スキレットの錆を落とす方法をご紹介！酢で落とす方法もご紹介！

熱伝導・蓄熱性に優れたスキレットは、食材の旨味を引き出した柔らかな料理をアウトドアで楽しめるのが魅力です。そんなスキレットですが、錆（サビ）が付きやすいのがデメリットです。錆びたままのスキレットを使って、料理に混じった錆を食べると体に悪くないのか不安ですよね。

実は鉄錆は体に必要な成分で害はありませんが、鉄以外のスキレットについた錆は有害な可能性もあります。少量の錆ならほとんど影響はありませんが、錆を食べない方が安全なのは確かです。スキレットの錆は、重曹や酢を使って錆び取りできます。

スキレットの錆を落とすための方法をまとめました。錆が付くのを防止するシーズニングの方法についても、ご紹介するので最後までご覧ください。

スキレットを使用する前にシーズニングを行いましょう。シーズニングは、以下の効果があります。

• スキレットの表面に塗られたワックスや油を取り除く
• 油膜を作って焦げ付きや錆が付くのを防止

シーズニングの手順は以下通りです。

• 洗ったスキレットを火にかけて水分を蒸発させ、煙が止まったら火を止める
• スキレットを冷ましたら、スキレット全体に食用油を塗る
• 取っ手や裏まで油を塗ったら、煙が出なくなるまで空焚き
• 油を塗って空焚きを数回繰り返したら、シーズニング終了

錆を落とすと、油膜が落ちるので再度シーズニングをしてください。

重曹を使えば、スキレットの錆びは簡単に落とせます。スキレットに重曹と水を入れて沸騰するまで加熱し、冷ましてからたわしなどで擦ってください。軽い錆びは重曹入りの水の温度が上がった段階で浮いてくるので、残った錆びも擦れば簡単に落とせます。

どうしても錆が落ちない部分には、ペースト状にした重曹を塗って放置すると落ちやすくなります。取っ手・スキレットの底は、重曹を洗剤代わりにして磨いて落としてください。

酢も、スキレットの錆び落としに使えます。スキレットの中に酢を入れて沸騰させたら手で持てる温度になるまで待ってから酢を捨てて、たわしで擦ると汚れが落とせます。沸騰させた段階でかなり錆びが落ちるのは、重曹の時と同じです。

酢を入れて加熱できない部分の錆びは、酢につけておくだけで落としやすくなるので擦って落とせます。酢ではなく、クエン酸を使っても同様の効果があります。

錆びは、切り取って落としても構いません。軽い錆びなら金属ヘラで錆びを切り取ってから、スキレットの中に水を入れて加熱し錆びや汚れを浮かせます。残った錆びは金だわしでこすり落とし、落ちない場合はクレンザーなどを使ってください。

錆びがひどい場合は錆びに火をかけて、炭化させてから削ると落とせます。炭化させた錆びを取り除いたら、最後にクレンザーで磨いて仕上げます。

スキレットの錆を落とす方法をご紹介しました。スキレットは錆やすいですが、錆を取るのは難しくありません。錆の落ちたスキレットでを使って、アウトドアで美味しい料理を楽しんでください。