山岸涼子さんのおすすめ漫画10選|人気の『テレプシコーラ』や作品の魅力など詳しく紹介

普段は漫画よりも小説派という方に、ぜひ読んでもらいたいのが山岸凉子さんの作品です。バレエをテーマにした作品や、歴史を題材とした繊細な描写が話題となり、幅広い年齢層の女性から人気を集めています。

山岸凉子さんの作品は、どれも心理描写が巧みでじわじわと広がる恐怖が持ち味。明るいストーリーよりも、仄暗い雰囲気を味わいたい方におすすめです。登場人物の強い不安感や、憎悪などを強く感じるとることができます。

こちらの記事では、山岸凉子さんの作品の魅力やおすすめ作品を紹介していきます。バレエや歴史が好きな方は必見です。ぜひ作品選びの参考にしてみてください。

山岸凉子さんは歴史・神話・バレエに関するテーマを扱い、あからさまな恐怖ではなく徐々に迫る怖さの演出が得意な漫画家です。代表作はバレエ漫画の「アラベスク」や「テレプシコーラ」が挙げられます。

登場人物のプライドや心理的な動きがわかりやすいため、バレエに詳しくない方も楽しめる作品です。

ここからは、山岸凉子さんの漫画の魅力について解説していきます。ぜひ、山岸凉子さんの作品が人気な理由を確認してみてください。

山岸凉子さんの作品の最大の魅力は「登場人物の心理描写が巧み」な点です。読み進めていくと恐ろしくなってしまうほど心理描写が特徴的で、登場人物の緊張感や焦り・恨みなどの負の感情が読者に迫ります。

登場人物の台詞や行動から読み取れる焦燥感や絶望感は、言葉では言い表せない恐怖を生み出します。

作り込まれたストーリーも魅力の1つ。特に神話をテーマにした作品は、神話や歴史に関する膨大な知識がないと執筆できません。たくさんの知識をもとに作り込まれたストーリーは、読者をグッと惹きつけます。

バレエをテーマに取り上げた「テレプシコーラ」では、臨場感たっぷりにバレエの世界を描いているので、実際に自分がその場にいるような緊迫感を感じることができます。

ここからは、山岸凉子さんが執筆したおすすめ作品を紹介していきます。代表的な作品も取り上げていくので、ぜひ作品選びの参考にしてみてください。

「テレプシコーラ」は天才バレエ少女達のストーリー。彼女たちを取り巻く、嫉妬やプライドの渦に心が揺さぶられ、バレエについて詳しくない方でものめり込むこと間違いなしの作品です。バレエという厳しい世界で起こる衝撃的な展開に、心が締め付けられます。

「アラベスク」は1971年から1973年に少女漫画誌「りぼん」に連載された超人気バレエ漫画です。バレリーナの世界を堪能でき、細かいステップの様子や衣装まで細やかに描かれていて、バレエファンにはたまらない作品となっています。

非常に耽美な作品とファンの間で称される「日出処の天子」は聖徳太子をテーマに置いた歴史にまつわる物語です。完全フィクションなので、びっくりするような設定の数々に度肝を抜かれる方も多いとか。

山岸凉子さんの独特な世界観を楽しみたい方におすすめの作品です。

「天人唐草―自選作品集」は、山岸凉子さんが執筆した短編作品集の第1段目。こちらの作品も人の心の闇に触れるような暗めのストーリーで、主人公の生い立ちに共感してしまう女性も多いようです。

幽霊や妖怪などのホラーではなく、人間の怖さに触れられる作品です。

山岸凉子さんの作品は、じわじわと広がる恐怖や仄暗さを残します。心にじんわりと広がる闇を感じるので「びっくりするホラー漫画」よりも「ゆっくりと迫る怖い作品」を読みたい方におすすめです。

あからさまな恐怖ではない、得体の知れない怖さを存分に体感しましょう。

ここからは、山岸凉子さんの作品に寄せられた口コミを紹介していきます。

やはり、人の心の闇を描き出す作風に定評があるようです。いつまでも色褪せない美しさが、山岸凉子さんが執筆する作品の魅力のひとつと言われています。

いかがでしたか？山岸凉子さんの漫画の魅力・おすすめ作品について紹介しました。これまで山岸凉子さんの作品を読んだことがない方も、ぜひこれを機に手にとってみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。