【最強】折りたたみクーラーボックスおすすめ10選！小型タイプも

釣りやキャンプ、バーベキューなどのレジャーには、食材を新鮮に保つクーラーボックスが欠かせません。クーラーボックスには頑丈なハードタイプと折りたためるタイプがあり、一般的にはハードの方が保冷力は高いとされています。

しかし、保冷力が高いからとハードタイプを選んでみたものの、「重すぎて手や肩が痛くなった」「持ち帰りもかさばって大変」と困ったことはありませんか？連泊しないキャンプや近場での釣りなど、短時間の保冷なら折りたたみタイプの方がおすすめです。

折りたたみクーラーボックス（ソフトクーラーボックス・クーラーバッグ・保冷バッグ）は軽くて持ち運びやすいのが魅力です。実は保冷力についても、安いハードクーラーに負けないほど性能が高いものもあります。この記事ではおすすめ商品と選び方を紹介しますので、参考にしてください。

アルミニウムは太陽からの放射熱をカットして冷たさを保つ素材です。放射熱とは温かい物質から出た電磁波が他の物質に当たって発生する熱のことで、電子レンジもこのしくみで温めます。軽くて安価なのもアルミニウムの魅力です。

ポリエチレンを発泡させたポリエチレンフォームは、コスパに優れた素材です。高い保冷力を持ちながら、他の素材よりも比較的安価で手に入ります。そのため気軽に買い替えられ、サイズ違いでの複数買いもしやすいです。

ポリウレタンを発泡させた発泡ウレタンもコスパに優れた素材で、さまざまなものに断熱材として使われています。保冷力の高さは断熱材の厚みに比例し、高性能なほど重量も増すため、バランスを考えて選びましょう。

ボックス型は中が広く、いろいろな食材を整理して入れやすいのでキャンプやバーベキューに向いています。サイズの大きいものはショルダーベルト付きを選ぶと、両手が空けられて便利です。

背負って運べるリュック型は、水や飲み物など重いものを入れるのに適しています。両手が空くうえ、片方の肩にかけるショルダータイプよりも負担が少ないです。バランスが取りやすいので、斜面や舗装されていない道でも気にせず歩けます。

トートバッグ型は買い物などの日常使いに向いています。おしゃれなデザインで、普通のバッグとほとんど変わらないものも多いです。スポーツブランドのかっこいいバッグもあり、部活をする子供やスポーツ観戦などで使いたい人におすすめです。

持ち運びに便利なキャスター付きのタイプもあります。車輪は大きめなものの方が、段差があっても安定して運びやすいです。ただし、山道や砂浜などでは逆に運びづらい場合もあります。

キャンプに使う場合、サイズは使用人数で選ぶ方法もありますが、料理のメニューや人それぞれの好みによって量は変わります。そのため、入れる食材やドリンクの予定量で考えた方が確実です。

入れられる缶・ペットボトルの目安を容量ごとにまとめますので、参考にしてください。商品によっては入る本数が記載されているものもあります。

釣りに使う場合、保冷力が高く頑丈なハードクーラーボックスの方が基本的にはおすすめです。ただ堤防釣りなど近場で、魚を持ち帰るまでの時間が短ければ、折りたたみタイプでも問題ありません。

釣りで使うなら、狙う魚によってクーラーボックスのサイズを決めましょう。目安は次のとおりです。

クーラーボックスには保冷可能な日数が記載されているため、予定に合わせて選びましょう。ただ保冷日数はあくまでも目安であり、さらに最近では夏の気温が上昇傾向で猛暑日の日数も増えているため、保冷日数は数字の半分程度で考えておくと確実です。

ちなみに、保冷日数の算出にはJIS簡便法による測定がよく使われています。これはクーラーボックスに容量の25%相当の氷を入れ、外気温40℃で8時間置いておき、残った氷の重量から氷が溶けきるまでの時間を計算したものです。

密閉性も保冷力を左右する重要なポイントです。密閉性が乏しいと冷気が漏れやすく、中の温度が上がってしまいます。蓋がきっちり閉まるか、底面と側面との合わせ部分はしっかりしているかなどを確認しましょう。

冷たさを長持ちさせるには、エアスペースを極力少なくする必要があります。エアスペースとは中の空き部分のことで、少ないほど冷気が分散せず保冷力が上がります。中身の量に合わせてサイズを調整し、エアスペースを減らせるタイプもあるので探してみましょう。

冷気を外に逃がさないため、蓋の開け閉めはなるべく少なくした方がいいです。小窓が付いているタイプのクーラーボックスなら、蓋を大きく開けずにペットボトルなどをサッと出し入れできて、冷気が逃げるのを防げます。

内部のパーツを取り出せるタイプのクーラーボックスもあります。パーツを取り出せば丸洗いできて衛生的です。クーラーボックスに食材を入れておくと、いやな臭いがついてしまう場合もあるため、お手入れしやすいものを選びましょう。

コールマンはアメリカの歴史あるブランドで、アウトドアの定番とも言われています。コールマンの折りたたみクーラーボックスは、抜群の保冷力と使い勝手のよさで、高い評価を集めています。

20mmの断熱材を使用し、さらにアルミニウムを蒸着させて保冷力を高めています。持ち運びは手さげ・肩掛け・キャリーに装着の3種類に使い分けられる点と、蓋に小窓が付いている点が便利なポイントです。

ロゴスは大阪にあるアウトドア総合メーカーで、機能性が高く価格も手ごろなアイテムが人気です。ロゴスの折りたたみクーラーボックス「氷点下シリーズ」は、独自の構造でコンパクトに収納できて、保冷力の高さも備えています。

ロゴスのオリジナル保冷剤「氷点下パック」と組み合わせれば、アイスクリームを11時間保存可能です。ソフトクーラーボックスでありながら、シェルプロテクト構造で中身を衝撃から守ります。

ステンレス魔法瓶で有名なサーモスは、高機能なクーラーボックスも人気です。保温・保冷の技術に長けたサーモスのソフトクーラーは、ポリウレタンとポリエチレンなどを組み合わせた5層構造で保冷力を向上させています。

保冷剤が入るメッシュポケット付きの蓋・本体に取り付けられた収納用のバンド・脚付きの底面などで使い勝手も抜群です。しかも価格はお手頃でデザインはおしゃれと、嬉しいポイントをたくさんそろえています。

大手釣り具メーカーのダイワは、6種類の保冷力から選べてカスタムも自在なハードクーラーボックスが評判です。釣り具メーカーならではの高い保冷技術は、折りたたみクーラーボックスにも活かされています。

ダイワの「ソフトクールEX」は7層構造で極厚の断熱材が高い保冷力を発揮し、性能はハードクーラーに引けを取りません。断熱材が分厚くても、特殊なZ折り構造でコンパクトに折りたためます。

オレゴニアンキャンパーはアメリカンスタイルにこだわったアウトドアブランドです。他のブランドではあまり見られない個性的なアイテムが、キャンパーの心をくすぐっています。

オレゴニアンキャンパーのクーラートートはウレタン内蔵で保冷力が高く、持ち運びやすいトートバッグ型のクーラーボックスです。カラーはコヨーテ（黄色みのある茶色）が主体で、アウトドアの風景によくなじみます。

AOクーラーズはアメリカのブランドで、元々は食肉・水産業界向けのクーラーボックスを販売していました。優れた保冷技術を活かしたアウトドア用のクーラーはアメリカで人気を博し、日本でも徐々に知名度が高まっています。

AOクーラーズの折りたたみクーラーボックスは分厚い断熱材と、縫い目のないシームレス構造で冷気を逃がさないのが特徴です。狩猟用のカモフラージュ柄を使ったハンターシリーズなど、デザインがおしゃれなものもそろっています。

キングキャンプは中国のアウトドアブランドです。機能性とデザイン性の高いアイテムが評判で、日本でも少しずつ人気を集め始めています。ソフトクーラーバッグは内側に防水素材を使い、シームレス設計なので、中に入れた氷が溶けても外に水が漏れません。

内部は独立した上下2つのスペースに分かれており、ドリンクと食材を分けて保管するなど、お好みで使い分けが可能です。持ち運びに便利で長さを調整できるショルダーストラップも付いています。

クーラーボックスでの保冷には保冷剤を使うのが有効です。保冷剤の中でも特に人気なのはロゴスの「氷点下パック」です。凍結させたときの表面温度は-16℃で、一般的な保冷剤の8倍ほどの驚異的な保冷力があります。

ただし保冷力が高い分、食材が凍ってしまう場合もあります。凍らせたくない食材はなるべく保冷剤から離して入れましょう。また、保冷剤の性能を発揮するには十分に時間をかけて凍らせる必要があります。早く凍らせたい場合は、倍速凍結タイプがおすすめです。

また、その他にもアルミシートを貼ったり、床や地面からクーラーボックスを離したりすることでも手軽に保冷力を高められます。

折りたたみクーラーボックスのデメリットは柔らかい素材で作られているため衝撃に弱く、保温力が劣ることです。アウトドアでは日差しが強く、ソフトクーラーのように保温力が弱いと中の食材が傷んでしまいます。

その点、 ハードクーラーは断熱材の厚みがあるため、その分保冷力が高いのが特徴です。外からの衝撃にも強く、食糧の保冷だけでなく精密機器を持ち運ぶ際にも使われます。高い保冷力のため長時間炎天下で使用しても食材が傷みません。

保冷力の高さと硬い素材で作られたハードクーラーは釣りやキャンプをする方におすすめです。釣り用のハードクーラーは座って椅子代わりにしたり、長時間魚を新鮮なままキープできます。キャンプでは夏でも飲み物や食材をしっかり冷やし、テーブルとしても使え便利です。ただ、折りたたみができないため移動する際に荷物が嵩張ります。

折りたたみクーラーボックスは軽くて持ち運びやすく、使わないときはコンパクトに収納できて便利です。性能やサイズなどいろいろなものがありますので、この記事を参考に使いやすいクーラーボックスを選んで、アウトドアをより快適に楽しみましょう。