いくえみ綾の漫画おすすめ10選｜恋愛漫画・泣ける漫画・新刊をご紹介！

いくえみ綾の漫画は、どこかほろ苦い雰囲気が漂うストーリーが魅力です。作品はどれも人間味があり、隣の住人・外ですれ違った人の人生を見ているような、リアル感があります。全員が幸せになれるわけではないし、全員がいい人とは限らない、曖昧さも楽しめます。

いくえみ綾の漫画は、いいことばかりではない、そう簡単にハッピーエンドにはならないところに引き込まれます。子供の頃に読んでいた必ずハッピーエンドになる漫画に、大人になって違和感を覚えだした人もいるのではないでしょうか。そんな大人の人にぜひ読んでもらいたい作品が多いです。

この記事では、いくえみ綾の人気作や映像化された作品・魅力について書いています。最後まで見ていくえみ綾の世界観を知ってください。

いくえみ綾（りょう）は北海道出身の漫画家です。中学3年生の時に別冊マーガレット(集英社)からマギーでデビューしています。以後漫画化を続けており、作品を読んだり、目にしたりした方も多いのではないでしょうか。

ヴァイオリンが趣味で、奥田民生さんが好きなのを公言されています。いくえみ綾の漫画には、奥田民生さんの要素をたっぷり含んだ男性がよく登場します。ゆるいけどどこか味があってかっこいい男性像は、どの作品でも読者を魅了しています。

いくえみ綾の漫画にはきれいごとがありません。いつ何時も、正しく真っすぐ誠実に生きてきた人の方が少ないのではないでしょうか。心がけていても、難しい場面もあるはずです。

いくえみ綾の漫画には、そんなきれいごとだけではない、人間の汚い心境もストレートに描かれています。きれいごとだけではない漫画に引き込まれる人も多く、人気の作品が多いです。

いくえみ綾の漫画は、主人公の思考がうまく描かれています。セリフたけではなく、頭で考えている言葉がたくさん描かれているのが、作品をリアルさに導いているのです。

口で言っている言葉と、実際は全く違う気持ちを考えている場面はよくあります。そのようなシーンに人間らしさがにじみ出て読み手を引き込みます。

いくえみ綾の漫画は高嶺の花のヒロイン・スポーツ万能のヒーローではなく、等身大の登場人物たちが出てきます。もがき苦しみながらも成長したいと思っている人や、いいかげんな自分と向き合いながら、折り合いをつけて生きている人など共感できる登場人物が見つけられます。

いろいろな登場人物の視点話を見られる作品もありますので、そういった点でも楽しめます。

潔く淡くは、学生時代の恋や過ちを得て、大人になった登場人物たちの心情や葛藤を描いた漫画です。親友を亡くした・好きだった人を亡くした・幼馴染を亡くした一つの出来事を軸に登場人物たちが入れ代わり立ち代わり、視点が変わります。

切なくほろ苦く胸が締め付けられる作品です。長澤まさみさん主演で映画化されています。漫画を読んだ後に、映像でも楽しんでみてください。

東京の学校で上手くいかなかった主人公が、北海道に住む父親と暮らし、学校生活をやりしていく話です。5歳の時に離婚した父親との親子のやりとりや、新しい家族との生活に奮闘しながらも頑張る主人公の思考が描かれています。

いくえみ綾の手がけるイケメン2人に囲まれた、楽しい学園物のラブコメ漫画を読んでみたい人におすすめです。黒島結菜さん主演で映画化されています。

G線上のあなたと私は、寿退社をした日に婚約者と破局した主人公が、新しい趣味としてバイオリンをはじめるところから話が始まります。教室で出会った、年齢や性別を超えた仲間とのやりとりで救われていく主人公が、辛い思いをどう克服していくのかが描かれています。

G線上のあなたと私は、波瑠さんが主人公を演じてドラマ化されていますので、漫画と合わせてご覧ください。

あなたのことはそれほどは、W不倫を題材にした漫画です。学生時代の初恋の相手と再会して、のめり込んでしまう主人公と、登場人物の目線からの日々が描かれています。運命の相手と信じて自分勝手な恋に突き進んでいく主人公の葛藤が見られます。

歪んだ関係の先には何があるのか、幸せになれた人はいるのか、考えさせられる作品です。波瑠さん・仲里依紗さんが出演されドラマ化されています。

バラ色の明日は、ストーリーごとに主人公が変わります。叶わない恋の相手とのやり取りや、大人のほろ苦い思いが描かれています。どこか物静かでシュールな世界観が広がる作品です。

完璧な相手との恋ではないけれど「実際はそんなものだよね」と思わせてくれます。一つ一つのストーリーが短いので淡々と読み進められます。いくえみ綾の世界観が分かる代表的な作品です。

おやすみカラスまた来てね。は無職のヒモだった主人公が、再起をかけてたまたま入ったバーを譲り受けます。マスターとして奮闘しながら繰り広げられる大人の恋愛漫画です。大人ならではの悩み・大人の恋愛・バーでのやり取りが読み手もバーを訪れているかのような世界観を味わえます。

最新刊を心待ちにしている人も多い、いくえみ綾の人気の作品です。

POPSはいくえみ綾の80年代の作品です。学生時代の切なく苦しい恋愛模様が描かれています。曖昧でいい加減な関係や、すれ違いに泣くきれいごとだけではないリアルな恋の話です。

一途に誰かを思い続けていた青春時代に戻れる作品で、当時読んでいた方も、今見るとまた違った目線で楽しめます。いくえみ綾の初期の頃の作品として、一度読んでみてください。

いくえみ綾の少し切なく苦しい大人の漫画を読んでみましょう。大人になった今だからこそ、とらえ方も違いますし、考えさせられる場面もあります。しかし、重すぎずゆるい独特な世界観があります。一度ハマると癖になる、いくえみ綾の漫画の世界観を味わってみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。