エレキギターの弦おすすめ20選｜初心者からプロまで【エリクサー・ダダリオ】

最近はおうち時間が増えて、エレキギターを始めてみた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなエレキギターですが、定期的な弦の張り替えが必須なんです。きれいな音色を保つためにも、弦のメンテナンスは定期的に行いましょう。

弦といっても種類はさまざまあります。太さや弦の巻き方によっても奏でられる音色は異なりますので、自分好みの弦を探して演奏を楽しんでくださいね。

この記事では、エレキギター弦の選び方・メンテナンス方法・初心者や中上級者向けのおすすめの弦をご紹介していきます。種類ごとの特徴なども交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

エレキギターの弦は、ある程度の日数が経過するとサビてきたり、チューニングが狂ってしまうなどの不調が起こります。このような症状が出始めると、きれいな音を奏でるのが難しくなるので減の張り替えが必要です。

弦の種類や素材、エレキギターの使用頻度によっても変わってきますが、だいたい2週間～1か月を目安に交換するのがおすすめです。

自分が理想としている音色を奏でるためには、弦選びがとても重要です。ここからは、いろいろな視点から弦の選び方をご紹介していきます。弦を選ぶ際には、ぜひ参考にしてください。

まずは弦の太さ（ゲージ）です。弦の太さによって迫力や重厚感、弾きやすさが変わってきます。ここでは4種類の太さに分けてご紹介していきます。自分にはどの太さの弦がぴったり合っているのか参考にしてください。

「スーパーライトゲージ」は、0.009～0.042インチの細めの弦です。あまり力を入れなくても弦を押えられるので、初心者の方や指先の力が弱い女性の方におすすめです。

弦は細いほどテンションが低く、やわらかい繊細な音色を奏でられます。細さゆえに、弦が切れやすいと感じる場合もあるので、使用の際には丁寧に扱いましょう。

「ライトゲージ」は、0.010～0.046インチの一般的な太さの弦です。ギター弦の中でちょうど真ん中の太さになっていて、ライトゲージを基準に太さを検討する方が多いです。

テンションはそこまで高くなく、弾きやすさと音のバランスがとれている弦になっています。どれを選べばいいか迷った場合は、ライトゲージから始めてみるのがおすすめです。

「ヘヴィゲージ」は、0.012～0.052インチの太めの弦です。太めの弦は演奏する際に力が必要ですが、その分迫力のある音を奏でられます。

しっかりと低音が鳴り、重厚感もありながら音がよく伸びるので、メタル系のサウンドやハードロックなどと相性がいいです。初心者の方や指の力が弱い方には少し弦が太いため、押さえづらいと感じる場合もあります。

「カスタムゲージ」は、1～3弦にスーパーライトゲージ、4～6弦にライトゲージを採用した弦です。2種類の弦を使用しているため、それぞれの良さを楽しめます。

メーカーが独自に組み合わせて作っているので、お気に入りのメーカーを見つけたら試してみるのがおすすめです。また、自分で組み合わせての使用もできるので、オリジナルのカスタムゲージも作ってみてください。

エレキギター弦の素材は、ニッケル・ステンレス・コーティングの3つに分けられます。それぞれ特徴が異なり、弾きやすさや音色だけでなく、価格なども変わってきますのでチェックしていきましょう。

ニッケルは、エレキギター弦の中でも定番の素材で、多くの方から好まれています。サビにくいのが特徴で、バランスのとれたサウンドを奏でられます。

やわらかい素材なので扱いやすく、初めてエレキギターを弾く初心者の方にもおすすめです。また、比較的安価で購入できるので、素材選びに迷ったらニッケル素材の弦を選びましょう。

ステンレスは、ニッケルよりも硬さがある素材です。手汗によるサビにも強く、とても丈夫で耐久性があります。シャープな音色を奏でられ、カッティングなどのテクニックに向いています。

高音の伸びがよく、個性的な音色を求めている方におすすめの素材になっています。ニッケルよりは少し高価になりますが、サビにくく弦が長持ちするので使ってみてください。

「コーティング」は、弦の周りを極めて薄い皮膜で覆った素材です。コーティングによって、耐久性が格段に上がっています。また、弦自体に肌が直接触れないので、手汗によるサビにも強くなっています。

コーティングが施されているため価格は高めですが、耐久性によって交換頻度が減るので、トータルで見るとそこまで気になりません。

エレキギターの弦は、巻き方によっても音色の印象が異なります。明るいサウンドや、甘めなサウンドなど好みの音色に合わせて選んでみてください。

弦は真ん中に芯線と呼ばれるワイヤーが通っており、その芯線を巻線と呼ばれる弦でぐるぐる巻かれています。その巻線の断面が丸くざらざらとした手触りになっているのが「ラウンドワウンド」です。

定番とされるのがこのラウンドワウンドで、多くのギターで使用されています。明るい音色が特徴で、音もよく伸びるのでどんな方にもおすすめです。

ラウンドワウンドとは反対に巻線の断面に丸みはなく、板状でつるつるとした手触りになっているのが「フラットワウンド」です。

音の伸びはラウンドワウンドより少し劣りますが、音に丸みがある甘めなサウンドを奏でられます。特にジャズとの相性がよく、ジャズを好んで演奏する方にはおすすめです。

巻線の断面が、ラウンドワウンドとフラットワウンドのちょうど中間の形状をしているのがハーフラウンドです。どちらの良さも兼ね備えており、きらきらとしたしなやかな音色が特徴です。

テンションはそこまで高くなく、弾き心地と音のバランスがとれるのでおすすめです。ラウンドワウンドとフラットワウンドのどちらの良さも捨てがたい方は、ぜひ1度使用してみてください。

エレキギターの弦は、数多くのメーカーから販売されており、どのメーカーがいいのか迷ってしまう場合もありますよね。ここでは、多くの方から特に人気を集めている3つのメーカーについて、詳しくご紹介していきます。

「ダダリオ」は世界でも1、2を争う人気の弦メーカーです。ベテランから初心者まで幅広く人気があり、世界で活躍しているプロのギタリストも愛用しているメーカーです。

ポールエンドが1弦から6弦まで6色に色分けされているのが特徴です。目で見ただけでは分かりづらかった弦の太さも、色で見分けられるので初心者の方でも弦の張り替えがスムーズにできます。

「アーニーボール」は、1960年代頃から弦の販売を開始した大手の老舗メーカーです。弦のテンションが弱めなので指への負担が少なく、初心者や指の力が弱い女性の方にもおすすめです。

特にアーニーボールのスリンキーシリーズは、性能の良さは保ちつつも価格は抑えられ、コストパフォーマンスに優れた弦になっています。

「エリクサー」は、1995年にアメリカで創業されたコーティング弦の最大手メーカーです。サビに強く耐久性も備えており、弦自体の寿命の長さが特徴です。

コーティングされている分、他メーカーの弦よりは高めの価格設定になっています。しかし、弦の寿命が長いので張り替えの頻度を少なくしたい方にはおすすめです。

ギターを最適な状態に保つには、演奏後にメンテナンスが必要です。自分で簡単にメンテナンスができるので方法をご紹介します。

1. クリーニングクロスに少量のストニングクリーナーを含ませる
2. クリーニングクロスで弦を1本1本丁寧に拭く

エレキギターの弦を長持ちさせるためには、日頃からのメンテナンスが欠かせません。練習をしたあとは、手汗などで弦が汚れている場合があります。そのまま放置してしまうとサビなどの劣化につながってしまいます。定期的にメンテナンスを行い、弦にとっていい状態を保つようにしましょう。

1. クロスで乾拭きする
2. オイル・ポリッシュを使って磨く

ボディは目立つ部分なので、きれいにしておきたいものです。メンテンナンスする時はまず乾拭きで汚れや手汗をしっかりとふき取りましょう。そのあとにオイル・ポリッシュを使うと、クロスだけで取れきれない汚れを落とし、光沢が出せます。

エレキギターの弦と一緒に、新しいギターを購入するのもおすすめです。弦を張り替えると音色を変えられますが、新しいギターを購入すると気分まで変えられ、さらに楽しんで演奏できます。

それぞれのギターに違う種類の弦を張っておくと、張り替えなくても気分次第ですぐに違う音を奏でられるのでおすすめです。

いかがでしたか？エレキギターの弦には数多くの種類があります。その中から自分のお気に入りの弦を見つけて、エレキギターの演奏を楽しんでくださいね。弦を選ぶ際には、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

こちらもあわせてご覧ください