【最高傑作】夏目漱石の小説おすすめ15選|初心者にも読みやすい作品から口コミ・選び方にも注目

「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」などの代表作を持つ小説家・夏目漱石。登場人物の心情を繊細に描いた夏目漱石の小説は、現在でも幅広い世代に人気を誇っています。こちらの記事では、夏目漱石のおすすめ小説15選を最高傑作・初心者向けに分けてご紹介します。

2023/08/10 更新

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夏目漱石というとお札のデザインにも採用されたえらい人と若い人は却って敬遠するかもしれない。 教科書で読んだよという人もいるかもしれない。 どちらもその通り。 ただ、この作家のすごいところは、文章のテンポがとてもリズミカルで読みやすいことだ。 文豪と云っても近寄りがたい文章ではなく、市民目線どころか猫目線だ。 人生っていろいろめんどくさいなあ、と感じている私のような人にはとても共感できる。 つかの間の世間話の中でさえ、他の人より笑いをとろうとしたり、驚かせようとしたり、猫の目からすると馬鹿々々しい競争を年中やっている。 かっこよくいきられないくせに見栄を張る。 そんなおかしみをユーモアたっぷりに表現している。 やはりこれはちゃんと読んでおいて損はない。(後略)

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夏目漱石の小説は口語体で書かれているので、現代人にも読みやすい。本書も有名な作品であるが、全部を読んだことがなかったので、読んでみた。読みやすくていいね。それでいて面白い。普通にエンタメ小説だった。坊ちゃんのいい加減ながらも人情を感じさせる行動に惹きつけられるものの、あまり深く考えずにストーリーを素直に楽しむのが良いと思う。

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豊富な漢語の語彙、あたかも眼前に展開するごとき簡明な情景描写、様々な芸術論、簡潔な短文を駆使した文章表現、これ以上の小説は現代でも見いだせない。(後略)

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青空文庫

こころ

孤独な内面を間接的に!告白体で人間模様を描く近代文学作品

【あらすじ】
親友を裏切って恋人を得たら、その親友は自殺してしまった。増殖する罪悪感と焦燥感に苛まれる主人公。それを偶然出会った学生への手紙に記し、この世を去ったのだった。罪悪感を抱えたまま生きていく様を描いた夏目漱石の長編小説。

【こんな人におすすめ】
・近代文学作品が好きな方
・心理描写が巧みな作品を読みたい方
・美しい日本語に触れたい方
(前略)25歳になってやっと決断し、5時間かけてじっくり読んだのですが、ひたすら夏目漱石氏の文章力に打ちのめされました。 読んでいる間、物語に合う映像がずっと頭の中にありました。登場人物の感情も、手に取るようにわかりました。普段はそんな事ないのに。 18歳ぐらいの時にちゃんと読んでいたら、違う風に精神的な成長を遂げていたかなと思います。 この一冊で、人に与える影響は大きいですね。 いい勉強になりました。

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夏目漱石とか文豪の著書は有名すぎて特に読んできませんでしたが、歳を過ぎてなにで見たか忘れましたが誰かの感想を見て気になり読んでみました。 読み終えて、やはり歴史に残るにはそれなりの理由があるのだと認識しました、三四郎は勿論登場人物の配置、心情小説だけど現実的でどんどん引き込まれて終わりごろには、えっもう ともっと読みたい感じになりました、これが本当に筆力があると言うことなのかなと感じました。

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旅をしている2人の会話で話が進み、漱石の小説としては、とても読みやすい。更に、落語みたいな会話も(読者サービスで?)挿入されており、気軽に読める。しかし、封建的身分制度の批判も厳しく、お気軽だけの小説でも無い。楽しく読めるが、漱石の心の内も覗けるような感じがする。

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漱石らしい文章で、彼の考え方、社会への対応、生き方等がよく解ります。是非一読されたし。

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とにかく読んで面白い。 文章は古くさいが、物語がテンポよく展開していくところは小気味よい。 込み入った物語ではないが、構成が複雑すぎる現代の小説よりかえってスリリングで、時代を感じさせない。 人物の性格、心の動き、ちょっとしたしぐさの描写なども精密で、そういうことあるよなと思わされるところが随所に出てくる。 むかし読んだときにはここまで面白いとは思わなかったが、あらためて読んでみてよかったと思う。(後略)

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何気なく読み始めたが、読み始めたら止まらない。それほど面白く感じた。主人公がポンビキに騙されて鉱山に連れていかれる段、飯場の経験、鉱山内部の描写と主人公の気持の表現等々。 漱石のレパートリーがこんなところにもあるんだ。

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代助が、親友(平岡)との友情、家族との関係、すべてをかなぐり捨てても 三千代との心の繋がり、愛をとる姿は、実直で不器用な男のなんともいえない 切なさと誠実さが伝わり、深く感銘した。ラストのすべてが、赤く見えてくる という結びは、漱石の愛に対する表現の情熱を感じた。 時代を越えた不変的な心情描写(こころ模様)の面白さに、やはり漱石は、 凄いと叫びたい。そして、面白い。心底そう思う。

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(前略)侘しく、どうしようもなく、ただ悲しいこの描写。でも不思議に美しく、じんときます。 ああようやく春になった、良かった、でもじき冬が来る。 生きるってきっとそういうことなんだろうな、と思わせるラストもとても味わい深かったです。 人生の様々な局面で読み返すたび、きっとまた違った癒しを与えてくれるのだろうなと思わせる作品です。

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漱石の代表作は全て読みました。その中では「三四郎」に次いで学生さんにお薦めしたい作品。 「行人」や「門」と違って本作の主人公らは「就活生」です。 (現代では許嫁との結婚というのは無いかもしれませんが) ここで描かれる、生まれつきの性格や取り巻く環境を変えられないジレンマ 「嫌われているのではないか」「ばかにされているのでは」という劣等感や僻みは現代でも 充分共感し、考えさせるところがあると思います。(後略)

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主人公の気持ちで読むもよし、女性の視点で読むもよし。 他の作品よりも短めなので、単に読破のしやすさということについても オススメですので、どうぞまずは読んでみて下さい。

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(前略)気がつくと、読み難かったはずの漢文調の文体がクセになっていたりします。日本を代表する文豪の暗い部分に思わず溜息が出てしまう七篇の短編。太宰や坂口安吾の作品が好きな方(私もその1人ですが。)には、その原点に漱石があることを思い知らされてしまう傑作短編集です。

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漱石のすべての長編を読んできて、個人的には一番面白い小説かなと思う。”未完”であるが、解説の柄谷行人のいうように「閉じることのない未完結性」!だから、水村美苗が続編を書いたのかもしれない、書く気になったのかもしれない、というより、読者それぞれが、俺なら続きをこう書く、私ならこう話を続ける…と思って読んでしまうのではないだろうか。  柄谷のいうように、本書は”ドストエフスキー”的な小説であり、互いに他者として現れる、これ!っといった主人公のない多種多様な声=視点を持った面白い小説なのだ。  お延、お秀、吉川夫人といった饒舌女性のべしゃりの面白さは、他の長編にはない、にぎやかさ。  他にもいろいろと面白く読める点があるので、漱石の中でもおすすめの一冊・・・かな。

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