SUV用のホイールおすすめ10選｜黒ホイール・深リムも紹介

2015年のアウトドアブーム以降、現在に至るまでキャンプなどアウトドア系の趣味が人気を集めています。それに伴いオフロードも走れるアウトドア向けの車であるSUVは、幅広い層から支持を受けるようになりました。

SUVは見た目がかっこいい車が多いため、ホイールなど細部までこだわる人は多いです。しかしホイールはデザインが多く、値段もピンキリのため迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、SUV用ホイールの選び方・専門店でも定番の人気ホイールを調査しました。おすすめホイール10選もあわせて紹介しますので、ぜひ記事を最後までご覧になって参考にしてください。

SUVとは「Sport Utility Vehicle」の略で、スポーツ用多目的車です。「多目的」から分かるように、お子様の送迎・買い物・キャンプ・悪路走行などを1台で幅広くこなせます。

2015年ごろから始まったアウトドアブームに伴いSUVは人気が高まり、最近は街乗りをメインにした「クロスオーバーSUV」も増加しています。オフロードでの走行性が高く、キャンプ用品など荷物をたくさん積めるように荷室が広く、地上高の高さが特徴的です。

ホイールはアルミ・スチールの素材どちらかを使用し、製造されています。それぞれ特徴が異なるため、素材で選ぶのもおすすめです。

• アルミホイール：軽量・腐食しにくい・剛性が高くデザイン性がある
• スチール：安価なものが多い・耐久度が高い

スチールよりもアルミホイールは高価ですが、軽量でデザイン性が高いため最近の主流になっています。スチールは錆びやすいですが安価なので、軽自動車などでは純正ホイールとして使用されるケースが多いです。

ホイールはシンプルなものから、星形などデザイン性の高いものまでさまざまです。そのためデザインやカラーで選ぶ方は多くいます。

少しデザインやカラーが変わるだけで車全体の印象は大きく変化するのが魅力です。たとえば黒いホイールならシックな印象になります。自身のイメージする印象に合わせて選んでみましょう。

ホイールのデザインは4種類あります。

• スポークタイプ：ホイールの中心からスポーク（棒）が伸びるシンプルなデザイン。軽量性・放熱性が優秀な反面、スポークの数や太さが不十分だと強度・耐久性が落ちる
• フィンタイプ：細いスポークを多数配置しデザイン性・通気性・放熱性が高い反面、細すぎると強度が落ちる
• メッシュタイプ：網目状のため頑丈で耐久性に優れる
• ディッシュタイプ：ディッシュ（皿）状になっており高級車・クラシック車に多い。重さが難点

迷っている方には無難なメッシュタイプがおすすめです。お好みのデザインが決まっている方は強度・耐久性・重量をチェックして選びましょう。

ホイールは3種類の構造があるため、構造で選ぶのもおすすめです。

• ワンピース構造：リム・ディスク部が一体/コスパが高い
• ツーピース構造：リム・ディスク部が別/インセットをミリ単位でオーダー可能
• スリーピース構造：2ピース構造のリム部を内・外で2分割/デザイン性が高い

ホイールはタイヤと同じように、16インチ・17インチ・18インチなどサイズが決まっています。ホイールサイズが合っていなければ装着できないため、必ずぴったりのものを選びましょう。

サイズはホイールの直径をインチサイズで表したリム径やタイヤがはまる部分を表したリム幅・ボルトの穴数などによって決まります。

ホイールの製造方法には2種類あります。

• 鋳造（ちゅうぞう）：ホイール状の鋳型（いがた）に液状の金属を流し込む方式。気泡による強度低下がデメリット。大量生産に向くためコスパが高く、細部のデザイン性にも優れる
• 鍛造（たんぞう）：金属を叩き圧力をかける方式。手間・時間・コストがかかるため高価になりがちな点がデメリット。密度・強度を高めやすい反面、レーシング用にあえて軽量化し強度を犠牲にしているホイールもあるため確認が必要

鍛造だからといって素材やデザインによっては強度が高いとは限りません。一方、鋳造でもJISやISO規格に沿って製造されていますし、定期的な車検もあります。そのため迷ったら一般的に流通している鋳造がおすすめです。

SUV用のホイールを選ぶ際には、人気の深リムデザインもチェックしてみるのがおすすめです。深リムとは、ホイールの円径縁が外側に飛び出たデザインを指します。主に「深リムホイール」「深リムデザインホイール」の2種類に分類されて販売されています。

深リムホイールは、見た目の美しさや引っ張りタイヤなどとの相性がいいなどのメリットがありますが、取り付ける際にはサスペンションやフェンダー位置などを考慮しなければなりません。その点、深リムデザインホイールは、リムが幅広に見えるようなデザインになっているのが特徴です。

取り付ける際にも制限がないので、気軽にドレスアップできるのがメリットです。

ROUD（ラウド）で販売されているBONZO（ボンゾ）は、軽さと機能性が特徴的なホイールです。最新のレーシングテクノロジーにより、軽量性と剛性を追求しました。

シンプルなデザインでありながら、高級感を演出できます。カラーは、マットブラックシルバー・マットブラックブロンズの2色展開です。

マナレイスポーツが販売するEuroSpeed G10は、ワンピース構造のホイールです。カラーはメタリックグレーのみですが、どんな車種にも合う上品な魅力があります。

オーソドックスなデザインですが、チープに見えないコスパの高さが人気です。ベストセラー商品として、多くのファンに長年愛されています。

MGシリーズのMONSTERは、ワンピース構造なのに深さを実現したホイールです。マットブラックポリッシュ1色のカラー展開ですが、複数のカラー展開があるBIGピアスボルト・オプション「インサート」を装着すると個性をしっかり出せます。

遠目からでも目立つホイールは、SUVのかっこよさを際立たせるのが魅力です。

WORKが販売するGNOSIS HS202は、2ピース構造のホイールです。カラーはマットディープブラック・マットシルバー・ブラッシュドなど5色を展開しています。シンプルかつエレガントなデザインは、さまざまな車種を際立たせるマッチング力です。

派手すぎない見た目で、さりげないおしゃれさが人気を集めます。

MKWが販売するMK-36は、力強い直線的なデザインが特徴のホイールです。機能性を考慮したモダンなデザインは、インパクトと迫力を与えます。SUVの無骨なかっこよさを、いっそう高める魅力的なデザインです。

カラーはダイヤカットグロスブラック1色ですが、洗練されたブラックカラーは上品な印象も与えます。

ホイール交換をするメリットは、まずデザインのイメージチェンジをできる点です。さらにホイールを軽量化すると低燃費に繋がるなど、走行性能の向上にもつながります。

またホイールは消耗品であるため、交換をしなければ寿命は縮む一方です。そのためホイール交換をすると、低寿命化を防げます。特に悪路をよく走る人や、海沿いに住んでいる人は腐食が進みやすいです。ホイールを交換するだけで、デザイン性アップとホイールの劣化を防げます。

アルミホイールは50年程度、スチールホイールは数十年程度の寿命です。しかしホイールに衝撃が加わり変形したり、深い傷がついてしまったりすると年数に関係なく交換が必要になります。

ホイールが変形すると、タイヤは新品・中古に関わらず空気漏れが発生しやすいです。そのためタイヤがすぐに空気漏れしてしまった場合、ホイールの状態を確認しましょう。

この記事では、SUV用ホイールの選び方・おすすめホイールを紹介しました。ホイールは素材・デザイン性などによって特徴が異なり、さまざまな観点で選べます。SUVはかっこいい車が多いため、スタイリッシュなホイールでより個性を際立たせられます。本記事を参考に、愛車によく似合う機能性が高いSUV用ホイールを見つけましょう。