【口コミあり】徳弘正也の漫画おすすめ6選｜『シェイプアップ乱』など人気漫画を紹介

『シェイプアップ乱』や『ジャングルの王者ターちゃん』など、さまざまな人気ギャグ漫画を生み出した奇才・徳弘正也。実は『ONEPIECE』の作者である尾田栄一郎は、徳弘正也のアシスタントとして務めていたのです。

さらに尾田栄一郎は、徳弘正也を「師匠」「一生の恩人」と語っており、今でも毎年お中元など送っているようです。漫画家として成功してからも、徳弘正也に恩を忘れない師弟関係。では、徳弘正也ってどんな漫画家なのか気になりますよね。

あの『ONEPIECE』の作者である尾田栄一郎がアシスタントを務めた徳弘正也の魅力を徹底的に解説し、またおすすめ漫画も6選ご紹介します。ぜひ、徳弘正也のギャグ漫画で元気を貰ってください。

徳弘正也は「漫画の神様」と呼ばれた手塚治虫に憧れ漫画家を目指し、そして1983年に集英社・少年ジャンプで連載した『シェイプアップ乱』にて漫画家デビューを果たしました。特に手加減抜きの下ネタに長けており『下ネタを扱わせたら彼以上の存在はいない』と言われるほどです。

そして、徳弘正也が描く漫画の特徴はシリアスな場面でも必ずギャグを挟む斬新さ。下ネタ・シリアスな場面・アクション等のバランス、そしてテンポがいいのも魅力の1つです。

『シェイプアップ乱』は、少年ジャンプで初連載した徳弘正也の代表作でもあります。徳弘正也の得意な下ネタとお色気が満載のギャグ漫画。さらに芸能ネタやブラックジョークも多く、すべてをギャグに落とし込む、まさに徳弘正也の世界観が詰まった作品です。

またギャグだけでなく、人情話など「泣き」も取り入れるといった展開の幅も広いのも面白い点です。ちなみに「もっこり」の表現を始めて定着させたのは、この『シェイプアップ乱』からと言われています。

『ジャングルの王者ターちゃん』は、アフリカのジャングルを舞台にした『ターザン』をパロディ化した、一話完結形式のギャグ漫画です。特に『ジャングルの王者ターちゃん』は、1993年にテレビアニメ化もされており、徳弘正也の作品の中でも1番の代表作となりました。

また下ネタなどのギャグはもちろんありますが、暗さや攻めた内容はなくほのぼのとしているため、下ネタに抵抗がなければ読みやすい作品です。

『昭和不老不死伝説 バンパイア』は「マリア」と呼ばれるバンパイアと、その「マリア」を守る超能力者「本田昇平」を中心に描くSF漫画作品です。なお『昭和不老不死伝説 バンパイア』は前編『近未来不老不死伝説 バンパイア』は後編と2つの作品があります。

もちろん、徳弘正也が得意な下ネタを交えた面白い作品ではありますが、宗教の要素もあるため好き嫌いが分かれるかも知れません。ただ「宗教とはなにか」と改めて考えさせられる作品なので、読んでも損はないです。

『狂四郎2030』は、2030年の第三次世界大戦後、人々を管理する生活になった時代を舞台にしたSF漫画です。特にシリアスな場面問わずギャグを挟んできますが、逆に悲惨な描写を和らげシュールにしてくれる、まさに徳弘正也の天才的な部分が見られる作品でもあります。

そして『狂四郎2030』で有名なのがカレーを食べるシーン。みんなのトラウマの1つとされており、コラージュ・パロディ素材にも用いられています。どうしてトラウマなのか、それは作品を読んで知ると成立するネタなので知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

『亭主元気で犬がいい』は、徳弘正也が初めて小学館で連載した移籍作品となります。空手が得意な女性の主人公と、なぜか犬として転生した元大学教授の夫婦が探偵として事件を解決していくサスペンス漫画です。

下ネタはもちろんギャグシーンも満載、かつ笑いあり涙ありの作品でさまざまな部分から楽しめます。また、社会批判が中心で重い話題が多いですが、それを軽くギャグで包み込むといったギャグとシリアスのバランスの良さが垣間見れます。

ある事情から江戸で夜廻りの仕事を始めた子持ちの男性・月並半兵衛が主人公の時代劇漫画になります。シリアス・下ネタ・そしてギャグとすべて絶妙なバランスで構成されており、テンポ良く話が進んでいくので読みやすいです。

特に主人公の月並半兵衛は人間味があって引き込まれ、物語も一つ一つ丁寧に描かれています。なお、下品なギャグは強烈ですが、それも癖になってしまうほど面白い作品です。

ここまでは徳弘正也の作品をご紹介しましたが、アシスタントを務めた尾田栄一郎の作品もぜひ、一緒に読んでみてください。なお、師匠である徳弘正也と弟子の尾田栄一郎は、漫画の書き方にいくつか共通点があるのです。

たとえば、戦闘シーンやシリアスな場面でギャグを織り交ぜたり、キャラクターの人情を大切にしたりと徳弘正也の影響が見受けられます。そういった部分も見ながら尾田栄一郎の作品を読んでみるとより面白く感じますよ。

徳弘正也の作品は過激な下ネタやギャグが多いですが、いつの間にか癖になり、その世界観に引き込まれてしまいます。ぜひ、この機会に笑いと涙を流しながら徳弘正也の漫画を読んでみてください。また下記の記事も参考にしてみてください！