【2023】TIMEのロードバイクがおすすめ｜撤退？どんな自転車メーカー？

世界で数多くのロードバイクメーカーがある中で、機能性やデザインにおいて周囲と差をつけて、ロングライドやヒルクライムを楽しめるモデルを探している方もいますよね。

ロードバイクの予算を多く見積もっても、機能性にこだわりたい方には、TIME（タイム）のロードバイクがおすすめです。自転車競技を題材にした有名漫画『弱虫ペダル』にも登場しており、激しいダンシングが特徴の巻島裕介が使用しているロードバイクとしても有名です。

ここでは、高級ロードバイクとしても有名なTIMEのロードバイクの魅力や選ぶポイントを紹介します。撤退についてや購入できる場所についても解説しているので、TIMEのロードバイクを上手に選んで手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

TIMEは、1987年にフランスで創業した自転車メーカーです。世界のプロからの評価も高いのが魅力ですが、創設者が2016年に亡くなって以降、買収や撤退が不安視されており、2021年に売却されました。

日本では欧州製のスポーツサイクルやパーツの輸出入をしているボディウムが、継続販売しています。ただし、全盛期と比べると、新作モデルの発表は減少傾向にあるので、希少価値の高いロードバイクになりつつあります。

TIMEは、独自のカーボンフレームを使用しており、高い剛性としなやかさを実現しています。カーボンを複雑に編み込み、RTM製法と呼ばれるカーボン成形技術を用いた、世界でも評価の高いフレーム製造技術です。

硬さと柔らかさ・しなりの良さは、TIMEのハイレベルなカーボン縫製技術により実現しているといえます。

TIMEのロードバイクは、振動を逃す力が優れているのも魅力です。秘密は「アクティブ・フォーク」と呼ばれる振動軽減技術。TIMEの高いペダリング効率も用いながら、F1や自動車でよく使われる振動軽減エンジニアリング技術を応用し、独自に設計しています。

TIMEのロードバイクは、フレームセットでの販売がメインです。完成車の登場は、2020年からなので種類は多くありません。完成車は組み立てる必要がないので、一台目を探している初心者におすすめです。

実際にTIMEの完成車は、レース向けではなく、通勤・通学など街乗りに合った性能で、価格もTIMEの中では比較的安価です。

TIMEのロードバイクは、レーシング仕様のスペックの高さを重視しているので価格は高めですが、カスタムのしやすいフレームセットの販売の多さも考えると、中上級者向けです。

TIMEは、高い技術を駆使したモデルばかりなので、本格的にロードバイクを始めたい方や、値段以上の乗り心地を堪能したい方にはうってつけのメーカーです。

ALPE D’HUEZ 01（アルプデュエズ 01）は、TIME史上最軽量を誇るヒルクライムモデルです。登坂でも伸びのある加速が魅力で、TIMEが長年こだわり続けている耐久性と乗り味の良さも持ち合わせています。坂に強く、持ち運びの負担が少ない軽量モデルを探している方にぴったりの一台です。

また、スタイリッシュな見た目も注目。シンプルなデザインが好きな方もおすすめです。

ロードバイク好きの方にとって憧れのブランドでもある「TIME（タイム）」。ほとんどの商品がフレームセットのみの販売でしたが、こちらのALPE D'HUEZ 21（アルプデュエズ21）は完成車販売を行っており必見です。

アルプデュエズ01よりも多少重量が増し、低めの重心になった分、快適でスムーズな走りを実現できます。フレームに使用されている素材は異なるものの、加速とハンドリングも十分でタフさを追求する方におすすめのモデルです。

SCYLON（サイロン）は、スペックの高さを重視する方におすすめです。ペダルをかけるほどよく進む加速性の良さは、ずっと走っていたくなるぐらいです。

TIME独自の振動減退技術を用いており、快適性と高剛性も実現。フレームも高精度なので、エアロダイナミクス効果の高さと整ったデザインも魅力です。

ADHX（アルプデュエズ X）は、TIME初のグラベルバイクなので、砂利道などの未舗装道路も快適に走りたい方にうってつけです。

ダイニーマと呼ばれる耐衝撃性に優れた素材を使用しているのがポイント。耐熱性が劣る素材でもあるので、本来ロードバイクではあまり使われない素材ですが、樹脂の温度が低い、TIMEのRTM工程により採用を可能にしています。

アクティブフォークは、振動吸収性にもっとも優れており、TIMEの伝統技術でもあります。「アクティブ・マス・ダンパー」システムの内臓により、通常よりも30％の振動を減らす高度な技術です。

機能性は上がりますが、ロードバイクの価格も高くなる傾向に。予算に余裕のある方は、アクティブフォークのロードバイクがおすすめです。

クラシックフォークは、特別な振動吸収システムを搭載していない通常のカーボンフォークです。そのため、TIMEの中では比較的安価な値段で購入できます。長い距離を走らない方や舗装された路面をメインに走る方は、リーズナブルなクラシックフォークで十分といえます。

パーツが少なく、軽量でメンテナンスが楽なリムブレーキ。安価で少しでも軽いロードバイクが欲しい方におすすめです。近年、制動力の高いディスクブレーキしか取り扱わないメーカーが増えていますが、TIMEではリムブレーキ仕様のモデルもしっかり展開しています。

雨天時でも高い制動力を維持し、ブレーキレバーの軽さも魅力の油圧式ディスクブレーキ。通勤・通学時に雨が降っても安心して乗りたい方や、坂道の多い道路を走る方におすすめです。

ディスクブレーキモデルは、ホイールを変えられるので、将来的に太いタイヤにしてグラベル用で楽しむ方法も。軽いタッチでブレーキがかかるので、疲労を感じにくいのも魅力です。握力の弱い方やロングライドがしたい方にもすすめられます。

ロードバイクは、身長や体格に合ったサイズを選びましょう。フレームサイズごとに適正身長があるので、公式ホームページの製品情報に掲載されているジオメトリの確認が必須です。

購入の失敗を防ぐには、店頭で計測し試乗するのがもっともベスト。ロードバイクは通常の自転車と違い、サイズが少しでも違うと乗り心地に影響するので、慎重に選びましょう。

TIMEのロードバイクは、新品であれば全国各地の取扱店で購入でき、中古や型落ちであれば大手通販サイトやフリマサイトで購入できます。

最もおすすめは販売店での購入です。選び方やサイズの相談ができますし、保証やサポート体制も整っています。

中古や型落ちを格安で手にいれたいなら、楽天やヤフオク!などで購入可能です。廃盤になっており、取扱店では購入できないモデルが見つかります。弱虫ペダルで巻島が乗っていた廃盤モデル「VXRS」も、中古で販売されています。

TIMEは、独自の技術をいくつも用いたハイスペックな高級ロードバイクです。ロードバイクファンにとって憧れのブランドでもあるので、一足先にTIMEのロードバイクを手に入れて、機能性の高さを存分に堪能しましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。