赤色灯のヘッドライトおすすめ4選｜なぜ赤いライトを使うの？夜釣り・登山にも

夜中に魚釣りをしている方には、魚が逃げにくいライトを探している人も多いですよね。そんな人におすすめなのが、赤色のヘッドライトです。赤色は警戒色であり、他の生物に気づかれそうなイメージがありますが、魚には意外とプレッシャーを与えません。

そのため、通常のヘッドライトを使用する場合に比べて魚が逃げにくく、快適に夜間の釣りを行えます。白色・橙色LEDを搭載したヘッドライトと見分けが付きづらいので、どの製品が赤色に光るのか把握できない方もいますよね。

そこで今回は、赤色LEDヘッドライトを販売している人気メーカーや、赤色点灯に対応したおすすめ商品を紹介します。赤色のヘッドライトに興味のある方は、参考にしてみてください。

空気中に比べて、水には光を吸収する作用が強く働き、波長の短い赤色の光は特に減衰しやすくなります。そのため、赤色ヘッドライトの光は水中には届きづらく、魚に警戒心を与えにくいので、夜釣り用の光源として最適と言われています。

赤色の光を使えば、ルアーチェンジ等の細かい作業を行う時に水面に光が当たっても、魚が散りづらいです。ただし、赤色の光は人間にとっても見づらいため、状況に応じてヘッドライトの光の色を切り替える必要があります。

夜釣り用のヘッドライトを探している方は、白色と赤色の2種類の光を放出できる、LEDライトがおすすめです。足元や手元を照らすくらいであれば300ルーメン程あれば問題ありません。光量が強過ぎるとライトの色関係なくイカに警戒心を与えてしまうので光量調整機能の有無もチェックしておきましょう。

山で日が落ちるとあたり一面暗闇になります。しかし、山小屋に泊まる際、夜間にトイレに行ったり、荷物の確認をしたりする場合はライトが必要です。しかし、暗がりに目が慣れている状態で、明るいライトを灯すとほかの人の迷惑になる可能性があります。

そんなときに活躍するのが赤いヘッドライトです。赤色は明るいライトに比べて目に優しいので登山では必須アイテムとなります。

人の目は明るい光を見たとき、明順応により目を守るよう調整する力があります。この逆に、明るい場所から突然暗闇になったとき、何も見えない真っ暗闇の経験は誰でにもあるはずです。これを暗順応といいます。慣れるまでには30分～1時間程度かかります。

天体観測では、暗闇に目がなれていないと星がきれいに見えません。しかし、天体望遠鏡の調整や荷物を探すときはライトが必要です。こんなときも赤いヘッドライトが役立ちます。赤いライトは暗順応を起こしにくいので、天体観測にも必須アイテムです。

ヘッドライトで使われる電球には、白色・橙色・赤色の3種類があり、搭載するLEDの種類によって発光色が決まります。赤色のヘッドライトの中には、赤色LED1個しか搭載していない製品も存在します。

使い勝手のいい赤色のヘッドライトを求めている方は、白色のメインLEDと、赤色のサブLEDが内蔵された製品がおすすめです。白色点灯と赤色点灯で駆動時間が異なるため、長時間利用する場合は、各発光モードの使用可能時間も確認しましょう。

ZEXUS（ゼクサス）とは、冨士灯器株式会社が販売する商品のブランド名であり、釣り用途に特化した製品を販売しているのが特徴です。値段は高いものの、発光性能に関しては申し分ないので、プロ向けの釣り用ヘッドライトを求めている方におすすめです。

最高級の赤色ヘッドライトであるZX-R390は、750ルーメンの白色LEDを搭載している上に、照射角度も変えられます。無段階調光機能付で、明るさを自由に変えられるのも魅力的です。

大手懐中電灯メーカーであるジェントスは、LEDライトのラインナップが豊富にあり、夜釣り用のヘッドライトの販売も行っています。500ルーメン以上の光量を持つ製品も存在するので、明るいヘッドライトを求めている方におすすめです。

3段階の調光機能が付いた白色LEDに加えて、赤色のサブLEDも搭載されているため、周囲の状況に応じて最適な明るさに調整できます。防水機能も付いていて、雨の日でも使えるのも魅力的です。

パナソニックの釣り用具メーカーであるハピソンは、高品質な釣り用ランプを取り扱っています。他のメーカーの商品に比べて、価格がリーズナブルなので、赤色のヘッドライトを安く手に入れたい方におすすめです。

胸にぶら下げて利用する、ペンダントタイプのチェストライトも販売しています。高輝度なLEDライトが搭載されている上に、調光機能が充実していて集光・散光も行えるので、本格的な釣りを楽しみたい方に向いています。

夜釣りでライトをつけっぱなしにすると魚が逃げてしまう場合があります。赤ライトだと白いライトよりは反応しにくい場合もありますが、光を嫌う魚はやはり逃げてしまいがちです。他の釣り人の迷惑になってしまう可能性もあるので、点灯は必要最低限にしましょう。

結論から言うと車・バイクのヘッドライトを赤くするのはNGです。車・バイクのヘッドライトは、厚生労働省が定める保安基準に基づき生産されますが、平成18年1月1日に改正され、「ヘッドライトは白色のみ」となっています。

改正前は淡黄色もOKでしたが、現在は白色のみなので、車・バイクのヘッドライトを赤くするのはやめましょう。

白色のLEDしか搭載されていない、ヘッドライトを赤く光らせるためには、電球の色を変える必要があります。ライトを塗装したり、セロハン・フィルターを貼り付ける方法であれば、LEDを交換せずに済むので電子工作初心者でも行えます。

プラモデル用の塗装剤を使用すれば、数百円程度の出費で、確実にLEDライトを赤色に変えられます。セロハンを貼る場合と異なり、ライトを分解する手間がかかり、色むらが生じる可能性があるのが欠点です。

セロハンを貼る方法であれば、100円で簡単にLEDライトの色を変えられるものの、赤い光を作れない場合があります。いずれの方法も、LEDライトの明るさが落ちるため、光量を重視する方は赤色LEDが付いた製品を購入しましょう。

【作り方】

1. LEDライトのフタを外す
2. フタの大きさにあわせて赤色セロハンをカットする
3. フタの内側に赤色セロハンを入れフタをしめる

赤色のヘッドライトを使えば、魚を逃さずに細かい作業を行えるため、夜釣りを快適に行えるようになります。機能性に優れた、人気メーカーの赤色のヘッドライトを手に入れて、夜釣りを楽しく行えるようにしましょう。