【口コミ付き】池上遼一の漫画おすすめ7選｜圧倒的画力！代表作もご紹介

あなたは漫画家・池上遼一をご存知ですか。「サンクチュアリ」や「HEAT -灼熱-」のような熱い魂を持った男たちが強大な相手と戦う作品を、いくつも世に送り出してきたベテラン劇画作家です。

劇画といえば、人物も絵柄も濃いイメージがありますが、池上の絵柄はどこか水墨画を思わせる淡さもあって、個性的ながらも多くの人に受け入れられる柔らかさがあります。

池上は、原作者とタッグを組んで作画を担当することが多く、近年ではドクターストーンで有名な稲垣理一郎を原作としたトリリオンゲームを発表して話題になりました。今回はベテランながらも、第一線で活躍する池上遼一の人物と作品の魅力を紹介していきます。

池上遼一は、1944年に福井県に生まれました。中学校卒業後に働きながら漫画を描き始め短編マンガ、魔剣小太刀でプロデビューします。

その後、ガロに作品が掲載されたことで水木しげるの目に止まり、アシスタントとして働きました。ドラマゲゲゲの女房では、池上をモデルとした倉田という人物が登場しています。

そんな池上ですが2014年にガルパンにハマり、弟子と一緒に同人誌も発行したことがあります。70歳を超えてなお精力的な感性の持ち主であることが伺えるエピソードです。

サンクチュアリは1990年に連載が開始された作品で、95年には阿部寛の出演で映像化もされた池上遼一の代表作の一つです。

北条と浅見。二人の男がそれぞれ暴力団と政治家となり裏と表から日本社会を変えるべく動き出す物語です。壮大な舞台設定と深いテーマの中で、二人の男が友情を信じ巨大な存在に立ち向かって世の中を変えていく様は、まさに男の浪漫が詰まった作品と言えます。

マーベルコミックのヒーローで有名なスパイダーマンを、人物や場所を日本に移してオリジナル展開とした作品です。連載当初は原作に合わせた作風でしたが、物語が進むに連れ、スパイダーマンが活躍しない回や登場しない回があったりと、独自の展開になっていきました。

原作者のスタン・リーからはあまりの違いに、どう評価していいかわからないと言われ、現在ではスパイダーマンファン、池上作品ファンの両方から伝説の作品とされています。

織田信長に、独自の解釈が加えられた歴史作品です。池上遼一の描く信長は、天才軍略家を思わせる頭のキレを見せますが、うつけと呼ばれるのも納得な、どこか眠たげな表情も多く、そこが怪しくも美しい信長像となっています。

同盟を結びに来た家康（元康）を兵士で囲み暗殺しようとしたりするなど、計算なのか思いつきなのか理解に苦しむ行動に出ることも多く、信長の魔性が存分に表現されています。

ドクターストーンで有名な稲垣理一郎先生との強力タッグで話題となったのが、今連載しているトリリオンゲームです。

物語は、主人公のハルとガクが世界長者番付に日本人として名を連ね、なぜそうなったのかを、二人の出会いから回想するという形で進行していきます。

ハルの奇想天外な行動、それに振り回されつつもしっかりと応えるガク、そんな二人の軽妙なやり取りがとても魅力的です。池上作品らしい熱さと同時に、これまでにない面白さがある作品となっています。

NHKの浦沢直樹の漫勉という番組で、池上遼一が取り上げられました。インタビューのなかで、浦沢直樹はキャラの目に憂いや切なさを感じると言い、池上はキャラの奥底にある想いを表現するために何度も描き直すと語っています。

池上の画力の高さや迫力がどこから来ているのかがよくわかる言葉といえます。インタビューでは過去の作品についても触れられています。興味をもった方はぜひチェックしてみてください。

ここまで魅力的な池上ワールドを紹介してきました。興味をもって作品を読みたいと思った方も多いのではないでしょうか。そんなあなたにおすすめなのが、タブレットです。

近年の漫画は長期連載の作品も多く、何十巻と発行されそれを置く場所に悩まされがちです。しかしタブレットならスペースを気にせず購入することができます。漫画を読むのに便利なタブレットをぜひ検討してみてください。

熱き男達を描く漫画家・池上遼一の紹介はいかがでしたか。プロデビューから考えると大ベテランといえる作家ですが、その勢いは衰えを知らず、むしろさらなる進化を続けています。今回の記事で興味を持っていただけましたら、ぜひ作品を手にとって、その魂に触れてみてください。また下記の記事も参考にしてみてください！