀行のおすすめ小説や選び方を、さまざまなポイントからわかりやすくご紹介します。高野秀行を初めて知った方や、これから小説を本格的に読み始めようとしている方も必見です。

小説家として活躍している方々は、さまざまな経歴を経て小説家になっていますが、高野秀行の場合は、早稲田大学の探検部で培った能力や知識・果てない好奇心が、小説を書くための原動力につながっています。その探検こそが、高野秀行の人生そのものだと、著書を読んで気付かされます。

高校時代には『インディー・ジョーンズ』シリーズが好きで、その果てしない探究心や信念が大学の探検部や小説の題材につながっているような作品がとても多いです。またテレビ番組『クレイジージャーニー』にも出演しています。

高野秀行の小説を選ぶポイントは、デビュー作品や受賞作品などさまざまなものから選べます。どのようなポイントがあるのかわかりやすくご紹介しますので、どの小説を選べばいいか迷いがちな方も必見です。

小説家としての原点を知りたい方には、デビュー作品から読むのがおすすめです。デビュー作品から順に読み進めていくと、ストーリーの内容をはじめ言葉の表現力などが少しずつ異なったり成長していたり、その小説家の変化も楽しめます。

高野秀行のデビュー小説は早稲田大学在学中に、探検部で実際に探検をしたものを描いた『幻の怪獣・ムベンベを追え』がデビュー作品です。コンゴの奥地の湖に住んでいるとされる幻の怪獣を追ってサバイバル生活をした日々をつづった小説です。

話題性のある小説を読みたい方には、受賞作品がおすすめです。受賞作品は、本屋などでわかりやすく棚が別にしてあったり、ポップで目立ちやすくしてあったりするため、目につきやすいのが特徴です。そのため膨大な小説の中から探す手間もありません。

高野秀行の小説はさまざま作品が受賞していますが、中でも『謎の独立国家ソマリランド』は、第35回講談社ノンフィクション賞を受賞しました。ソマリランドとは、ソマリアの中にある独立がまだできていない国家で、そこで起きているできごとなどを描いたノンフィクション作品です。

最新のものが読みたい方には、新刊をチェックするのもおすすめです。本屋などで新刊コーナーやその小説家の特集コーナーなどの目立つ場所に置かれている場合も多く、いくらか探す手間を省けるのも嬉しいポイントです。

また逆に新刊から読み始め、その作家の過去作品を辿るようにさかのぼっていくのも面白い読み方の1つです。

高野秀行は早稲田大学探検部で培った探検能力を、大人になってもいかんなく発揮し、気になったものは自分の目で確かめに行く行動派です。その体験記から生まれるリアルなノンフィクション小説は、笑えない状況なのに笑ってしまう、読者を高野ワールドに引き込む作品ばかりです。

ときにはツッコミたくなるようなシーンなどもあり、実際に高野秀行の小説を読んだ読者も笑えない事実を笑ってしまうと口を揃えていっているほど、とても個性的でオリジナリティあふれる小説に仕上がっています。

高野秀行の最新情報を知りたい方は、ブログをチェックするのがおすすめです。オフィシャルブログやツイッターなどでその都度さまざまな情報が更新されていますので、高野秀行の作品の最新情報などチェックしてみてください。

高野秀行の妻である片野ゆかも、ノンフィクション作家としてエッセイを書いています。犬に関する著書が多く、中には『犬部！』など漫画化されている作品もあります。また2005年には、第12回小学館ノンフィクション大賞を受賞しています。犬に関する作品が読みたい方は、片野ゆかも要チェックです。

探検家の顔ももつ高野秀行の小説はどれも独特の世界観を放っています。そんな実話をもとにした興味深い作品は、1冊読めば全作品を読みたくなります。高野秀行がどのような体験をしているのか、小説の中で体感して楽しんでみてください。

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