コールマンのダッチオーブンを徹底解説！魅力・評価・おすすめサイズも

キャンパーのあこがれ・美味しい料理ができるコールマンのダッチオーブンをご紹介します。気になってはいるけれど...という方は多いでしょう。ダッチオーブンは重たく、お手入れも大変です。購入に迷っている方を多くお見受けします。

どんなふうに掃除をすればいいの？さまざまな使い方ができるって本当？もし焦がしてしまったら？保管方法は？そんな疑問にもお答えします。親子3代にわたって使える調理器具といわれますが、お手入れを間違うとサビてしまったり、割れて使えなくなってしまいます。この記事を見ればダッチオーブンの扱いはバッチリといえるでしょう。

後半にはダッチオーブンに向いている料理を解説付きで記載しています。簡単にできるダッチオーブンのレシピもご紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。

ダッチオーブンとは、煮る・焼く・揚げる・蒸す・炒めるなど、料理全般で使うことのできる鉄製の鍋です。蓋は重くしっかりしたつくりになっており、上に炭を置いて上下からの加熱料理にも向いています。そして無水調理のカレーやシチューもおいしく作ることができます。

ダッチオーブンは分厚い鉄でできているため重たく、料理も時間がかかります。そのうえサビないようにお手入れが必要で手間もかかります。決して万人におすすめ・気軽にできるとは言い難い調理器具がダッチオーブンです。それなのにキャンプには欠かせない！とキャンパーの心をつかんで離さないだけの魅力は何でしょうか？

最大の要因はキャンプ飯のレベルが格段に上がることです。煮る・焼く・揚げる・蒸す・炒めるとさまざまな調理ができるため、マンネリ化を解消してくれます。また、無水調理もできるほど密封された形をしているため具材が非常においしくなり、非日常感も相まってリッチなキャンプを演出してくれます。

ふっくら・美味しく仕上げられるダッチオーブンの仕組みを解説します。蓋の重みで蒸気が逃げず、ウォータシール効果によって圧力鍋のような仕上がりを作り出すことができるという仕組みです。このため、食材のうまみを凝縮してくれます。また、ダッチオーブンは分厚い鉄でできているため、一定の湿度と温度でムラなく・焦げずに中まで焼き上げるのも魅力的ですね。

材料を入れ、火が通るのをなんとなく待つ、という使い方でも十分においしい料理ができるのがダッチオーブンの魅力です。ポトフやカレー、シチューなどもとても美味しくできます。焦げにくいという特徴もあるため、安心ですね。

焼く・煮る・蒸す・揚げるという基本調理だけでなく、簡単な燻製もダッチオーブンで作ることができます。また、ふたの上に炭を置き上からも加熱することでローストチキン・グラタン・ピザも作れます。

• 焼く

ハンバーグ・ステーキ

焼きムラができず肉汁を閉じ込めて焼くことができます。中にはふたをフライパンとして使えるものも。

• 煮る

ポトフ・スペアリブの煮込み

圧力鍋のように美味しく出来上がります。骨付き肉も柔らかくなりジューシーに。

• 蒸す

焼きいも・チーズフォンデュ

密閉性が高くうまみが豊富な蒸し料理ができます。無水調理も可能です。

• 揚げる

唐揚げ・フライドポテト・エビせんべい

少ない油でもカラッと揚げることができます。揚げ蒸しも可能です。

鋳鉄製のダッチオーブンは使い込むほど育ち、「ブラックポット」と呼ばれる状態になります。料理とお手入れを繰り返すことで酸化鉄のコーティングがされます。このコーティングは油を使わなくても焦げないという強みがあります。

ダッチオーブンは高いですが、丈夫であるため一生物、大事に使えば親子3代まで使えます。少し奮発しても損をしないと言えるます。

ダッチオーブンはお手入れを怠ったり誤った扱いをするととサビや割れを引き起こしてしまいます。正しいお手入れと扱いでダッチオーブンを長く使いましょう。

• 汚れを完全に落とす

サビや焦げ付きの原因になるため、しっかり落とします。ダッチオーブンにお湯を入れてふやかしながら木べら・スポンジで取り除きます。

• 水分を飛ばし、油を塗る

火にかけ、ふたも含め水分を完全に飛ばします。オリーブオイルなどの油を薄く塗り、白い煙が出るまで火にかけます。

洗剤を使うと塗った油が落ち、サビてしまうため使わないようにしましょう。また硬いスポンジや金属製のたわしもサビの原因になるため控えましょう。

タオルや古新聞でくるみ、ふたの取っ手を上にして逆さにしたダッチオーブン本体をかぶせます。蓋と本体が触れない状態にした後でバッグに入れ保管しましょう。湿気を避けて保管しましょう。

重さや大きさ・お手入れが大変だという声が見受けられましたが、一方で煮込み料理が非常においしいとの評価が多いです。また、使用前のシーズニングが不要ですぐに使えて便利、付属のバッグが使いやすいとの声も多く見受けられました。ふたは単体でミニフライパンとしても活用でき、ステーキなどを作るのに適しています。

• 脚をなくしさまざまなコンロに対応

キャンプだけでなく家庭用コンロでも使えるように、脚がなくなりました。さらに使えるシーンが広がっています。

• ふたの使い勝手が広がった

従来はふたの中央に合った凹みがなくなり、縁ができました。平らになったためスキレットとしての使い勝手が広がりました。ステーキや目玉焼き、ハンバーグが作れるほか、ミートプレスとしても使えます。

• オーブンが強化

底網が追加され、焦げ付きの防止・蒸し料理の作りやすさが向上しました。

コールマンのダッチオーブンは8・10・12インチと3つの種類があります。ダッチオーブンは重たく、大は小を兼ねるとは言えません。大きいサイズだと持て余してしまう可能性が高いです。適したサイズを選びましょう。

底網は鍋の中を上げ底にして、食品を焦がさないようにするためのものです。パンを焼く際にも活用できます。9月モデルリニューアルにより付属するようになりました。焦げ付きを最小に抑えることができるため、活用していきましょう。

• 塩をしく

卵の卵白を混ぜ合わせた塩をダッチオーブンに平らにしきます。

• 肉を約90分焼く

豚バラのブロック肉を塩で埋め、弱火～中火で90分焼きます。塩に焼き色が付き固まっていれば完成です。

ダッチオーブンを使えばふっくら柔らかく仕上がるのでおすすめです。

• キャラメルソースを作る

砂糖と水を火にかけ、茶色くなったら火からおろし生クリームを混ぜます。一度別の容器に入れ、よく冷まします。

• トウモロコシを入れる

サラダ油やオリーブオイルにトウモロコシを絡め、ふたをします。

• ソースを絡める

ぽんぽんと音がするまで加熱し、ソースをかけて冷ましたら完成です。

簡単にできる上、美味しくできるのでぜひ作ってみてください。キャラメルソースはコンソメ・チョコレート・塩にアレンジでき、いろいろな楽しみ方ができます。

• 焼き色を付ける

スペアリブに塩コショウをふり、油を入れたダッチオーブンで焼き色を付けます。

• 弱火で煮る

コーラを入れ弱火で20分ほど煮ていきます。その後しょうゆを加え約1時間火にかけます。

スペアリブは硬くなりがちですが、ダッチオーブンを使うことでうまみをしっかり閉じ込め柔らかく仕上がります。調味料もシンプルでキャンプでもおすすめです。

フライパンなどの調理器具と異なる点がたくさんあるため、不安を覚える方も多いのではないでしょうか。そんな方々に向け、ダッチオーブンでよくある質問にお答えします。

スキレットと同じく鋳鉄製のダッチオーブンは、原則、使用前にシーズニングが必要です。ですがコールマンのダッチオーブンはシーズニング不要です。そもそもシーズニングとは錆防止剤を取り除く作業で、とても時間がかかります。

コールマンのダッチオーブンには錆防止剤の代わりに植物性オイルを使用しているためシーズニングが不要ということです。すぐに使えるのは嬉しいですね。

大きく分けて2種類の方法があります。まずはダッチオーブンでお湯を沸かしふやかすやり方です。焦げが水を含み柔らかくなるので木の棒などで優しくこすって取りましょう。2つ目は空焚きして焦げを炭化させて落とす方法です。

どちらでも注意していただきたいのが、熱くなっているダッチオーブンに水をいきなり入れないことです。温度差で割れてしまう原因になるため、注意しましょう。

今回はコールマンのダッチオーブンについて紹介させていただきました。リニューアルされた本品は使えるシーンが増え、キャンプだけでなく家庭用コンロでも使うことができます。お手入れは大変ですが、気になる方はぜひこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。