【2024】ディスクブレーキのロードバイクおすすめ15選｜油圧式・安いタイプも

ロードバイクで走行する際に、上手くブレーキがかけられず困った経験はありませんか。ディスクブレーキ付きロードバイクはしっかり止まれるのが魅力で、悪天候時にも便利です。力をあまり入れずにブレーキをかけられて、下り坂も安心して走れます。

ロードバイクに採用されるディスクブレーキは、ブレーキ力が高い油圧式・安い価格の機械式の2種類からチョイス可能です。どの種類のディスクブレーキが搭載されているかチェックすれば、自分の用途に適しているか判断できます。

こちらの記事では、ディスクブレーキ付きロードバイクのメリットやデメリット、種類ごとの違いについて説明します。キャリパーブレーキとの違いやセンター出しといったメンテナンス方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ディスクブレーキとは、回転軸に取り付ける円盤パーツの「ブレーキローター」を挟み込む形で制御するブレーキです。ディスクブレーキはロードバイクに取り付けられるケースも増えていて、特に下り坂や雨で濡れた路面などを安全に走行したい方に適します。

ホイールの中心の回転軸を直接挟み込んで固定するため、すぐにプレーキをかけられるのが魅力です。

ディスクブレーキは、悪天候や握力に関係なくブレーキをかけられるといった魅力があります。リムブレーキでは雨天時の走行ですぐに止まれないリスクがありますが、ディスクブレーキは雪道や丘の下り坂などでも制動力を発揮するのが強みです。

さまざまな状況で安心してサイクリングを楽しみたい方や、スピードが出る競技でトラブルを防ぎたい方に適します。

ディスクブレーキ搭載のロードバイクはタイヤのクリアランスが広く、太いタイヤから細いタイヤまでチョイスできるのもメリットです。太いタイヤは振動の吸収性が高く段差がある道にも向いていて、細いタイヤは軽量なので上り坂に向いています。自分好みのタイヤを選びたい方におすすめです。

ロードバイクで人気のカーボンホイールは制動力が低い点やリムが摩耗する点がデメリットですが、ディスクブレーキと合わせて使うとデメリットを防ぎつつ取り入れられます。ディスクブレーキはリムを挟まず止められるので、リムの強度を高めるパーツを減らしてカーボンリムの軽量性を活かせるのが強みです。

ディスクブレーキを取り付ける場合、キャリパーブレーキよりもメンテナンスに手間がかかるのがデメリットです。キャリパーブレーキよりも太いタイヤを装着できるといった魅力はありますが、セッティングをきちんと行わないとブレーキがキイキイと鳴るリスクがあります。

ディスクブレーキはロードバイクを倒した時にブレーキローターが曲がると走行できなくなるリスクがあり、輪行時のローターを保護する必要があります。ディスクブレーキはリムとブレーキパーツの隙間が1ミリと狭く、ちょっとした歪みで走行しづらくなるのがデメリットです。

ディスクブレーキを取り付ける場合、専用のホイールやフレーム・スタンドを選ぶ必要があるのがデメリットです。キャリパーブレーキ用のフレームにディスクブレーキは取り付けられないため、ディスクブレーキに対応したパーツを用意しなければいけません。

ブレーキ力が高く完成車もおすすめの油圧式は、握力が小さい場合にもしっかりブレーキをかけられるといった強みがあります。専用のレバーやケーブルを用意する必要があり、価格は高くなりますが、メンテナンスが機械式よりも手軽です。

安い価格でパーツの組み換えが自由な機械式は、ブレーキレバーなどのパーツを使いまわせるため自分好みにカスタマイズしたい方におすすめです。油圧式よりも制動力が低くなるデメリットはありますが、半油圧式の製品を取り入れれば制動力を高められます。

リムブレーキ仕様の車体と比べると、ディスクブレーキ付きロードバイクの車体は200～700g程度重いです。具体的にはホイール・フレーム・フォーク・コンポの重量が増しますが、ブレーキ周りのパーツが車体の重心の下部に集中する分、安定性が増すメリットも得られます。

また最新のディスクブレーキは軽量設計のものが多い点も踏まえると、極端な心配は不要と考えられます。

ロードバイクをディスクブレーキ化しようとすると費用がかかります。パーツ代金や作業工賃はお店によって違いますが、目安費用はおよそ2～2.5万円くらいです。また、ロードバイクのフレームがディスクブレーキに対応していなければ、ディスクブレーキ用のパーツが取り付けられない場合があります。

今使っているロードバイクをディスクブレーキ化するよりも、ディスクブレーキ付きの完成車を買い、もともと持っているロードバイクの使い回せるパーツだけを移し替えた方が安く済むのがポイントです。

ディスクブレーキのセンター出しとは、キャリパーを調整するメンテナンスを指す言葉です。調整用のアイテムもありますが、油圧式ディスクブレーキではパーツを準備せずに以下の手順でメンテナンスができます。

1. キャリパーのネジをやや緩める
2. ブレーキレバーを軽く握る
3. 握った状態のままキャリパーのネジを締める

ネジが2本ある場合、交互に締めるとずれにくくなります。

リムブレーキより制動力のあるディスクブレーキですが、ブレーキが効かなくなる場合があります。油圧式のディスクブレーキが効かない原因のひとつとして考えられるのは、オイル（フルード）漏れです。 ブレーキホースの接続部分が緩んでいたり、ホースが痛んでいたりすると発生します。

油圧式のディスクブレーキが効かないと感じた際は、まずはこういった点を確認し、接続部分のボルトの締め直しやホースの交換を行いましょう。

ディスクブレーキも定期的なメンテナンスやパッド交換が必要です。ここではローターの一般的な洗浄方法をご紹介します。

• 水で洗う。 (砂や汚れが付着したままブラシでこするとローターにキズが入る可能性があります。)
• 中性洗剤やディスクブレーキ専用クリーナーを吹き付ける。(パーツクリーナーの使用は控えてください。使用すると、音鳴りの原因や制動力の低下につながります。)
• スポンジやブラシで洗浄する。(汚れたスポンジやブラシを使用すると、油よごれがローターに付着する可能性があります。)
• 水で洗い流した後、布などで水分をきれいにふき取る。

パッド交換の目安ですが、走行距離によって変わってきます。パッドの厚さを確認し、パッドメーカーの推奨より薄くなっている場合は交換しましょう。パッドは確認しづらいため、掃除を定期的に実施し、同時にパッドの交換が必要かどうかも確認するのがおすすめです。

ディスクブレーキ付きロードバイクで天候を気にせずサイクリングしましょう。ロードバイクに用いられるディスクブレーキには、油圧式と機械式の2種類があります。自分の用途に適したディスクブレーキ付きロードバイクを活用して、さまざまな道を楽しく走行しましょう。

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