よしながふみさんのおすすめ漫画5選｜ドラマ化されたものや作中の魅力的な料理など詳しく紹介

よしながふみさんの作品は映像化された作品も多く、テレビや映画などで見たことがある方も多いのではないでしょうか。『きのう何食べた？』『大奥』『西洋骨董洋菓子店』などがあり、それぞれ違う魅力に溢れたストーリーで、読者を惹きつけています。

派手なストーリー展開ではありませんが、登場人物の心理描写に優れていて、爽快な読了感があります。また同性愛を扱った作品が多いこと、作中にはメガネをかけた人物を登場させることも特徴です。

作風が幅広いことから、何から読めば自分にぴったりの作品を見つけられるか迷ってしまいます。ここではよしながふみさんの作品の魅力・選び方・おすすめの漫画を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

よしながふみさんの漫画の魅力はストーリーの緻密さと、登場人物の人間関係の濃密さにあります。そのため短編であっても読み応えがあり、じっくり楽しめるのが特徴です。

またジャンルも幅広く、男性同士の恋愛物語があると思えば、男女が逆転するというSF漫画もあるなど、さまざまな話を楽しめる点も魅力のひとつです。

『きのう何食べた？』は登場人物も魅力的ですが、作中に登場するさまざまな料理が思わず作りたくなる！と人気を集めています。あまりの人気にレシピ本も登場するほどです。

毎日の献立の参考にもなるような日常の料理から、ちょっとしたパーティーにも使えそうな料理など、とても幅広いです。大切な誰かのために心を込めて料理したくなる漫画です。

『きのう何食べた？』の登場人物たちは、作中で年齢を重ねていきます。そのため季節も移り変わり、登場人物を取り巻く環境も変化します。たとえば親の介護問題だったり、彼らの会社での立場も変わります。

登場人物がその変化にどう向き合いながら日常生活をおくるのか、という点も描かれます。読み進めることで、私たち読者は登場人物の日常や選択を穏やかに見守ることができます。

『大奥』は日本の江戸時代がモデルになった話です。しかし大きく違うのは、男女が逆転した世界という点です。3代将軍・家光の時代、若い男子ばかりがかかる病が流行し、男子の人口が激減してしまいます。将軍は女子が継ぐようになり、大奥には貴重な美男子が集められた、そんな世界の話です。

男女の役割が逆転した世界で見えてくる世の中の不条理を描いた作品は、日本SF大賞はじめ、さまざまな賞を受賞しました。

若い男性4人だけで開業することになった、アンティークショップのような内装を持つ洋菓子店のゆるい日常を描いた漫画です。講談社漫画賞の少女部門を受賞しました。

ドラマ化された際には豪華俳優陣とともに、使われる楽曲がすべてMr.Childrenの楽曲ということでも話題になりました。美味しいスイーツが食べたくなるような漫画です。

よしながふみさんの漫画は男性が主人公であることが多いのですが、女性の主人公の日常を描いた漫画も描いています。それがこの『愛すべき娘たちへ』で、母子・男女・片思いなど、さまざまな愛の形を描いています。

オムニバス形式なので気軽に読めるのも特徴です。いきなり長い巻数が出てる漫画には手が出しにくい場合にもぴったりです。

よしながふみさんが影響を受けた漫画は『ベルサイユのばら』と『SLAM DUNK』と言われています。どちらも名作中の名作ですが、よしながふみさんの漫画家としての活動はこれらの二次創作の同人活動からでした。

今でも根強い人気があるよしながふみさんの同人活動時代の作品ですが、この活動が『大奥』や『きのう何食べた？』に繋がると考えると、ファンが読みたくなるのも頷けます。

幅広い作風の漫画を描き、魅力的な登場人物を多く登場させ、読者を惹きつけてやまない漫画家よしながふみさん。物語の端々に散りばめられた台詞は、読む人にさまざまな事を考えさせます。ぜひよしながふみさんの描く世界を堪能してください。

こちらもあわせてご覧ください