【保冷力アップ】クーラーボックスのおすすめ改造方法｜ソフトクーラーにも【釣り】

クーラーボックスを長年使用していると、劣化して熱を遮断する効果が弱まり保冷力が低下していたり、付属品がついていて使いやすいクーラーボックスを新しい購入を検討する人も多いのではないですか。

実は買い替えをしなくても今あるクーラーボックスの改造をすれば新しく買い替えする必要がなくなります。この記事ではハード・ソフトクーラーボックスなど、難易度別のクーラーボックスのカスタム方法や保冷力を保つポイントを詳しく紹介します。

アルミシートなどを用いたクーラーボックスのカスタムで、経済的なコストを下げる・簡単に保冷力アップできる・オリジナリティを出すなどのメリットもあるのでぜひ参考にしてください。

クーラーボックスの買い替えを検討しているなら、改造するのが断然おすすめです。クーラーボックスのカスタマイズはメーカーでは非推奨で高性能かつ本格的なクーラーボックスに比べると効果は劣ります。しかし、新たに購入すると今持ってるクーラーボックスを持て余し、保管スペースを圧迫するため、もったいないです。

これから紹介するカスタム方法で手軽に保冷力をアップしたり違う用途で使えるようになりますのでぜひ実践してみてください。

クーラーボックスの保冷力が低下する原因は、断熱材の経年劣化です。こうなった場合は、買い替えをおすすめしますが、金銭的に難がある方・DYIにチャレンジんして見たい方はご自身での修理も可能です。

クーラーボックスの保冷力をアップするカスタム方法を3つ紹介します。どれも簡単にできるので、保冷力があまりないクーラーボックスを持ってる人はぜひ試してみてください。

ハードクーラーボックスの保冷力は100均のアルミシートやアルミテープで補強できます。アルミシートやアルミテープでの補強はウレタンや真空パネルより保冷力が劣りますが、簡単で安く済むのでコスパがいいのでおすすめです。

クーラーボックスをアルミシートとアルミテープで改造する際に必要な材料は以下になります。

• アルミシート（1mm程度）
• ハサミ
• 両面テープ
• アルミテープ
• （シートや紙）

まずはシートや紙の上でクーラーボックスの外装と断熱材（発泡スチロール）を分解します。その発泡スチロールに合わせてアルミシートを切り、両面テープを発泡スチロールに貼ります。

なおその際は、アルミシートは切り目を入れずに発泡スチロールに沿ってアルミシートで覆うイメージで、すき間を作らずに切るのがポイント。取り出した発泡スチロールの外側に、アルミシートをアルミ側が一番外側を覆うように貼り付けます。発泡スチロールに白い面を貼り合わせる向きで貼りましょう。

細かい凹凸の部分はすき間を作らずにアルミテープで補いましょう。これを同様にアルミシートとアルミテープでフタにも貼り付けましょう。なお、アルミシートで厚みが出た分フタが閉まらず浮きやすくなるので、ベルトで固定するのがおすすめです。

ハードクーラーボックスにウレタンを直接注入して保冷力をアップする方法もあります。クーラーボックスの見た目や負担もなく保冷力をアップできるカスタムで、長期間使用できるメリットもあるのでおすすめです。また、初心者でも失敗が少なく済みます。

クーラーボックスにウレタンを注入して改造する際に必要な材料は以下になります。

• スプレータイプのウレタン
• 2lペットボトル（重いものなら代用OK）
• ゴム手袋（汚れ防止のため）
• シート状の紙など
• 紙やすりまたはハサミ

まずゴム手袋をして、紙やシートの上でハードクーラーボックスの外装と断熱材（発泡スチロール）のすき間に底面から側面の順でウレタンを注入します。最初の注入部分の底面が終わったら、固めるためにペットボトルで押さえます。側面の場合は注入が終えたら、側面を下にしてペットボトルで押さえられるようにしましょう。

また、ウレタンは膨張しやすい特性を持っているので、液体が溢れてしまったら紙やすりやハサミで削って平らにする必要があります。なお、ウレタン素材は固まるまで時間がかかるので、クーラーボックスを霧吹きなどで事前に湿らせておくと固まりやすくなります。

ジョイントマットを使ってクーラーボックスの保冷力をアップさせましょう。クーラーボックスを分解せず保冷力を保てる失敗の少ないカスタムで、ソフトタイプとハードタイプの両方で使用可能です。なお、ホームセンターでは取り扱いが少ないので、Amazonなどのネット販売での購入がおすすめ。

クーラーボックスにジョイントマットを使って改造する際に必要な材料は以下になります。

• ジョイントマット 
• 両面テープ
• ハサミまたはカッター

まずはジョイントマットをハサミやカッターでクーラーボックスの構造に合わせて切ります。クーラーボックスの内側・底・フタの順に両面テープを貼り、そこに合わせてジョイントマットを貼ります。あらかじめ両面テープを貼っておくと、マットがズレる心配が減り両面テープを目印に貼れるのでおすすめです。

また、ジョイントマットはデザインや種類が豊富なので自分好みのカスタムが楽しめます。

クーラーボックスの保冷力を保つための4つのポイントを詳しく紹介します。カスタムせずに正しく理解すれば、保冷力を保てます。また、クーラーボックスを長時間使用できるのにも繋がりおすすめです。

1つ目のポイントは、クーラーボックスに直接日光が当たるのを避けるのです。外気温に加えて地面から吸収される熱も、クーラーボックスの保冷力に影響します。対策としては、車内に入れる・日陰でテーブルや台の上に置く・椅子代わりにして地面につけるのは避ける・アルミシートを被せるなどがあります。

どれも覚えておけば簡単にできますので、ぜひ実践してみてください。

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2つ目のポイントは、クーラーボックスのフタを必要以上に開き過ぎないように注意が必要な点。クーラーボックスから冷気が逃げる・暑い外気温で冷気を保てなくなり、保冷力が低下します。これから紹介する中級編のカスタムにあるような、ベルトで補強をする・上からアルミシートを被せるなどの対策で保冷力が保てます。

もし自然とクーラーボックスのフタが開いてしまうようになっていたら、ぜひ試してみてください。

保冷利を上げるためには、食材の詰めかたを考えましょう。たとえば、凍らせたペットボトルで肉や魚などの生鮮食品を挟んだり、取り出す回数の多い飲み物は別のクーラーボックスに入れておいたりするなどがいいです。

最後のポイントは、クーラーボックスの中にさらにクーラーボックスを入れて2重構造にして、さらに保冷力がアップです。なお、ハードクーラーボックスの中にソフトクーラーボックスを入れるのがおすすめ。この組み合わせで開閉時に冷気が逃げるのを防ぐ・ソフトはハードより安いので支出を減らせる・状況や用途によって使い分けるなどのメリットがあります。

まずは、クーラーボックスの初級レベルのカスタム方法を2つ紹介します。この2つのカスタムはほかのレベルのカスタムに比べて「付ける」だけの簡単作業です。あまり器用でない人にも手軽にできるのもポイント。

革生地をクーラーボックスの持ち手に巻きつけて、持ちやすくしましょう。クーラーボックスは中身を入れると重量があるので、持ちづらいなと感じるのが多いのでは。革でグリップが効いて滑りづらくなるので、その問題も解決できます。さらに革製品を使うと見た目もおしゃれになるので、ワンランク上のクーラーボックスに。

クーラーボックスのサイドにドリンクホルダーや小物入れをつけるのもおすすめカスタム方法です。アウトドアではテーブルの広さに限界があり、余裕を持たせたい人も多いのでは。ドリンクホルダーや小物入れをテーブル横につけ、クーラーボックスの上をテーブル代わりに使う・スペースを広く確保できるなどのメリットがあります。

次に、クーラーボックスの中級レベルのカスタム方法を2つ紹介します。これから紹介する2つの改造はあると便利なカスタム方法で、DIYが得意な人には向いています。このカスタムによってクーラーボックスの見た目が変わります。

簡易的なミニテーブルをクーラーボックスに取り付けるのもおすすめです。元々メッシュポケットつきタイプのクーラーボックスは、メッシュポケットのあった部分のネジを外してミニテーブルを取り付けできます。なお、クーラーボックスの色に合わせて木版を塗装するか、木版に合わせて全体を塗装しましょう。

それによって初めからミニテーブルが付いていたクーラーボックスに生まれ変わります。

べルクロ式のベルトを使ってクーラーボックスのフタ開き対策をしましょう。長年ハードクーラーボックスを使っているとフタが開きやすかったり、衝撃によってフタが浮いてしまうのは多々あります。クーラーボックスのフタを閉め、冷気を逃さず保冷力を維持するためにカスタムが必要です。

留め金具を取り付けでさらに密閉されるのでおすすめ。

最後にクーラーボックスの上級レベルのカスタム方法を2つ紹介します。外見的レベルは上がりますが、カスタム方法は難しいものではないのでビジュアル的な大きな変化をもたせたい人は参考にしてください。

ルアーをロッドホルダーに乗せて持ち運んで釣りを楽しみたい人は、クーラーボックスにロッドホルダーを取り付けるのがおすすめです。ルアー自体の汚れや傷を防ぎ、ロッドに立てた状態で移動できるメリットがあります。

クーラーボックスにロッドホルダーをつけて改造する際に必要な材料は以下になります。

• ロッドホルダースタンド（ロッドを支えるだけの重さのあるもの）

前提として、クーラーボックスに合ったロッドホルダー選びをするのが大切です。クーラーボックスの側面を上にし、ロッドホルダーに付属する吸盤や両面テープを使って簡単にロッドホルダーを取り付けできます。購入の際は、ロッドを立てて入れたりできるタイプのロッドホルダーを選びましょう。

クーラーボックスの外側にポケットを設置するために必要な材料は以下の通りとなります。

• 三角コーナー(100均のもので可)
• ビス
• ドライバー

ポケットの取り付け方は至ってシンプルで、用意した三角コーナーをビスとドライバーで、側面に固定するだけです。非常に単純な作りではありますが、食材を守るためにも大切なアイテムです。

ハードクーラーボックスをドリンクサーバーに改造することも可能で、飲料のペットボトルなどを捨てる手間が省けてサスティナブルです。必要な材料と工程が多くなるので慣れていないと時間を要します。

クーラーボックスをドリンクサーバーに改造する際に必要な材料は以下になります。

• ドリル
• コールドプレート
• コック
• ドレン
• ホース
• 紙やシートなど

ドリンクサーバーに改造したいクーラーボックスを用意したら、シートや紙の上に乗せて作業スタートしましょう。カスタムする方法はまず、ドリルでクーラーボックスに水抜き穴とコックベースの取り付け穴・ホースを通す穴を開けます。次に水抜き穴にドレン、コックベースの取り付け穴にコックを装着します。

最後にクーラーボックス内の底にはコールドプレートを置き、コールドプレートと水抜き穴・コールドプレートとコックをそれぞれホースを取り付けたら完成です。

この記事では、クーラーボックスをオリジナルに改造する方法を詳しく紹介しました。手持ちのクーラーボックスをカスタムすることで楽しみが無限大に広がりますので、ぜひ参考にしてアウトドアを楽しんでください。