マグライトはLED化がおすすめ！｜自作する電球交換方法は？ミニマグライトも

マグライトは一生モノと呼ばれるほど超寿命・高耐久の懐中電灯で、登山やキャンプなどのアウトドアでも愛用されています。現在でも昔の白熱球マグライトを使い続ける人もいますが、LEDに比べると明るさは劣ります。そのため、昔のマグライトをLEDに交換して使用している方も多いですよね。

自作で改造するのは難しそうですが、交換方法は簡単。市販のLED交換球を使えばLEDに交換できます。ただマグライトは3D・6Dなどさまざまなモデルがあるため、LED化の手順がわからないと実際に挑戦するのは不安ですよね。

今回はマグライトをLED化する魅力やデメリット、手順についてまとめました。LED化するのにおすすめのマグライトや交換に使用するLED球メーカーについてをはじめ、携帯におすすめのミニマグライトも紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

マグライトは、マグ・インストゥルメントが製造するアメリカの懐中電灯ブランドです。マグライトの懐中電灯は、特殊加工されたアルミ合金製で非常に耐久性が高くなっています。警察・消防・軍隊などで使用されるほど信頼性があり、キャンプや登山に使うのにも便利です。

種類やカラーバリエーションが豊富で、用途に適した懐中電灯が選べるのも魅力です。一生モノと呼ばれるほど長く使えるので、同じマグライトを何十年も愛用する人もいます。

マグライトをLED化する魅力は以下の通りです。

• 明るさアップ
• 消費電力が減って、電池の持ちが良くなる
• 電球の交換頻度が減る
• 衝撃で電球が切れるリスクが減少

LEDは白熱球に対して消費電力が約5分の1で、寿命は約12倍と言われています。LEDは衝撃にも強いので、落とした衝撃で電球が切れる可能性も低くなります。LEDは白熱球よりも発光効率が優秀なので、同じW数ならLEDの方が明るいです。

ただし、白熱球マグライトは白熱球用に作られています。LED化しても本来のスペックより消費電力が高くなったり、寿命が短くなったりする場合があります。明るさも本来の性能を発揮できずに、白熱球より暗くなるかもしれません。電池の本数が少ないタイプは明るくなりやすく、多いタイプは暗くなりやすいので気を付けましょう。

LEDと白熱球は照射範囲や光源のある場所が違いますが、白熱球マグライトは白熱球用に最適化されています。そのため、LEDに交換しても、焦点調整がうまくいかない場合があります。また、LEDに交換すると光量は増えますが、現行のLEDマグライトに比べると明るさは劣ります。

白熱球マグライトをLEDに交換するより、現行のLEDマグライトを購入した方がコストが安くなる場合も少なくありません。

マグライトを自作でLED化する手順は、白熱球をLED交換球に電球交換するだけです。懐中電灯の先端部を回してレンズ・リフレクター・バルブリテーナーのパーツを外し、白熱球をLED交換球と取り換えれば作業は完了です。作業自体は難しくありません。

ただし、電球を固定するバルブリテーナーの口径が狭く、LED交換球の取り付けができない場合も考えられます。口径が狭い場合は互換品のバルブリテーナーを購入するか、バルブリテーナーを削ってLED交換球を取り付け可能な口径にする必要があります。

また、LED交換球の電圧が、マグライトの電圧と同じでないと正常に動作しません。必ず、マグライトの電圧と同じ電圧のLED交換球を使用してください。

マグライトをLED化するなら、電球を交換する前に必ず電圧をチェックしてください。LED交換球とマグライトの電圧が同じでないと不具合が起こります。電圧の大きな交換球は光量低下・点滅、電圧の小さな交換球は異常な温度上昇・寿命が短くなるなどの原因になります。高電圧タイプの電池は使用しないようにしましょう。

マグライトの電圧は、電池の個数で確認できます。電池1個は1.5Vで、個数が増えるごとに1.5Vずつ電圧が高くなります。単1・単2など乾電池のサイズは、電圧とは関係ありません。

LED化するためのキットも販売されています。専用のLEDキットがあれば、交換も簡単です。以下で紹介しているのは、「ミニマグライト AA」用で、テールスイッチが付いたキットになります。ぜひチェックしてみてください。

マグライトのLED化するためのLED交換球は、朝日電器株式会社（ELPA）・NITEIZEなどのメーカーから販売されています。LED交換球を販売するおすすめメーカーについてまとめました。

朝日電器株式会社は、大阪に本社を持つ電機メーカーです。小型電器製品を製造しており、幅広い種類の電球・照明器具を販売しています。LED交換球は、3V用と6V用の2種類販売しています。

安心の国内メーカーで、品質も良く簡単に入手できるのが魅力です。マグライト用の交換球ではありませんが、 マグライト(2-CELL D)に3Vの交換球を取り付けて使用できたとの口コミがあります。

NITEIZE（ナイトアイズ）は、1989年にスタートしたアメリカのアウトドア用品ブランドです。生活を便利にする視点で、作られたさまざまな製品を開発しています。LED交換球は、マグライトに対応したものを販売しています。

マグライトに取り付ける前提で交換球を製造しているメーカーなので、LED化用の交換球として信頼性が高いです。

100均で買えるLEDライトを加工して、マグライトをLED化させるのも可能です。白熱球を取り外してLED電球と交換するのは、LED交換球を使用するのと同じです。ただし、100均LEDライトのLEDは、マグライトに使える電球の形ではありません。

分解した白熱球に、LEDと抵抗を取り付けてLED電球を自作する必要があります。LEDの電圧・電流などを調べてマグライトに使えるように調整するので、LED交換球を使用する方法より難易度が高いです。

マグライトをLED化する方法やLED化するのにおすすめのマグライトなどを紹介しました。昔から愛用しているマグライトをLED化すれば、さらに便利になります。LED化したマグライトで、キャンプを楽しんでください。