ステンレスクッカーのおすすめ15選｜人数別で抑えたいポイント網羅

「キャンプ場でご飯を作りたい」と思っている人に、おすすめしたいのがステンレスクッカーです。

ステンレスクッカーとは、ドイツ語でコッヘルとも呼ばれており、キャンプや登山をするときに料理で利用される鍋です。料理が冷めにくく保温性が高いため、キャンプで利用する人が多いアイテムです。

この記事ではさまざまなステンレスクッカーについて解説していきます。これを機にお気に入りのステンレスクッカーを見つけて料理に挑戦してみましょう。

【メリット】

• 耐久性が強い
• 凹みにくい
• 保温性がいい
• メンテナンス時にガシガシ洗える
• メンテナンス時にアルミと違って重曹やオキシクリー

ステンレスクッカーの最大のメリットは耐久性が強いことです。また、洗いやすいという特徴も備えています。ステンレスは丈夫なものが欲しい・一つのものを長く使いたいという方におすすめの素材です。

ここでは素材の違いを見ていきましょう。素材によって性質が異なってくるため、そのとき調理する料理や使用する場面で向き・不向きが起こる可能性があるため気をつけましょう。

【ステンレスクッカーのデメリット】

• 焦げ付きやすい
• もらい錆することがある

耐久性が高く壊れにくいというメリットがあるステンレスクッカーですが、デメリットは焦げ付きやすいところです。また、ステンレス自体は錆びにくいですが、他の金属が錆びてそれがステンレスに移ることを言います。

以下で詳しく解説します。

ステンレスは錆びないと思っている人が多いと思われます。実際にステンレスは酸化皮膜に覆われているので錆びないと言われています。しかし、もらい錆には注意する必要があります。

もらい錆とは、他の金属が錆を起こしてステンレスに移るのがもらい錆の原因とされています。キッチンや洗面所などの水回りでよく発生しますが、一度発生してしまうとなかなか汚れが落ちないため気をつける必要があります。

またキャンプで使用する場合も、鉄製のスキレットや五徳を長時間重ねた場合も錆が発生してしまう原因となるため注意しましょう。

ここではステンレスクッカーの選び方のポイントをご紹介します。まず、使う場所や人数を考えて大きさを選ぶことが大切です。料理に必要な量が変わってくるため、事前の確認を忘れないようにしましょう。

《ステンレスクッカーの選び方のポイント》

• 場所や人数を考えて使いやすさ重視
• セット内容

ソロキャンプの場合、料理は一人分のみとなるのでステンレスクッカーのサイズは直径12〜15cm程が最適です。また、浅型と深型の2セットあると、焼きながらもお湯を沸かせるのでおすすめです。さらに今注目されているのが、角形クッカーというアイテムです。収納がしやすく、レトルト食品を温められるので人気の商品になっています。

2人でキャンプする場合は、小さいサイズと大きいサイズの中間サイズのステンレスクッカーを選ぶと使いやすくおすすめです。

少人数で行うにはサイズは17〜20cm程が最適です。このような鍋は鍋が2つ•フライパンが1つの構成がメインになっていて、焼き物や炒め物をすることが可能です。また、初めて始める人にもおすすめのセットになっています。

家族でキャンプする場合は、セットになっているステンレスクッカーを選ぶのとさまざまな調理を楽しめるのでおすすめです。

家族で行うにはサイズは20cm程あると最適です。鍋・プライパンの他に、ザル・残飯釜がセットになっているステンレスクッカーであれば使いやすさが増します。さらに、アルミ製のものであれば焦げにくいのがポイントです。

ステンレスクッカーには深型や浅型などいくつかの形の種類があります。それぞれの形状によって得意な調理があるので、どのような調理をするかによって形状を決めるのがおすすめです。

以下で詳しく解説します。

深型のステンレスクッカーはお湯が冷めにくく鍋としての役割を果たすため、お湯を沸かして煮物を作ったり、好きな素鍋を楽しむことができます。さらに、大自然でカレーやシチューを作ることもできるのがおすすめです。

浅型のステンレスクッカーはフライパンとしての役割を果たすため、深型と比べると調理がしやすく食材にも熱が入りやすいです。目玉焼きやチャーハンなど炒め物を作るときに最適とされています。

角形（メスティン）のステンレスクッカーは、見た目がお弁当のような形をしていてコンパクトなサイズが人気となっています。お湯を沸かすことができるのでラーメンを作ったり、鍋を作ったり、ご飯を炊くことができます。

上記で記載したとおり、最近では角形クッカーが注目されています。きっかけは、人気ユーチューバーがソロキャンプの動画で使用されたのが評判を受けたのが理由とされています。

ただし、OD缶を普段使用している人は注意です。OD缶のサイズは若干大きく入りきらない場合があります。そのため、普段から利用している人には向いていないので気をつけてください。

見落とされがちですが、蓋は取り皿として役割を増やすことができるのが特徴です。お皿として使用することができれば荷物が減り、洗い物の手間も減らすことができるのでキャンプにはとても便利なアイテムとなっています。

さまざまなクッカーを紹介してきましたが、蒸し器セットは下に深皿、上に蒸し器を重ねてセットすると、出てきた湯気だけで調理することが可能です。重ねるだけでとても手軽なので、あとも一品作りたいと思ったときは蒸し野菜を作るのがおすすめです。

ステンレスクッカーを手に入れたいとき、人気メーカーではどんな商品を取り扱っているのか気になるポイントだと思いますが。実際にさまざまなメーカーから発売されているので確認してみましょう。

また、持ち運び安さや焦げにくさなどメーカーによって特徴が異なります。もし気になるクッカーが複数あれば性能や値段などを比較して自分にぴったりな商品を見つけるようにしましょう。ただし、実用的であればメーカーにこだわらなくても大丈夫です。

《ステンレスクッカー 人気メーカー》

• EZCAMP
• Overmont
• FLYTON

ステンレスには酸化膜という錆から守る性質があるため、油ならしをして錆を防ぐシーズニングは不要とされています。

ただステンレスは焦げやすい性質があり、調理時に食材がくっついてしまうことがあります。それを防ぐために調理前にクッカーを温め全体に油を注いだあと、油を少し冷ますのがポイントですい。そうすることで食材がくっつきにくくなるので試してみてください。

ステンレスクッカーは使っていくうちに焦げや煤などの汚れが目立ってきます。ここでは汚れに困っている人に向けて落とし方法について解説していきます。

まず、スポンジタオルでクッカーを洗います。その後、重曹の入った水を約10分程沸騰させたら一晩放置します（ステンレスなので重曹が使用できる）最後はステンレスたわしを使用して仕上げに入ります。焦げ部分をステンレスたわしで洗うことで徐々に汚れが落ちてきます。

《汚れの落とし方》

1. スポンジタオルを使う
2. 重曹入りの水を使う
3. ステンレスたわしを使う

ステンレスクッカーは種類豊富で自分の使いたい料理や場面で使用することができる万能なアイテムです。これからキャンプを始めるという人は是非、この記事を参考に使い勝手のいいステンレスクッカーを選ぶようにしましょう。