【2023年版】渡辺謙の映画おすすめ20選｜ハリウッドでも活躍する渡辺謙の出演作を紹介

演劇青年で舞台出身の渡辺謙は、1984年に『瀬戸内少年野球団』で映画デビューし、その後も「海と毒薬」などで準主役級として映画界でも活躍し始めます。そして1987年・NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で主役・伊達政宗役に抜擢され、大河ドラマ史上最高の平均視聴率を達成するなどテレビ界でもブレイクしました。

その後、ハリウッド映画『ラスト サムライ』に出演し、アカデミー賞助演男優賞などにノミネートされその演技が高く評価されました。さらに「インセプション」や「硫黄島からの手紙」などに出演し、自然な英語力も評判となり、今や押しも押されもせぬ日本を代表する国際的なスターとなりました。

当記事では、渡辺謙のこれまでの出演映画の選び方として、時代劇やヒューマンドラマ・アクション・サスペンス映画、また海外制作の映画や受賞作・主演作・最新作などのジャンルに分けて解説し、おすすめの邦画や洋画を10選ずつご紹介していきます。

渡辺 謙は、1959年に新潟県魚沼市に教師をしていた両親の元に生まれました。若い頃より演劇に興味があり劇団「円」に入団し、舞台やテレビにも出演しました。1987年・NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で主役・伊達政宗に抜擢され、大河ドラマ史上最高の40%近い平均視聴率を獲得し、一躍脚光を浴びました。

2003年・ハリウッド映画『ラストサムライ』ではアカデミー賞助演男優賞の候補に挙がるなど、海外でも活躍し始め、またクリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』では、監督から直接「栗林忠道」役の出演依頼がありました。さらに鮮烈な映像美の『インセプション』にも出演し、日本を代表する国際俳優となりました。身長は184cmあり外人にも劣らぬ体格で、英語も猛勉強して映画の中では流ちょうな英語を披露しています。

渡辺謙は、これまでに数々の映画やテレドラマ・舞台・ミュージカルなどに出演しています。それぞれの作品をジャンル分けし、また海外で制作された映画や受賞作・主演作などのカテゴリーに分けて整理し、彼の魅力やおすすめの映画をご紹介していきます。

出演作品のジャンルとして数多く出演している時代劇に加えてヒューマンドラマや爽快なアクション映画などがあり、それぞれを整理して解説していきます。

時代劇としては、新撰組・沖田総司は女性だったとする設定の幕末の騒乱期を描く時代劇コメディ『幕末純情伝』では坂本龍馬を演じ、沖田と土方歳三と三角関係となるコミカルな役を演じています。また2001年『千年の恋 ひかる源氏物語』では、「藤原道長」役を演じ、他に天海祐希が「光源氏」・吉永小百合が「紫式部」・常盤貴子が「紫の上」を演じ、衣装や平安の「源氏物語」の世界を描写した映像技術も高い評価を受け話題となりました。

さらにテレビの時代劇としては大河ドラマ『独眼竜政宗』の他に忠臣蔵や巌流島など多数あり、中でも『仕掛人 藤枝梅安シリーズ』は3年続いた人気長寿番組となり、渡辺謙自身が代表作の一つに挙げています。

渡辺謙はヒューマンドラマにも多く出演しています。『明日の記憶』では、やり手の広告営業マンがある日突然「若年性アルツハイマー病」に襲われ自暴自棄となり自殺をしようとしますが、妻や周りの人の励ましにより病と向き合う姿を描いています。渡辺謙自身も実生活で白血病に見舞われており、その時の心情をベースに役に挑んだとされています。

また山田太一作の『五年目のひとり』は、東日本大震災で家族全員を亡くした中年男性（渡辺謙）が、5年後東京のパン屋で働き、ある日偶然亡くなった娘にそっくりの中学生に出会い、お互いの心の交流を描いた感動の名作です。

爽快なアクション映画出演としては、奇抜なストーリー展開やアクションシーン・鮮烈な映像美が話題となったアカデミ―賞受賞『インセプション』ではレオナルド・ディカプリオらと共演し、日本人実業家の重要な役を演じました。

また1992年アカデミー作品賞の西部劇『許されざる者』を日本でリメイクした時代劇『許されざる者』では、明治時代・蝦夷地を舞台に幕府残党の賞金稼ぎで主人公の侍役で主演しています。この侍役は洋画ではクリント・イーストウッドの役柄で、賞金稼ぎとして戦いに身を投じるアクションを描いています。

2018年『ベル・カント とらわれのアリア』は、南米某国の副大統領邸でパーティーが開かれ、現地の名士や外交官など多人数が招待され、その中に日本人実業家（渡辺謙）もいました。そして彼が愛してやまないソプラノ歌手の歌が始まった時、突如テロリストたちがなだれ込み、彼らを人質にします。そして人質たちの運命がどうなるのか、最後まで見応えがあります。

また2016年『怒り』は、東京郊外で若夫婦が惨殺され、犯人は逃走。1年後、房総や東京、沖縄で身元不明の3人の男が現れます。そして警察が整形手術したとされる犯人のモンタージュ写真の公表をきっかけに、事件の状況が大きく変わっていきます。出演は、渡辺謙の他に妻夫木聡や広瀬すずなどで、日本アカデミー賞作品賞など数々の受賞を果たしています。

『GODZILLA ゴジラ』は、東宝『ゴジラ』をベースにした2014年のハリウッドリメーク版2作目で、渡辺謙は生物学者役で出演し、アメリカの俳優達が「ガジィーラ」と発音するのに対して、かたくなに「ゴ・ジ・ラ」と発音した彼らしいエピソードが残っています。そして2019年に続編『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開され、同じく生物学者で出演しています。

2005年にはクリストファー・ノーラン監督のハリウッド映画『バットマン ビギンズ』に、悪の総領の影武者役として出演し、後の同監督の作品『インセプション』への出演に繋がったとされています。

2006年クリント・イーストウッド監督による、硫黄島の戦いを、日本兵の視点で描いた『硫黄島からの手紙』は、監督から渡辺に直々に栗林中将の役の依頼があった作品で、第79回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされ、音響編集賞を受賞しました。

『沈まぬ太陽』は、山崎豊子の長編小説で、2009年に映画化されました。大手航空会社社員で労働組合委員長（渡辺謙）と彼を取り巻く人々の描写を通して、人の生命にかかわる航空会社の社会倫理を表現した大作です。渡辺謙は日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝きました。

2012年『はやぶさ 遥かなる帰還』は、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が60億キロ離れた小惑星に着陸し、そこの微粒子を7年かけて地球に持ち帰った世界初となるその偉業と、それを支えたプロジェクトに参加した人々を描いており、渡辺はプロジェクトマネージャー役で出演しています。

『追憶の森』は、2015年の映画で、富士山の麓にあり自殺者が多いとされる「青木ヶ原樹海」が舞台です。そこで自殺するために日本にやってきたアメリカ人（マシュー・マコノヒー）が、樹海で自殺志願の男（渡辺謙）と偶然出会い、そして2人は自己を見つめなおす旅に出ます。日米の名優同士が共演した話題作です。

渡辺謙の最新作映画は2022年公開の『TOKYO VICE』です。全編オール日本ロケで描く日米共同制作ドラマで、アメリカの映画データベース・IMDBでは8.0の高評価となっています。

ストーリーは、1990年代に東京の大学を卒業したアメリカ人青年が難関試験を突破して日本の新聞社に就職し警察担当記者となります。男まさりの女性記者（菊地凛子）の元で働き始め、取材をしていく内に、ヤクザ絡みの事件を解決する凄腕刑事（渡辺謙）に出会います。そして特ダネを追う記者として危険な闇社会へと入り込んでいき、若いヤクザのリーダーやクラブのホステス・サマンサと接触していく、という物語です。

渡辺謙の評判の邦画や洋画のご紹介はいかがでしたか？彼は日本映画に限らずハリウッド映画でも活躍する今や国際的な俳優です。これからも、話題の映画が引き続き公開されるようなので、しっかりチェックして彼のワールドに魅了されましょう。

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