【参考書】英語長文問題集のおすすめ15選｜長文読解の勉強は毎日するべき？

東大・早慶・MARCHといった難関大学を検討している高校生には、英語でも高得点を取るのが求められます。入試で出題される英語問題にはさまざまなジャンルがありますが、多くの方が苦手としているのが長文問題です。英語の長文問題は配点が大きいため、苦手を克服すれば受験突破への大きな近道になります。

長文問題をマスターするためには、問題集をたくさん解いて英語の長文に慣れるのが大切なポイントです。しかし、英語レベルによって向いている問題集が違うので、自分がどんな問題集を選べばいいのか迷ってしまう方も多いですよね。

英語長文の苦手を克服するには、自分に合う参考書で毎日トレーニングを重ねるのが大切です。この記事では英語長文問題集の選び方とおすすめの問題集を紹介します。英語長文のおすすめの勉強方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

長文問題を解くためにとても大切なのが、文章を正確に読む力です。そのため、単語の暗記や英文法の習得は英語長文の土台となります。

特に、英文法が分からないと、文章を誤って読んでしまうケースが多いため、英文法の基礎固めは必須です。反対に英文法を理解していれば、文章をスムーズに読めるので英語長文は怖くありません。

時間が限られた入試では、英語長文をゆっくり読んでいる時間はありません。英語の長文読解をマスターするためには、正確に速く読む力が重要です。

英語長文は読めば読むほど、読み方のコツが分かってくるので、速く読む力が身に付きます。正確に速く読む力を上げるなら、問題集を使って長文問題をたくさん解くのが近道です。

英語長文をしっかり学ぶには学習ルートが重要です。英語長文問題集を解く前に英単語・英文法・英熟語・英文解釈を学習する必要があります。基礎を学ばないと英語長文問題集は解けません。英文問題集に本格的にに取りかかる前に必ず、英語の基礎をしっかり学びましょう。

英語長文が苦手な方は、長い英文に圧倒されてしまうケースが多くあります。そのため、最初は短い文章の問題集で、英語長文に少しずつ慣れていくのがポイントです。

最近は文章の長さを選べるシリーズもあるので、レベルアップしながら勉強できます。短い文章を理解できないと長い文章は読めないので、まずは短い文章で練習しましょう。

短い英文を理解できるようになったら、次は長い英文に慣れていきましょう。まずは、長い英文に慣れるのが大切なので、簡単な単語や英文法を使用した優しい英語長文にトライするのがポイントです。

優しい長文を使って、長い文章を正確に速く読む力を身に付けていきます。タイトルに「基礎」が入った問題集を選ぶのがおすすめです。

英語長文に対する苦手意識が和らいできたら、英文が多い問題集でトレーニングするのが大切です。長文問題をたくさん解いていると読み方のコツが自然と分かってくるので、難しい英語長文にも対応できるようになります。

英文が多い問題集で、1日1題から2題と日課を決めて長文問題を解く習慣をつけるのがおすすめです。

基本的な長文問題がだいぶ解けるようになってきたら、志望大学のレベルに合わせて問題集を選びましょう。難関大学では読みにくい複雑な英語長文が出題されるケースが多いので、難しい文章を読む場数を増やすのが大切です。

出題される英語長文の数や文章の長さなど、志望大学の出題傾向をチェックしておくのもおすすめします。

英語長文をしっかり勉強するなら、解説のボリュームが大きい問題集を選ぶようにしましょう。問題の解き方はもちろん、英文の読み方に関する解説も詳しく記載されている問題集を使って長文問題を解くテクニックを身に付けるのが大切です。

長文問題が苦手な場合は問題集を使う前に、解説がメインの参考書を選ぶのもおすすめです。解説付きの参考書は、共通テストなど大学受験を控えた高校生に適しています。

英語長文を勉強する時は、過去の入試で出題された英文がベースになっている問題集を使って、出題傾向を把握するのも大切です。

最近の英語長文は定番と呼ばれる英文ではなく、新しい論文や英字新聞が使われるケースが増えてきています。できるだけ新しい過去問を使用した問題集で、最近の出題傾向をチェックしましょう。大学によって出題傾向が決まっている場合があるため、MARCHなど難関大を受験する方は、受ける大学に合った参考書選びも大切です。

近年の英語長文で求められるのが、短時間で英文の要点を把握する「速読力」です。特に、膨大な量の英文を読むときは、端から端まで丁寧に読む時間はないので速読力が重要になってきます。

速読力を身に付けるためには、問題集で実践トレーニングをするのが必須です。最近は速読トレーニング用の問題集が増えているので、チェックしてみましょう。

音声を使用した勉強法でおすすめなのが、音声を追いかけるように復唱する「シャドーイング」です。シャドーイングは音声のスピードに遅れないように復唱する必要があるため、繰り返していると速読力が上がります。

目と耳の両方で英語を入れるようにすると長文への理解がより深まるので、音声は復習の時に使うのが向いています。

河合出版の「やっておきたい英語長文」シリーズは、短い300語から超長文の1000語まで英文の長さを4種類から選べるのが特徴です。語数が増えるほど英文の難易度が上がるため、少しずつレベルアップしながら勉強できます。

長文を理解していなければ解けない記述式の問題が中心なので、長文読解力が身に付きやすいです。

東進ブックスの「英語長文レベル別問題集」は超基礎編の1から難関編の6まであるので、自分のレベルに合わせて選べます。超基礎編は中学レベルの英文なので、英語長文が苦手な方はレベル1からスタートするのがおすすめです。

1冊につき約2週間で終わるため、東大レベルの難関編を目指して少しずつステップアップしましょう。

KADOKAWAの「関先生の英語長文 POLARIS」は、英文の質にこだわっているのが特徴です。最近の出題傾向を研究して今後出題される可能性が高いジャンルの英文を使用しているので、効果的な入試対策ができます。

解説がとても詳しく記載されているので、解説を読んでも疑問点が残りやすい受験生におすすめです。

旺文社の「大学入試 全レベル問題集 英語長文」は、基礎レベルの1から国公立大レベルの6まで、6つのレベルから選べます。難関編が国公立と私立大に分かれているため、志望校に合わせた勉強がしやすいです。

1から4までは英語長文を読むための基礎知識や文法の解説が詳しく載っているので、参考書感覚で使えるのが魅力です。

桐原書店の「英語長文ハイパートレーニング」は、文の構造に関する解説が分かりやすく記載されているため、読解力をアップさせたい方におすすめします。問題の解き方や正解の理由も丁寧に記載されているので、疑問点が残りにくいのが魅力です。

精読と速読の両方のトレーニングができるのが特徴で、正確に速く読む力が身に付きます。

長文の読み方には丁寧に読む「精読」と、速く読む「速読」の2種類あります。正確に読む精読ができないと速読はできないので、まずは精読から始めて長文に慣れてきたら読む速さを上げていくのがコツです。

精読用と速読用で問題集を2冊使って、精読と速読のトレーニングを繰り返していくと正確に速く読む力が身に付きやすいです。

入試本番で長文問題を冷静に解くためには、制限時間を決めて問題集を解くようにするのがおすすめです。時間内に長文問題を解く習慣をつけていると入試や模試でも焦らないので、文章を正確に読めます。

どのくらいの時間を設定すればいいのか分からない場合は、問題ごとに設定時間が記載されている問題集を選ぶようにしましょう。

英語の長文問題対策と同時に、リスニングテストの勉強も忘れずに行ってください。リスニングもできれば毎日取り組んで、耳を慣らせておくのがおすすめ。

短い時間で効率よく勉強するためには、英語リスニングアプリが適しています。記事の下のリンク先ページでは、詳しい情報を掲載しています。興味のある方はぜひチェックしてください。

中学生向けの高校入試対策用の英語長文問題集は3タイプあります。主に、短期間完成型・長文の読み方を身につける系・長文読解演習用の3種類です。とりあえず短期で長文問題を練習したい方には短期間完成型がおすすめです。

制限時間内で英語長文を読み終わらない方は、長文の読み方を身につける系の問題集が適しています。また、ある程度文法が理解できて公立高校レベルなら8割くらいは得点できるなら、長文読解演習用がおすすめです。

英語長文に苦手意識を持っている方は多いですが、問題集を使ってコツコツとトレーニングを重ねていけば自然と慣れていきます。今回紹介した選び方を参考にして、自分に合う問題集を手に入れて、英語長文を得意分野にしましょう。さらに、英単語・長文に特化した参考書に関心がある方は、以下の記事もあわせてご覧ください。