西部劇映画おすすめ22選｜名作は？西部開拓時代のガンマンを描く【最近の作品も】

おうち時間を利用して映画鑑賞をしませんか。映画鑑賞にはメリットがたくさんあり、ストレス解消や感情豊かになるなどの効果が得られ、休日や空き時間を充実して過ごせるのでおすすめです。また親子で同じ映画を見ればコミュニケーションをとるのにも役立ちます。

そこでおすすめしたいのが西部劇です。西部劇とは、西部開拓時代を描いた映画の総称で、ガンマンなどが登場します。ピストルを撃ったり、人を殴ったりする描写が多く、バイオレンスでアウトローなイメージが強いですが、最近では人間ドラマや家族愛を描いたものも多く人気があります。

そこでここでは西部劇のおすすめ映画をご紹介します。往年の名作・傑作から最近Netflixで話題の西部劇ドラマまでご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

西部劇とは、アメリカの西部開拓史を基にして作られたハリウッド独自のジャンルの映画といわれています。アメリカの壮大な大自然を背景に起こる、ガンマンの戦い・銀行強盗・騎兵隊の襲撃・インディアンなど先住民との争いなどスケールの大きな作品が多いです。

19世紀後半、南北戦争の後の西部開拓時代を描いており、当時のフロンティア精神に満ちたアメリカ人が魅力たっぷりにスクリーンに登場します。時を経るにつれて作品の風貌も変わっていきますが、その人気ぶりは今も衰えていません。

黒澤明の『七人の侍』を西部劇にリメイクした作品。南米のとある村を義賊から守るために雇われた7人のガンマンの戦いを描いています。主演は『王様と私』のユル・ブリンナー。相棒のヴィンをスティーブ・マックイーンが好演し人気に火が付きました。

ガンアクション以外の人間ドラマも見応えがあります。義賊との闘いの中でつちかう村人たちとの交流によって、ならず者だった7人に人間的な変化が見られていく様子に心を揺り動かされる方も多いのでは。最後はハッピーエンドとはいきませんが、男たちの決断に納得の終焉です。

『シェーン』はある開拓者家族の家にひとりの流れ者がたどり着くところから物語が始まります。シェーンとはその流れ者の名前で、腕利きのガンマンです。男手が足りないからとしばしの逗留を頼まれたシェーンが、この地で起こる牧畜業者と開拓者の争いにのまれていく様を描いています。

西部劇としてはガンアクションは少なめですが、寡黙なガンマンが一家の幼い男の子ジョーイと心を通わせていく様など丁寧な人間描写に定評があります。最後に、去り行くシェーンにジョーイが名前を叫ぶ場面は静かな感動を呼ぶ映画史に残る名シーンです。

伝説のガンマン、ウィリアム・マニーを描くアクション活劇です。主人公の無慈悲なガンマン役をクリント・イーストウッドが演じています。監督も務めたクリント・イーストウッドはこの映画で見事にアカデミーW受賞に輝き、内外共に評価の高い作品です。

相棒のネッドをモーガン・フリーマン、悪徳保安官ビルをジーン・ハックマンが演じています。派手なガンアクションはないですが、西部劇の王道を極めた作品ともいえ、巻き起こる人間ドラマも秀逸です。見ごたえあるベテラン俳優たちの演技も見どころですのでまだ見ていない方はぜひ。

ジェームズ・スチュアートが主演で、インディアンの少女とカウボーイの恋を描いた、ロマンスあふれる西部劇です。フォックスの新鋭プロデューサーである、ジュリアン・ブラウステインが製作した、1950年代の隠れた傑作です。

舞台は1870年、西部開拓時代のアリゾナ地方。インディアンと白人との確執が根強かった時代の中で繰り広げられるラブロマンスは必見です。

西部劇といえばガンアクションです。ガンマン同士の早打ち対決や、派手な銃撃戦に心躍らせる方も多いのでは。また格闘シーンによる銃の取り合いや乗馬しながらの撃ち合いなどさまざまなアクションが楽しめるのも西部劇の楽しみのひとつです。

現代映画のカーアクションに匹敵する馬車や汽車を使った銃撃戦なども見応えがあります。伝説のガンマン、ビリー・ザ・キットの活躍を描いた『ヤングガン』はガンアクションを楽しみたい方におすすめの映画の1本です。

西部劇の黄金期で最も描かれたのは勧善懲悪の物語です。見ていて分かりやすく主人公がとにかくかっこいいのが魅力で、ヘンリー・フォンダ、ジョン・ウエイン、クリント・イーストウッドなどの活躍で一代時代を築きました。

お金や権力をもって悪行に手を染める悪役たちを徹底的に懲らしめる敏腕ガンマンの姿に心躍り、年齢を忘れて映画に没頭させてくれます。流れ者が事を終えて静かに去っていく姿もかっこよく、日本の時代劇にも影響を与えています。

西部劇では人と人との繋がりが密な作品も多いです。死と隣り合わせなため相棒との友情や愛する人との関係などが色濃く描かれています。『OK牧場の決斗』は実在の保安官ワイアットアープと、賭博師ドクホリディの友情を描いた作品として人気です。

また夫婦・親子・兄弟のつながりを描いた作品も多いです。『トゥルーグリット』や『ウエスタン』は父親の死に復讐心を持った娘が腕の立つガンマンに報復を依頼する物語。心の動きを丁寧に描いた作品も多いので、銃撃戦だけではない西部劇の面白さを味わえます。

そもそも西部劇とは19世紀後半のアメリカ西部開拓史を描いたもので、この時期の映画は開拓者とインディアンの戦いがテーマのものが多いです。騎兵隊や大砲といった大掛かりなアクションも多く、見ごたえがあります。

また西部劇の黄金期と言われる1960年代を含むこの時代は数々の名作が生まれています。映画好きでない方もタイトルだけは知っている作品も多いのでは。スター俳優も多く輩出された秀作ばかりなので、一度は見ておいても損はありません。

1990年以降は西部劇のジャンルとはいえ、これまでのイメージを覆す斬新な作品が多く作られました。南北戦争後の元軍人と先住民の触れ合いを描いた長編大作『ダンスウィズウルブス』や女性ガンマンが主人公の『クイック＆デッド』などはこれまでの西部劇とは一味違った魅力があります。

また『ノーカントリー』や『ジャンゴ～繋がれざる者』など新進気鋭の監督が描く、より迫力のあるエンターテイメント性の強い西部劇作品も人気があります。『ジェシージェームスの暗殺』は狂気を含んだ人間性の描写が丁寧に描かれていてドラマ要素が強い作品が好きな方におすすめです。

ここまで、往年の名作西部劇をご紹介しましたが、最近公開された西部劇もチェックすべき魅力的な作品が多数あります。

2021年11月に公開されたジェーン・カンピオン監督の「パワー・オブ・ザ・ドッグ」は、1920年代のアメリカを舞台に、大牧場主とそれを取り巻く人々を描いたヒューマンドラマ的西部劇。2022年の第94回アカデミー賞では計11部門で12ノミネートされ、同年度の最多ノミネート作品に選ばれました。2019年9月に公開されたクリスチャン・ベール、スコット・クーパー監督の「荒野の誓い」は、1892年、産業革命後の開拓地が舞台の西部劇です。

近年公開された作品は、西部劇らしい戦いのシーンだけでなく、ヒューマンドラマ的要素なども盛り込まれており見応えがあります。

Netflixなら月額会員に入会すれば、いつでも無料で西部劇ドラマが楽しめます。おすすめは2017年に放映された『ゴッドレス』。とある炭鉱町を舞台にしたサスペンス要素を備えた西部劇で、アクションは弱めですが人間ドラマを楽しみたい方にはおすすめの1本です。

また2021年に放映された『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール～報復の荒野』は西部劇でありながら黒人ギャングの闘争を描く斬新な作品です。見応えたっぷりなガンアクションがブラックミュージックに載せて描かれています。

おすすめの西部劇映画をご紹介しました。心躍るアクションが満載で同時に人間ドラマも楽しめる西部劇は性別年代を問わず楽しめるエンターテイメントのひとつです。自分のお気に入りの映画を見つけたらぜひご鑑賞ください。日頃の鬱憤を西部劇映画を見て発散しましょう。また下記の記事も参考にしてみてください！