クッカースタンドおすすめ8選！失敗しない選び方

アウトドアでの調理の際に役に立つのが、五徳として使える「クッカースタンド」です。なぜなら、シングルバーナーや焚き火台だけでの調理は支える面積が少ないのでぐらつきなど安定性に欠けます。そこで役に立つのが「クッカースタンド」です。クッカースタンドがあることで、シングルバーナーや焚き火台の上で、鍋やダッチーオーブンなどの重量系調理器具を安定して使用することができます。

クッカースタンドには、使用用途別にサイズや耐荷重性・機能性の違いがあります。使用用途に合わせて正しいクッカースタンド選びをしなければ、アウトドアでの調理の際に「鍋がクッカースタンドにのらない」や「クッカースタンドの耐荷重性が弱く鍋を下に落としてしまった」なんて失敗してしまう可能性があります。

そんなアウトドア調理での失敗をしないために、こちらの記事ではクッカースタンドの失敗しない選び方とおすすめ8選をご紹介します。ぜひ、最後まで読んで参考にしてくださいね。

クッカースタンドとは、アウトドア用の調理器具(クッカー)を乗せる台のことです。五徳とも呼ばれ、鍋ややかん・焼き網なども乗せることができ、下にバーナーを設置して調理します。バーナーの代わりに焚き火などの直火料理もできます。調理に使わないときは、簡易テーブルや鍋敷・コーヒードリッパーにもなり、キャンプ調理に役に立つ便利アイテムです。

クッカースタンドにはコンパクト仕様や、シングルバーナーが2〜3台セットできるワイド仕様など使用用途に合わせてさまざまなサイズがあります。ソロキャンプなど必要最小限の大きさで持ち運びたい方はシングルバーナーが使えるコンパクトサイズ、また同時に調理をしたい方はツーバーナーなどバーナーを複数台セットできるワイド幅のサイズがおすすめです。

また高さに関しては高さ調整機能がないものだと、ハイタイプとロータイプがあります。高さについては下記の機能についての記事内で、高さ調整機能の重要性について解説していますので合わせて読んでくださいね。

大きい鍋やダッチオーブンなど重量系調理器具で調理を楽しみたい方は、耐荷重性が高いクッカースタンドがいいでしょう。クッカースタンドの耐荷重性は、おおまかなところで5〜25kgのものが多く、耐荷重性が高いものは30kgほどのものあります。ブランドによっても耐荷重性は異なりますので、重量系調理器具を使用したい方は耐荷重性が高いものがおすすめです。

クッカースタンドの高さ調節機能は、キャンプでの調理の際になくてはならない機能です。なぜなら、シングルバーナーのガス管にはOD缶とCB缶の2種類があり、どちらを設置するかによりクッカースタンドの必要な高さが違うからです。

また、何段階も高さ調整ができるタイプであれば、炎と五徳の距離を調整することができるので火力調整にも役立ちます。クッカースタンドによって段階数は異なりますが、3〜6段階ほどの高さ調整機能がついているクッカースタンドを選ぶといいでしょう。

高さ調整機能がなくても、高さを調節する方法はあります。しかしクッカースタンドの下に台を敷くなど原始的な方法はなので、火に強い素材や安定したものとなると探すのは容易ではないしょう。

クッカースタンドには、風防板付きのものや風除けがセットになっているものがあります。風除けが火を守ってくれると、安定した火力で効率よく調理することが可能です。風防板付きのクッカースタンドでストレスを感じないキャンプ飯作りをしましょう。

クッカースタンドの価格は、概ね3,000円〜8,000円程です。メーカーによって異なりますがツーバーナー用で高さ調節不可のものが3,000円前後です。同じくツーバーナー用で高さ調整可能なものが5,000円〜8,000円のものが多いでしょう。

とにかく安いものだとシングルバーナーで2,500円のものがありますが、高さ調節不可だと実際にキャンプで調理する際に、ガス缶との高さが合わず調理が出来ないなんてことが起きかねません。そんな不測の事態を避けるためにも、少々値段が高くても高さ調節ができる耐荷重性に優れているものを選ぶのがいいでしょう。

クッカースタンドを自作するのは可能かもしれませんが、結論から言うとその道のプロでなければ耐久性など不安なのでやめておいた方がいいでしょう。なぜなら自作したものが不安定な場合、調理の途中でクッカースタンドが倒れてしまえば「せっかくの料理が食べられない」といった最悪のシナリオになりかねません。最悪のシナリオを避けるためにも、市販のクッカースタンドを購入することをおすすめします。

クッカースタンドを活用することで、大きめの鍋などがシングルバーナーで使用可能になりますが、底幅のあるダッチオーブンや大きい鉄板などは、OD缶に五徳を直結するタイプのバーナーの上には乗せることは危険です。なぜなら輻射熱によってガス缶が熱くなり、圧力が高まって爆発するおそれがあるからです。ダッチオーブンなどを使用する場合は、必ずガス缶と五徳が分離しているタイプのバーナーを使用しましょう。また強風の際など、四方を完全に囲んでしまうのも、同じ理由で危険なのでやめましょう。

クッカースタンドがキャンプ飯にとって役に立つ便利アイテムだということをお分かりいただけたでしょうか。ぜひこの記事を参考にして高さ調整機能が可能なクッカースタンドで、キャンプ調理のさまざまなシーンに役立てアウトドアを楽しんでくださいね。