キャンプ用コーヒーミルおすすめ13選｜アウトドアで最強の定番メーカーは？コスパも

キャンプで過ごす時間の流れはいつもよりゆっくり感じられ、そんな中でこだわりのコーヒーが飲めたら格別な美味しさを想像できますよね。こだわりの本格コーヒーを味わうには、キャンプ用コーヒーミルが役立ちます。アウトドアが好きな方は知っている方が多いかもしれませんね。

しかし、初心者の方はキャンプ用コーヒーミルがほしいと思っても「家庭用とどう違うの？」「コーヒー初心者にはハードルが高い…」と一歩引いてしまう方もいるはずです。そんな方々でもポイントを押さえておけば、自分に合う最強のキャンプ用コーヒーミルを見つけられます。

今回はキャンプ用コーヒーミルの選び方・定番メーカーに加えて、使い方のコツやおすすめのコーヒー豆もご紹介します。この記事を読むだけで、キャンプで美味しいこだわりコーヒーが飲めるのでぜひ最後までご覧ください。

こだわりコーヒーを飲みたいとき、コーヒーミルで豆を挽いくところから始めますが、わざわざ豆から挽く理由を知らない方が多いのではないでしょうか？

コーヒーは、粉の状態で保管すると酸化が進み、本来の風味を損なわれてしまいます。そのため豆の状態で保管し、コーヒーを淹れる前にコーヒーミルで豆を挽く必要があります。

また、キャンプ用コーヒーミルは自宅用と違い、持ち運びに適したサイズになっています。手動式であればハンドルが取り外せるタイプなど、収納性の高い製品が多いです。

【電動式のメリット】

• 手動式のようなハンドルを回す手間が省ける
• グループキャンプなど大人数の豆を挽くときは時短になる

【電動式のデメリット】

• コンセントが必要
• モーター音がする
• 重量がある

電気式の一番の特徴は楽に豆が挽けることですが、電気が必要だったり重量があったりするデメリットもあります。充電タイプの商品でも、充電するときには電気が必要なので、フル充電で使用できる時間を必ず確認しましょう。

【手動式のメリット】

• 手動式ならではのゴリゴリと豆を挽く雰囲気が味わえる
• ほとんどがハンドルを取り外せるタイプなのでコンパクトに収納できる
• 電気式より軽量

【手動式のデメリット】

• 大人数の豆を挽くのは大変
• 重労働になる

手動式は豆を挽くところから楽しめるのが魅力です。コンパクトかつ軽量なので、豆を挽く手間さえ気にならなければキャンプには適しています。

豆の挽き具合は大きく4つに分けられます。豆の挽き具合の調整が可能なコーヒーミルであれば、気分によって味を変えてコーヒーを楽しむことができます。

コーヒーミルの刃の種類によっては、豆の挽き具合の調整が難しいタイプもあります。また、粉砕方法によって味に雑味がでたり香りが損なわれたりする場合もあります。

【プロペラ式】

• コーヒー豆をして砕いて粉にする
• 砕いて粉するためムラが出やすくやや雑味が入り香りも減少する
• 価格設定は安値だが挽き具合の調整が難しい

【コニカル式（コーン式・カット式）】

• コーヒー豆を切り刻んで粉にする
• ムラなく切り刻むため雑味が少なく香り高い
• 主流のタイプ

【臼式（フラットカッター式）】

• コーヒー豆をすり潰して粉にする
• ムラなく粉にできるため雑味がなく香りが高い

コーヒーミルの要とも言える刃ですが、直接豆に触れる部分のためその素材も重要です。キャンプ用コーヒーミルの刃は、錆びにくく耐久性のあるステンレス製がおすすめです。ステンレス製であれば水洗いができるので、お手入れもしやいです。

ステンレスのほかに金属製の刃がありますが、金属製は熱伝導率の高さから摩擦によって生まれた熱がコーヒー豆に伝わってしまいます。豆に金属臭が移ってしまう可能性があるのでおすすめできません。最近はセラミック製も人気です。切れ味のいい刃とお手入れのしやすさから人気を集めています。

アウトドアシーンでは急な雨や水濡れの恐れがあるので素材のチェックも重要になります。水に強い金属やガラス・樹脂などでできたものを選ぶと安心です。

キャンプにはたくさんの荷物が必要になるので、一つ一つの荷物はできるだけコンパクトに収めたいですよね。持ち運びしやすいキャンプ用コーヒーミルを選ぶには、重さとサイズをチェックしましょう。

• 電動式・・・重量はあるが車移動であれば問題なし。ハンドルがない分コンパクトに持ち運べる。
• 手動式・・・電動式より軽量で移動がある登山などにも向いている。ハンドルが取り外せるタイプであれば電動式と同様にコンパクトに収納できる。

インテリアとしても置けるような、デザイン性にこだわったものはかさばるものが多いのです。自分のキャンプスタイルに合うコーヒーミルを選びましょう。

キャンプでは自宅のように洗い場が充実していない場所も多く、アイテムを選ぶときはお手入れのしやすさも重要ですよね。お手入れしやすいキャンプ用コーヒーミルは以下をチェックしてください。

• 分解が可能な構造か
• 水洗いしても錆びないステンレス製の刃か

耐熱ガラスのメーカーにハリオですが、リーズナブルな価格のアイテムが人気です。比較的低価格でも、高性能な製品が揃っています。

【ハリオのおすすめコーヒーミル】

• セラミックコーヒーミル（手動式）｜挽き具合の調整が可能。豆を挽いた後は専用のフタで粉をそのまま保存できる。本体にくびれがあり持ちやすく、丸洗いできて手入れしやすい。
• スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー（電動式）｜電動式（充電タイプ）と手動式の2wayで使える。スリムなデザインで持ち運びにも向いている。

カリタはコーヒー機器総合メーカーで、コーヒーミルのラインナップも豊富です。とくに手動式はレトロな木製デザインが特徴で、インテリアとして置いておくだけでも気分が上がります。

【カリタのおすすめコーヒーミル】

• ドームミル （手動式）｜木製のデザインは雰囲気◎硬質鋳鉄製の臼式で切れ味が長持ちする。ハンドルの根元にあるネジで挽き具合を調整できる。
• 電動コーヒーミル KPG-40（電動式）｜上部のフタを開けてコーヒー豆を入れてボタンを押すだけで豆が挽ける。電動式の中でも重さ490gと軽量タイプでサイズもコンパクト。

セラミック製品を自社開発・製造しているジャパンポーレックスでは、コーヒーミルの刃にも自社開発のセラミックを使用しているのが特徴です。シンプルなデザインも、無駄がなく美しいと好評です。

【ポーレックスのおすすめコーヒーミル】

• コーヒーミル・2 ミニ（手動式）｜セラミック製の刃が豆を挽くときも引っかからず、ハンドルがスムーズに回転する。挽き具合の調整も可能。ハンドルホルダーに取り外したハンドルを収納できる。

高いデザイン性のアウトドアグッズが有名のスノーピークは、コーヒーミルの人気も高いです。キャンプグッズをスノーピークで揃えている方や、ステンレス素材で統一している方におすすめのメーカーです。

【スノーピークのおすすめコーヒーミル】

• フィールドバリスタ ミル（手動式）｜フタとハンドルの一体型が2017年にグッドデザイン賞を受賞。専用ケースが付属しており、持ち運びも便利。挽き具合の調整も可能。

コーヒー初心者がキャンプでこだわりコーヒーを飲もうと思うと、コーヒーミル以外にも必要なアイテムが多いのでハードルが高く感じる方もいますよね。そんな方におすすめなのがコーヒーミルセットです。

 TIMEMORE（タイムモア）から発売されている『 NANO carry bag コーヒーセット』は、コーヒーミルのほかにケトル・フィルター・ドリッパー・豆缶・ブラシがセットになっており、さらに臼式刃で切れ味が長持ちするのも初心者には嬉しいポイントです。

電動式はその手軽さが特徴なので、コーヒー豆を入れてスイッチを押すだけで豆が挽けます。だいたい5～10秒で粉砕できますが、挽きムラをなくすためにコーヒーミルを振りながら豆を挽くのがポイントです

手動式は、挽き具合を調整しながらハンドルをゆっくり回すのがポイントです。ここで時間短縮のために早くハンドルを回してしまうと粒の粗さが均等になりませんし、コーヒーミルにも負担がかかります。

電動式と同様にミルを揺らし、ハンドルを回している時間も楽しみながら時間をかけて豆を挽きましょう。

コーヒーミル選びにこだわったら、美味しいコーヒーを飲むためにコーヒー豆にもこだわりましょう。おすすめのコーヒー豆をご紹介します。

• AGF 煎・ レギュラーコーヒー｜日本人の味覚に合う味を追求したコーヒー。コーヒー本来の風味を楽しみたい方におすすめ。
• TOKYO COFFEE 東京コーヒー・オーガニックブレンド｜ 酸味をほぼ残さない深煎りで深みのある味が特徴。甘いお菓子のお供におすすめ。

日頃からコーヒーにこだわっている方も、コーヒー初心者の方も、キャンプで飲むからこその美味しさを試してみる価値があります。自分に合ったキャンプ用コーヒーミルで、本格的なこだわりコーヒーを楽しみましょう。