現代文の問題集・参考書おすすめ18選｜私大の大学受験向け問題集も！

現代文は大学入試共通テストの国語の中で最も配点が高い大切な科目ですが、勉強方法が分からず苦戦している人も多いのではないでしょうか。現代文は英語や地歴公民に比べて暗記要素が少ないため、解き方のコツをつかめば短期間で成績が上がりやすい科目です。

現代文の成績をアップさせるためには、自分に合う参考書・問題集を活用し、問題をたくさん解くのが大切になってきます。しかし現代文は私大や国公立など志望大学によって向いている問題集が違うので、自分がどれを選べばいいか迷ってしまう場合も多いはず。

そこで今回の記事では、高校生向け大学受験用の現代文の問題集を選ぶポイントとおすすめ問題集を厳選して紹介します。ぜひチェックして、現代文の成績アップに役立ててください。

現代文の問題には普段使わない難しい単語がたくさん出てくるので、問題文を理解するためには「語彙力」が求められます。

記述問題がある場合は意味が分かるだけではなく、単語を使いこなす力も求められるため、レベルの高い語彙力が必要。分からない単語があった時に、語彙集で調べる習慣をつけておくのがおすすめです。

現代文を解く時の軸となるのが、文章を正しく読む「読解力」。現代文が苦手な人は、読解力が身に付いていない場合がとても多いです。

読解力がない人は、文章の読み方が詳しく解説されている参考書を最初に使うのがおすすめ。文章の線の引き方や接続詞の説明など、問題文を正確に読むためのコツを参考書で身に付けましょう。

現代文をマスターするためには読解力だけではなく、正しい答えを見つける「解答力」も大切。現代文は解答が問題文の中に隠れているので、解答力があれば現代文がそこまで得意ではなくても正しく解答できます。

参考書で読解力を身に付けた後は、現代文の解答のコツを教えてくれる参考書や問題集で解答力を身に付けましょう。

現代文の問題集で最もチェックしたいのが、解説の詳しさ。現代文は正解を知るだけではなく、正解の理由をしっかり理解しなければ勉強の意味がありません。

特に現代文が苦手な人は問題量の多さよりも、解説のボリュームで問題集を選ぶようにしましょう。解説が詳しい問題集を使うと、読解力と解答力のアップにつながります。

現代文では、論説文のほか小説や随筆・エッセイも出題されます。バランスよく網羅された問題集で、どのジャンルにも慣れておくと点数アップに繋がります。

論説文であってもそれ以外であっても、テーマは多岐に渡ります。社会問題・政治経済・文化・時事など、試験に出やすいテーマに対応した問題が掲載されているかチェックしましょう。苦手分野のテーマや、志望校の出題傾向に合ったテーマが充実している問題集もおすすめです。

早稲田や東大などの難関大学は現代文の難易度が高いため、難関大学用の対策が必要です。特に早稲田大学の現代文は問題文の内容がとても難しいので、高いレベルの語彙力と読解力が求められます。

入試本番で難解な問題文に慌てないためには、難関大学向けの問題集を活用して難易度が高い文章にも慣れておくのが大切です。

漢字の勉強には、持ち運びやすいコンパクトな問題集を選ぶのがおすすめ。受験生は勉強する内容がとても多いので、漢字は隙間時間で勉強するのがコツです。

漢字問題は現代文で唯一の暗記要素なので、現代文が苦手な人も点数を稼げるポイント。漢字問題集を使うと語彙力も身に付くので、隙間時間で効率よく勉強しましょう。

国公立大学の2次試験では、難易度が高い論述問題が出題されます。論述問題は実践を重ねて解答力を身に付ける必要があるので、入試問題を使用した実践問題集で解答を書く練習をしましょう。

論述問題は文章を組み立てる力も求められるため、解説が詳しい参考書や問題集を使って文章を書く手順をマスターするのも大切です。

これから現代文の勉強を始める高校1年生や現代文が苦手な人は、基礎レベルを選ぶのがコツ。文章の読み方や解き方の解説が講義形式で記載されている問題集を選ぶと、現代文が苦手な人でも分かりやすいです。

看護大学や看護専門学校では現代文の基本的な問題が出題されるので、基礎レベルの問題集を選ぶようにしましょう。

基礎レベルの問題集をマスターしたら、中堅大学向きの標準レベルの問題集にトライしましょう。共通テスト（旧センター試験）の対策をする場合も、標準レベルの問題集を使うのがおすすめ。標準レベルと記載されていても難易度が高い問題集もあるので、購入する時にどんな人に向いているのかチェックするようにしましょう。

偏差値70レベルの難関大学を受験する人は、難関大学対策ができる難しい問題集で演習を行うようにしましょう。難関私大は大学によって問題の特徴がかなり違うので、志望大学の出題傾向を知っておくのが大切です。

国公立大学は記述問題が中心で私大の現代文とは特色が異なるため、国公立用の問題集を使うのがおすすめです。

2021年からセンター試験に代わって、共通テストが導入されています。共通テストはセンター試験と出題形式が若干違うので、共通テストに対応している問題集で対策をするのがおすすめ。

センター試験も共通テストも読解力が求められる点は変わらないため、読解力をつけるためにセンター試験の過去問を代用する人もいます。

河合出版は解説が詳しい問題集が多いので、問題を解いた後の疑問点が残りにくいのが魅力。人気問題集の「入試現代文へのアクセス」は、文章の読み方が丁寧に記載されているので読解力が身に付きます。

現代文が苦手な人は、現代文の解き方の基礎を講義形式で学べる「はじめての入試現代文」から始めるのがおすすめです。

東進ブックスの「新・現代文レベル別問題集」は、現代文が苦手な人におすすめの「超基礎編」と一般私大向けの「初級編」の2つのレベルから選べるのが人気です。

読解する時の思考過程が分かりやすく記載されているのが特徴で、文章の読み方を学びたい人におすすめ。解説動画も付いているので、独学でも勉強しやすいです。

Z会で特に人気があるのが、語彙力アップに役立つ「現代文 キーワード読解」です。単語の意味と解説だけではなく、その単語が使われている文章も記載されているので、読解のコツも身に付きます。

現代文の読解力や解答力をアップさせるなら、入試で狙われやすい15種類の設問の攻略法を学べる「正読現代文」がおすすめです。

旺文社の「大学入試 全レベル問題集 現代文」は、志望大学や学習用途に合わせて6つのレベルから選べるのが人気です。難関私大だけではなく国公立編もあるので、国公立2次試験の記述問題対策ができます。

大学別の出題分析と学習アドバイスも記載されているため、それぞれの大学の出題傾向をチェックできるのが魅力です。

KADOKAWAの「柳生好之の現代文ポラリス」は、解説にも問題文がすべて記載されているのが分かりやすいです。構文解釈にこだわって作られてるので、難しい文章を読む力が身に付きます。

日東駒専が中心の基礎レベルとGMARCHが中心の標準レベルがありますが、標準レベルは難関私大や国公立対策にもおすすめです。

現代文は答えの正誤だけではなく、正解に至るまでの理由がとても大切です。問題集を解いた後で復習をする時に、正解の理由を誰かに解説できるくらい深く理解しておくと、解答力がしっかり身に付きます。正解の理由をいつも説明する習慣をつけておくと、難関私大の複雑な選択肢問題も迷わず解答を選べるようになります。

問題演習はできるだけ制限時間を決めて、実践形式で行うのがおすすめ。時間内で解く習慣をつけていないと、入試本番で慌ててしまって文章を正しく読めません。

問題ごとに目安時間が記載された問題集も多いので、ぜひ活用しましょう。時間内で解答を終えるだけではなく、全体の見直しもできるよう取り組むのがポイントです。

現代文の学習ルートとして単語・文法・解釈・長文の4つの段階に分けて勉強しましょう。この順番でしっかり学習していき、最終的に読み方と解き方を理解していくのが大事です。理解できていれば、テストの点数アップも期待できます。

数日間空けただけで読解力が下がってしまった、という経験をしたことがある方も多いでしょう。そのため安定的に点数が取れるようになるまでは、現代文の勉強を毎日行うのがおすすめです。文章を読んだり理解したりする能力を伸ばすには、短期集中よりも量が少なくても毎日行うのが効果的です。

現代文は苦手な人が多い科目ですが、勉強のコツさえつかんでしまえば成績がグンと上がりやすい科目です。今回紹介した選び方を参考にして、自分に合う現代文の問題集を手に入れて、現代文を得意科目にしていきましょう。

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