Wi-Fi対応のドライブレコーダーおすすめ8選｜通信料や仕組みは？

利便性の高いドライブレコーダーが欲しい・撮影した映像をスマホの画面で確認したい人におすすめなのがWi-Fi対応ドライブレコーダーです。このタイプのドラレコは、Wi-Fi（無線LAN）でスマホと通信します。スマホでドラレコの操作・データの管理・映像の転送も簡単に行えるのが魅力です。

モニタレスが多いので、モニター付きよりコンパクトに設置できるのも魅力です。ただ、WiFiドラレコの仕組み・通信料はかかるのか・どんなメリットがあるのかなど、不明な点も多いと思います。

そこで、本記事ではWi-Fi対応ドライブレコーダーにフォーカスし詳しく解説していきます。また、後半ではWi-Fiドラレコのおすすめ製品・Wi-Fiドラレコに関するQ&Aなどもまとめてました。

Wi-Fi対応ドライブレコーダーとはスマホと専用アプリを通して接続するドラレコを指します。無線LANと記載されたドラレコもありますが、基本的にはWi-Fi対応と同じです。ドラレコとスマホをWi-Fiで接続できるので、リアルタイムで映像を閲覧・確認できます。

そして、モニターが小さい(またはない)ため、コンパクトで設置しても邪魔にならない・スマホ画面で映像を確認できるなどのメリットがあります。

Wi-Fi対応ドライブレコーダーの主なデメリットは以下の3点です。

• 電波状況によってWi-Fi接続の安定性が左右される
• Wi-Fi接続の初期設定が面倒・本体のボタン操作が必要
• クラウド保存した動画を再生する際、ラグが生じる場合がある

ドライブレコーダーを選ぶ際は、カメラの個数を確認しましょう。ドライブレコーダーは、カメラの個数で、前方1カメラ・前後2カメラ・前後車内3カメラなどに分けられます。1台だけで360°撮影できる360°カメラもあります。カメラの個数が増えるほど高価ですが、前後2個以上がおすすめです。

前方が撮影できるだけだと、証拠映像として不十分な場合があります。前後が撮影できれば証拠能力も高く、煽り運転対策にもなります。予算に余裕がある場合は、前後と車内を撮影できる360°カメラや前後車内3カメラもおすすめです。

鮮明な映像を撮影したいなら、ドライブレコーダーの画素数をチェックしましょう。フルHD以上のドライブレコーダーなら、映像から相手のナンバープレートを読み取れる可能性が高いです。200万画素以上・解像度1920×1080（フルHD）を目安に選びましょう。

ただし、同じ画素数のドライブレコーダーでも、広範囲を撮影できると画質が下がります。広範囲を撮影できるドライブレコーダーなら、より画素数の高いものがおすすめです。

夜間や暗所でも証拠能力のある映像を撮影したいなら、「HDR」・「WDR」に対応したドライブレコーダを選びましょう。夜間や明暗差の激しい場所では、映像が黒く潰れたり、真っ白になる場合があります。HDR・WDRは映像を補正して、夜間・暗所でもはっきりした映像を撮影する機能です。

ドライブレコーダーには、映像を確認できるモニター付きとモニターレスがあります。モニターレスはスマートフォンと連携して映像を確認するので、基本的にWi-Fi対応モデルです。Wi-Fi対応でもモニター付きはありますが、数は少ないです。

モニター付きとモニターレスのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

ドライブレコーダーには安いものから高いものまで、さまざまな製品があります。その中からやみくもに選ぶのは大変です。ドラレコを買う際は、まず予算を決めておくと選びやすくなります。

ただし、あまりにも予算を低く設定すると、画質の荒いドラレコや、Wi-Fiの接続不良が起きやすいモデルに当たってしまうかもしれません。安さだけで選ばずに、機能についてもチェックしましょう。

ドラレコを買う時はどんな機能がついているか確認するようにしましょう。たとえばあると便利なのが駐車監視機能です。この機能があると、駐車時に発生した事件事故も記録ができます。

また、撮影範囲・画質など性能面の確認も必須です。360度の内どれくらいの範囲を撮影できるのか・夜間でもナンバーはしっかり写るのかなど、撮りたい映像のレベルに応じてドラレコを選びましょう。

ハイスペックな製品がほしい人におすすめなのが、2021年モデル・2022年モデルなどの最新ドライブレコーダです。最新のドラレコほど新しい機能が追加されて、不便だった要素が改善されている場合が多いです。

なお、最新モデルはECサイトで販売が開始されていないケースもあります。最新モデルを探している人は、メーカーの公式サイトなども調べてみるのがおすすめです。

コムテックは自動車関連エレクトロニクス製品を販売するメーカーで、ドライブレコーダーの国内シェアでは1位の常連です。ドライブレコーダーのラインナップが豊富で、シンプル機能のリーズナブルなモデルからハイスペックなモデルまで揃っています。

Wi-Fi対応のドライブレコーダーだけでなく、より高性能な無線LANである4G対応モデルまで販売しています。

ユピテルは、日本の無線通信機器のメーカーです。ドライブレコーダー以外にも、カーナビやレーダー探知機などを販売しています。国内ではWi-Fi対応ドライブレコーダーを、最も早く販売した先駆者的メーカーです。

3カメラタイプ・360°カメラ・4K記録ドライブレコーダーなど、目的に応じたドライブレコーダーを販売しています。

JVCケンウッドは、幅広い商品を販売する電機メーカーです。ドライブレコーダーは基本性能を抑えた製品を販売しており、Everioシリーズはフロント用とリア用共にWi-Fi対応モデルがあります。360°撮影可能なWi-Fi対応ドライブレコーダーも販売しています。

結論から言うと、ドライブレコーダーとスマホを接続しても通信料は発生しません。それはWi-Fi対応ドライブレコーダーをスマートフォンと接続するときは、ローカルネットワークにより接続するからです。

ただし、映像データをスマホからクラウド上に送るなど、ドライブレコーダーとスマホ間のやり取りでない外部との通信を行った場合は通信料が別途発生するので注意してください。

ドライブレコーダーとスマホを接続できない場合、ドラレコとスマホが接続しやすい状況を作りましょう。まずはスマホ(iPhone・Androidどちらでも)上の設定で、モバイル通信をオフにする・機内モードにしてWi-Fiのみオンにしてください。

それでも繋がらない場合、ドラレコとの距離が遠い・スマホがドラレコ専用アプリに対応していないなどの理由も考えられます。詳しい解決方法は、取扱説明書や公式サイトを確認するようにしましょう。

市販されているWi-Fi対応ドライブレコーダーの中には、技適マークのない商品も存在します。
技適マークとは総務省認定機関認定機関による「技術基準適合証明マーク」であり、日本国内で電波を発する機器を取り付ける際には必須の条件です。

通称「中華ドラレコ」に代表される格安の海外産Wi-Fi対応ドライブレコーダーは技適マークのないものが大半であるため、安易に購入しないよう注意しましょう。

運転にはあおり運転や事故などの危険が伴います。Wi-Fi対応ドライブレコーダーであれば、事故時を含めたどんな時でも迅速に映像の確認・整理ができるのでおすすめです。ドラレコを選ぶ基準として利便性や操作性を重要視している人はぜひWi-Fiドライブレコーダーを検討してみてください。