30代・40代の大人におすすめの浴衣10選｜浴衣は痛い？選び方や着こなしのコツも

30代・40代の浴衣は、20代の頃とは違った落ち着きのある雰囲気のものがよく似合います。大人の魅力あふれる浴衣を着用するためには、浴衣だけでなく帯との色合わせにこだわったり、大人だからこそ似合う浴衣を選んだりする必要があります。

30代・40代だからこそ似合う素敵なものもたくさんあり、20代の頃とどのように違うのかが知りたいと考える方も少なくありません。そこで本記事では、30代・40代の女性に似合う浴衣の選び方・浴衣ブランド・おすすめ商品をご紹介します。

浴衣姿が痛い・みっともないといわれてしまう主な理由やおしゃれな着こなしのコツについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

30～40代の浴衣姿について、痛い・みっともないといったネガティブな意見が散見されます。ネガティブに感じられる主な理由は、浴衣そのものではなく着こなしに難がある場合がほとんどです。たとえば20代の頃に購入した浴衣をそのまま着ようとすれば、体型・着こなしの面でどうしても無理が生じます。

特に新陳代謝機能が低下する30代後半以降は体型を維持しにくくなるため、無理に若作りしようとせず年齢相応の浴衣を購入・着こなすようにしましょう。

大人女性に似合うのは紺色や黒色などの落ち着いた色味です。明るい色味が似合わないわけではありませんが、大人の落ち着きを演出するならやはり黒や紺がおすすめです。

もしエンジや白などの明るい色を切る場合には、あまり多くの色を使っていないのがポイント。単色の色遣いを心がければ、大人な雰囲気を醸し出せます。

大人女子にとても似合うのが、レトロな和柄です。日本古来の和柄には花柄や洋風の柄にはない良さがあります。昭和レトロや大正ロマンを思わせる柄を選べば、大人の魅力を演出可能です。

大人女子はついついクールなデザインを選びがちですが、レトロな和柄なら大人女子だからこその可愛さを演出できます。

大人女子の浴衣の着こなしは、帯の色を使い分けることでシーンに合わせた着こなしが可能です。

• 白…タウンユースから花火大会まで
• 夏素材のナチュラル帯…夏のお出かけにピッタリ
• グラデーションのカラー帯…デートにおすすめ

結び方をできるだけコンパクトにまとめると大人の魅力が出せます。また手持ちの帯に合う浴衣を探すのもありです。

手軽に購入できる天然の綿を使った浴衣は40代になってくると着られるシーンが限られてきます。綿コーマの浴衣は洋服でいうところのTシャツにジーンズを合わせた、最もカジュアルな恰好と言えます。

そのため40代で綿コーマの浴衣を着用するなら、花火大会や夏祭りなどにとどめましょう。ホテルでのランチや舞台鑑賞などのイベントになってくるとカジュアルすぎるとの声があります。

夏の着物としておなじみの絽（ろ）は、一定の平織の合間に隙間を作って塗ってある製法です。透け感がある浴衣に首位上がるので、着心地だけでなく見た目にもとても涼し気な印象になります。

綿コーマの浴衣よりはおしゃれ着よりですが、やはり花火大会や友人とのショッピング程度にとどめておいた方が無難です。年齢が高くなると浴衣の素材によってカジュアルさが変わります。

職人が1つ1つ丁寧に作り上げた模様が特徴なのが絞りです。絞りは高級感のある贅沢な着物で、さまざまな小物と合わせられて、お出かけのシーンも幅広く対応できます。絞りは高級な浴衣ですが、柄が大きかったりカラフルになってしまうと幼く見えてしまいます。

そのため、柄や色選びは大切なポイントです。フォーマルな場に着ていくのであれば、状況にあった小物選びをしてください。

極細の絹糸を使っており上げて作っているのが絹紅梅です。絹紅梅は涼しさとは一線を画す高級浴衣です。お出かけの際に40代が着るなら、最もおすすめしたいのが絹紅梅。

洋服でいうと、シルクワンピースに近いぐらい一張羅として使えます。夏の着物よりは楽に着られますが、他の浴衣と比べると気合が必要な浴衣です。歌舞伎座に着て行っても違和感のない浴衣が絹紅梅です。

とにかく浴衣の種類が豊富なのが、竺仙です。大人の浴衣をたくさん販売していると有名なメーカーで、1842年から続く老舗中の老舗ブランドです。

現代に江戸小紋の良さを伝えられる貴重なブランド。お値段はそこそこしますが、大人の上質な浴衣を手に入れたい人におすすめです。

三松は創業85周年を迎える、大手着物メーカーの1つです。85年続く伝統を守りながらも、現代に多い華やかな大柄やレース帯などのトレンドをしっかり取り入れたアイテムを販売しています。体形カバーを考える人が多い30代や40代に嬉しいスリム見えを叶えてくれる浴衣を販売しています。

1977年に初めて和装をファッションアイテムとして取り入れたブランドです。大人女子に嬉しいモダンな中にも今っぽさを忘れない洗練されたデザインが特徴です。

浴衣だけでなく、浴衣と合わせる小物のセンスの良さが嬉しいブランド。大人女子からの支持が高いのが撫松庵（ぶしょうあん）です。

ユナイテッドアローズは、アパレルメーカーとして有名です。洋服を販売する傍ら、毎年浴衣フェアを開催しています。浴衣のデザインは、30代・40代の大人女子に嬉しい落ち着きのあるものが中心です。大人女子の浴衣を扱うメーカーの中では、お手頃な価格で手に入るブランドです。

着物を着ていると、痛いと感じた経験がある方もいますよね。痛くない着付けにはコツがあります。小物ごとにポイントをご紹介するので参考にしてください。

• コーリンベルト…クリップがあばら骨に当たって痛みを感じることがあります。腰まわりにあてたタオルをみぞおち部分まで上げてしっかりと補正すれば、タオルがクッションになり痛みを感じなくなりますよ。
• まくら…帯が落ちてこないようにと意識しすぎてきつく締めてしまうことがあります。締めすぎず、体に沿うようにほどよく結びましょう。
• 裾除け…帯の結び目がお腹に食い込んで痛みを感じることがあります。片輪結びにして、残った紐は丸めずに左右に振り分けましょう。

浴衣に合わせるバッグや小物でかなり雰囲気を変えられます。浴衣とカラーを合わすのはもちろんですが、30代や40代だからこそ似合う、大人な雰囲気の小物を合わすことで粋な雰囲気を演出可能です。シックで落ち着いた雰囲気の小物を選ぶと、若作りの印象を払拭できます。

浴衣は通常素足に下駄を合わせますが、草履や足袋を合わすと着物のようなアレンジができます。夏場なので足袋を履くのは暑そうなイメージを持たれがですが、意外と足の汗を吸ってくれるので快適に過ごせます。下駄よりは草履の方がお出かけ着用として使うアイテムなので、きちんと感を演出できます。

大人女子の浴衣ヘアアレンジは、うなじが見えるすっきりとしたアップヘアを目指しましょう。若い頃ならダウンヘアでもかわいく見えます。

しかし大人女子になると、浴衣で髪の毛を下すと、どうしてもだらしない印象を持たれてしまいます。大人だからこそのきちんと感を出すためにも、髪の毛はしっかりとアップにしてください。

浴衣のお手入れ方法をご紹介します。正しくお手入れを行って、きれいな状態を長く保ちましょう。

• 浴衣を脱いだら汚れをチェック
• 汚れを見つけたら水性は中性洗剤、化粧品などの油性は専用のシミ取り液を使う
• 当て布をしてアイロンがけを行う
• シーズンの終わりにはクリーニングに出す

素材によっては家庭で洗濯ができます。しかし洗濯のやり方や洗濯後のお手入れなど、高価な浴衣になればなるほど難しくなります。そのため、お手入れに自信がなければクリーニングに出すのがおすすめです。

30代・40代だからこそ楽しめる浴衣があります。大人の魅力を演出できる浴衣を選んで、上品な装いで夏のお出かけを楽しみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。