ETC2.0の車載器おすすめ10選｜メリットや価格も徹底解説！

ETC車載器の基本性能は、キャッシュレスで通行料金の支払いができるシステムです。現在販売されている最新規格のETC2.0が出てからは、料金を支払うだけでなく、そのほかのいろいろな情報を得られる画期的なものに進化しました。

ETC2.0の本格的な運用が始まってから、それまでのシステムから大きく躍進したのは、全国の道路上にあるアンテナ（ITSスポット）と双方向通信を行えることです。これによってドライバーに有益なあらゆる情報を得ることができるようになりました。

この記事ではETC2.0対応の車載器を紹介します。これからETC車載器の購入をお考えの方は、ぜひ、この記事を参考に多彩な機能にも注目してください。

コスパを重視するなら、アンテナが一体型になった2ピースタイプがおすすめです。高速道路などのETCレーンと受信しやすい位置に設置する必要があります。

フロントガラス前や収納ポケットなど、運転席周りに設置すれば通信状態も問題なく、カードの着脱操作も簡単です。防犯上、車から離れる時はカードを取り出してください。

3ピースタイプはアンテナ分離型とも呼ばれ、アンテナを電波を受信しやすい位置に取り付ければ、本体は設置する場所を自由に選べます。

手が届く場所に設置する必要はありますが、外から見えずらい足元への設置も可能なので、防犯対策にも有効です。2ピースタイプより価格帯が上がりますが、1万円代の車載器もあります。

ビルトインタイプは、車載器を車内に組み込む形で設置しますが、主に新車購入時にオプションとして取り付けます。内装に組み込まれるので、見た目もスマートですし防犯上も一番安心なタイプです。

後付けでビルトインタイプ車載器の取り付けも可能ですが、取り付ける際は必ず専門知識のある業者に依頼してください。

現在でも低価格で購入できるETC1.0タイプの車載器も販売していますが、これから購入するならばETC2.0の規格の車載器をおすすめします。以前は通行料金を支払うのみだった車載器も、ETC2.0になってから、便利に情報を得られるようになったからです。

双方通信が可能になったことで、渋滞緩和のための圏央道割引サービスを受けられたり、以前はできなかった高速道路からの一時退出が可能になったりとお得なことも増えました。

今後、長期に渡って使用するなら新セキュリティに対応したモデルがおすすめです。旧型は、遅くても2030年頃に全面的なセキュリティ規格の変更が予定されているため、使用できなくなります。車載器には19桁の管理番号があり、1桁目が0のものが旧型で、1のものが新型です。

新旧の車載器の違いは、簡単に言うと使用時の不要電波の発生量に差があります。新型は不要電波を軽減することで、電波障害が起こりづらくなっています。

ETS車載器はアンテナ一体型のものでも電源が必要となるため、配線には専門知識を要します。また、セットアップ作業は原則として個人では行えませんし、個人で設置するとなると、かなりの時間を要します。

個人で設置する場合は、故障などで取り外す場合も踏まえた上で、無理な接着などは避けてください。安全かつきれいに設置する為には、ノウハウを持ったETC車載器の販売店や専門店などに依頼するのがおすすめです。

前規格のETC1.0タイプの車載器が、1万円以下で購入できるものが主流のなか、それらに比べるとETC2.0対応型の車載器は、2倍以上の価格になるので決して安いとは言えません。

ただし、高速道路の利用が多い場合は、ETC2.0対応型を使う方が便利でお得になります。ナビやスマホと連動させることによって、より多くの情報を得られて割引も増えることを考えれば、設備投資としては妥当な金額とも言えます。

ETC2.0対応型をフル活用するには、連動するカーナビやスマホは必須です。ただし、連動させる媒体がなくても、ETC2.0であれば対象となる割引などは変わりません。今から買うなら、ぜひETC2.0を選びましょう。