トラベルシステムのおすすめ10選｜チャイルドシートとベビーカーが兼用できる優れもの！

トラベルシステムとは赤ちゃんを移動させる手段として、ベビーカー兼用のチャイルドシートをはじめいくつもの用途で使える赤ちゃんグッズです。今おしゃれなママたちを中心に徐々に広がりを見せていますが、欧米では新生児期の赤ちゃんに普通に使われています。

とても便利なグッズですが、日本で一気に広がらないのは、日本には多様な生活スタイルにあるからです。トラベルシステムはすべての生活スタイルに向いているわけでなく、不向きな生活スタイルがあります。

そこで、今回はトラベルシステムとはどのようなもので、どのようなメリットやデメリットがあるのかを始め、選ぶポイントや口コミ・おすすめの人気トラベルシステムを紹介していきます。トラベルシステムを使って赤ちゃんと楽しくお出かけしましょう。

トラベルシステムを車の後部座席に取り付ければ、新生児から使えるチャイルドシートとなります。通常のチャイルドシートより小さめで、後ろ向きに取り付けるのが一般的です。

出産退院時には病室で赤ちゃんを落ち着いてシートに乗せ、そのまま車まで連れていき固定できます。中には台座が回転して楽に乗せられるタイプのものもあります。

車を運転する人には、6歳に達するまでの子供にチャイルドシートを使用させる義務があります。違反すると「幼児用補助装置使用義務違反」となり、罰金はありませんが運転手に違反点数1点の罰則があります。最近の車には助手席にエアバックが付いて危険ですので、チャイルドシートは後部座席で使用するのがおすすめです。

トラベルシステムとドッキングできるベビーカーを用意すれば、トラベルシステムをそのままベビーカーに取り付けて、ベビーカー兼用アイテムとして使えます。まだ首の座っていない新生児でも楽にベビーカーに乗せられとても安心です。ベビーカーは単独での使用もでき、3歳くらいまで使えます。ただし、ベビーカーは別売です。

トラベルシステムに付いた持ち手で、赤ちゃんをベビーシートに乗せたままクーハンのように運べます。たとえば、自宅の駐車場であればベビーシートを車から外してそのまま赤ちゃんを家の中に連れていけます。スヤスヤと寝ている赤ちゃんを起こしたくないというパパやママの願いを叶えてくれます。

トラベルシステムに付いている持ち手を下向きにして固定すると、赤ちゃん用のチェアとして使えます。赤ちゃんの腰がすわるまではなかなか外食はできません。しかし、トラベルシステムかあれば、チャイルドシートにして車で移動し、キャリーとしてレストランに入り、チェアとして子供を座らせて家族で食事が楽しめます。

トラベルシートの底が湾曲しているものは、持ち手を上向きに固定して、本体をゆりかごのように揺らせます。クーハンやバウンサーは利用期間が短い赤ちゃんグッズですが、他の機能と兼用できるトラベルシステムはありがたいアイテムです。トラベルシステムは、忙しい育児を少しでも楽にするために利用されている人が多いです。

赤ちゃんが寝ている時に起こさずにいろいろな形に変えて移動できることは、トラベルシステムの最大の魅力です。赤ちゃんの眠りは赤ちゃんの成長にとって大変大切な行動です。しかも、赤ちゃんが寝ている時は、パパやママがホット一息つける瞬間です。赤ちゃんにも、子育てするパパやママにも優しいのがトラベルシステムです。

育児ストレスの原因は、自分の時間がない・育児と家事の両立が難しい・家族の協力が得られないなどが考えられます。

特に首や腰の座っていない赤ちゃんがいると外出ができずパパやママのストレスになってしまう可能性があります。そんなストレスの解消に役立つのが、新生児から使えるトラベルシステムです。トラベルシステムを使って気軽にお出かけしましょう。

ただでさえ炎天下に駐車した車内は暑く、シートなどに熱がこもっています。常時設置のチャイルドシートでは、いざ赤ちゃんを乗せようとすると熱くて乗せられない場合もあります。その点、トラベルシステムは今まで持ち歩いていたベビーシートを取り付けるので安心です。もちろんサウナ状態の車の中は解決しておく必要があります。

トラベルシステムは体重2.5kg程度の新生児から体重10～15kgの1歳頃までと使用できる期間が短く、価格は高めです。さまざまなシーンで使えるトラベルシートですので、この短期間・高価格を勿体ないとするか十分とするかは価値観の違いで分かれるところです。乳幼児用のチャイルドシートを購入した際にも、普通は1回の買い替えが必要です。

トラベルシステム単体の重さは3kg程度、子供が乗っていれば6～15kg程です。それをベビーカーに取り付けると10～20kg程になります。そのためにベビーカーをたたんで階段を登ったり段差をまたいだりするのはママ一人では大変です。また、エレベーターのない集合住宅などでは使いづらく感じることが多くなります。

チャイルドシートとして使う場合に、シートベルトで固定するタイプは慣れないと結構手間取ります。また、取り付けが簡単なISOFIX取り付けの場合でも少し手間を掛けなくてはなりません。

より簡単にするのであれば、別売のシート固定ベースをあらかじめ取り付けておく方法があります。トラベルシートを上から置くようにしてワンタッチで取り付けられます。

ここでトラベルシステムをおすすめできる人・あまりおすすめできない人をまとめておきます。

日本のチャイルドシートの安全基準は2012年に国連欧州経済委員会によって定められたUN（ECE）基準に基づいています。日本での新規販売は「ECE R44」または「ECE R129」の安全基準を満たすチャイルドシートしか許可されていません。ネットでは基準を満たさない海外製のものが安く出回っていますので、注意しましょう。

チャイルドシートなどは使える期間を子どもの身長と体重で表示しています。多くのトラベルシステムは1歳頃までと言われますが、製品によって適応身長と適応体重が異なっています。どちらも大きい方が長く使えますが、重くなりトラベルシステムの最大の特徴である移動性に欠けることになります。総合的に評価して選びましょう。

ISOFIXは、車に付いている金具にトラベルシステムを差し込んで連結すします。2012年7月以降に日本で販売された車はすべて「ISOFIX」に対応しています。シートベルト式に比べ簡単で安全な固定ができます。対応していない車に取り付ける可能性がある場合はシートベルト固定にも対応した製品を選びましょう。

ISOFIX式のトラベルシステムでも多くの製品はシートベルト固定に対応しています。シートベルト専用の製品は安い価格で手に入りますが、安全な状態でトラベルシステムを固定するには慣れるまでは時間がかかります。

別途シートベルト固定できるベースを用意して、あらかじめしっかりとベースを固定しておげば取り付けも楽になります。

トラベルシステムは多機能に使えて便利なアイテムですが、購入前にどのような使い方ができるのか確認しておきましょう。基本的にはチャイルドシート・ベビーカー・ベビーキャリーの3通りは使えます。その他にお部屋の中で使えるチェアやバウンサーの役割を合わせて5通りで使えるものがありとても便利です。

トラベルシステムはどのベビーカーでもドッキングできるわけではありません。トラベルシステムを選ぶと、選べるベビーカーは限られてきます。トラベルシステムをベビーカー兼用として使う際には、適合するベビーカーもいっしょに検討するようにしましょう。

ベビーカー・車取付ベース・ベビーシートなどがセットになった商品もあり一つ一つ買うよりお得に購入できます。

移動させる場面が多いトラベルシステムはできたら軽いものがいいと考える人が多くみえます。当然な考え方ですが、赤ちゃんが使うものですので安全性を最優先で考えましょう。

新しい安全基準のR129では、身長83cm未満で15ヶ月未満まで使えることを求めていますので、それに対応しようと思うとサイズが大きく重くなってしまいます。

トラベルシステムを実際に使用した人の口コミをみていきましょう。

実際に使ってみた人は便利さを十分に味わってみえるようです。1番目や2番目の子で苦労して購入を決めた人が多いようです。1番上の子の時に購入して2番目3番目と引き継いでいけば始めは高い買い物ですが、最終的にお得感が出るかもしれません。

トラベルシステムは多用途で使えて便利なアイテムですが、使用期間が短く、価格も高いことから購入を躊躇してみえる人も多くみえます。そんな人におすすめなのがレンタルです。また、赤ちゃんと一緒に車で旅行に出かける際に、必要期間のみ借りるのもおすすめです。ベビーカーやベースセットにしたレンタルもあります。

赤ちゃんが生まれると育児に追われ、外出する機会が減ってしまします。それがママのストレスとなり子育てに悩む若い女性がたくさんいます。そんな時に役立つのがチャイルドシートとベビーカー兼用のトラベルシステムです。パパにも協力してもらい外出する機会を増やしてみましょう。