初心者におすすめの硬式テニスラケット12選｜大人や女性におすすめの安いモデルも

硬式テニスは日本人選手の活躍もあって人気が出ているスポーツです。中学生など部活動でテニスをする・趣味でテニスをするなどさまざまな理由で硬式テニスを始める方も多くいます。硬式テニスをするにはラケットが必要ですが、種類が多くてどれを選べばいいのか迷いますよね。

テニスラケットは定番の売れ筋商品が決まっています。とはいえ重さやボールの飛びやすさなど、ラケットによって違いがあるため、テニスラケットの選び方を知っておく必要があります。

この記事では大人も含む、テニス初心者におすすめのテニスラケットの選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品をご紹介します。選び方は細かく説明しているため、テニス初心者でラケット選びに悩まれている方はぜひ参考にしてください。また女性におすすめのラケットの重さや、寿命についても必見です。

50代～60代のシニアプレーヤーや、女性には270gのラケットがおすすめです。慣れてくると簡単にラケットを振れるようになりますが、初心者の頃はラケットは軽い方が扱いやすく、プレーに集中できます。

とはいえ、ラケットが軽い分相手の強いショットには打ち負ける点はデメリットです。ある程度ラリーができるようになってからは、少しずつ重たいラケットに変えていくのをおすすめします。

男性には300g前後のラケットがおすすめです。パワーに自信がない方は、300gよりも少しだけ軽いラケットもあります。テニスラケットは300g前後の商品が多く展開されており、種類も豊富です。

300g以上のラケットは、相手のショットにも打ち負けずにラリーが可能になります。初心者～中級者・上級者に至るまで愛用されている重さです。

100平方インチのラケットは、各メーカーがしのぎを削って展開しているフェイスサイズになります。テニスラケットでは最も種類が多く、選択肢が多いです。

テニスラケットはフェイスサイズ以外にもさまざまな要素で構成されますが、100平方インチのサイズが1番バランスがよく、メリット・デメリットが少ないサイズになります。迷ったら100平方インチのものを選ぶといいです。

100平方インチよりも大きいものを通称「デカラケ」と呼びます。その名の通りフェイスサイズが大きく、ボールを捉えやすいです。ボールを遠くに飛ばしやすい特徴もあります。

大きい面のデメリットは、打った球がブレやすくコントロールがしにくい点です。とはいえ、初心者のうちは大きくて打ちやすいラケットの方が楽にボールを相手コートへ打ち返せます。

「厚ラケ」はフレーム厚が25mm以上のものをいいます。その特徴はラケットのパワーが強く、ボールがよく反発するために飛びやすい点です。初心者のうちはラケットをうまく振り抜けなかったり、ラケットの芯を捉えられなかったりします。

そのため、ラケットの性能を借りて相手コートにボールを返す仕組みです。シニアや女性、筋力の自信のない男性におすすめになります。簡単にボールが飛ぶ半面、コントロールしにくいデメリットがある点も理解しておきましょう。

「中厚ラケット」は、ラケット厚が21mm～24mm程度のものをいいます。薄くなるほど厚ラケのボールが飛びやすい恩恵は受けられなくなりますが、その分ボールをコントロールしやすくなる点がメリットです。

とはいえ、厚ラケに比べるとボールが飛びにくいため、初心者のうちはパワーのある男性以外はおすすめできません。ある程度ボールが飛ばせる脱初心者～中級者向けのラケットになります。

「薄ラケ」は、フレーム厚が20mm以下のものをいいます。結論をいいますと打ったボールが飛びにくいため、初心者にはおすすめできません。初心者のうちは楽にボールが打ち返せるラケットを選んだ方がいいでしょう。

薄ラケはある程度ラケットを振り抜けるようになってパワーがある方に向けたラケットです。狙ったところに打てるコントロール性や打った感触がわかりやすいなどのメリットがあります。

ストリングスパターンとは、ガットの縦糸・横糸が何本×何本で組み合わさっているかを表しています。最も多いのは縦16本×横19本（16×19）です。初心者のうちは16×19の目の細かい組み合わせがおすすめです。ボールをコントロールしやすく、力強くスイングできます。

他にはスピンに特化した20×18や、コントロール重視の18×20などがありますが、目の粗いものは上級者向けのラケットです。スピンをかけたり小回りが効いたプレーが可能ですが、ストリングが切れやすい点がデメリットになります。

グリップサイズはラケットの持ち手部分になります。サイズは各メーカーで若干の違いはあるものの、グリップ1~4が主流です。主にG1・G2・G3・G4などと表記される場合がほとんどになります。

基本的に女性であればG1～G2、男性であればG2～G3を選ぶと間違いないです。グリップを握ってみて指が1本入る程度を目安にしてみてください。

グリップ側に重心があり、先端側が軽いものを「トップライト」といいます。この場合は、手元に重心があるため、ラケットが扱いやすく、ボレーやコントロールショットが得意です。操作性はフレーム重心の中では1番になります。

トップライトのラケットはボレーヤーや、ダブルスで楽しむ人が中心で、扱っていて疲れにくいため、初心者でも扱えるラケットです。

トップヘビーは、ラケットの先端に重心があるためスイングをすると遠心力で振り切れます。そのため、ラケットのスイングスピードが速くなり、力強いストロークが可能です。ストローカータイプにおすすめになります。

とはいえ、トップが重いと持ち手が疲れやすくなるため、体力と筋力が必要です。よって、初心者には扱いが難しいラケット重心です。

ミディアムは、トップヘビーとトップライトの中間で特別な特徴はありません。ストロークもしたい、ボレーもしたいといったプレースタイルが定まっていない初心者におすすめです。

売れ筋の商品はミディアムの重心を採用している場合が多く、ラケットの重心で悩んだ場合はミディアムの重心を選んでおくと間違いはないでしょう。

テニスラケットは、メーカーやデザインなど見た目やブランドで選ぶ方法もあります。最低限、初心者におすすめのラケットを抑えておけば、あとは見た目やブランドで決めてもいいです。

テニスラケットの色はマットな単色～カラフルな色までさまざま。モデルチェンジ毎にデザインも変わるため、飽きずに楽しめます。お気に入りのデザインを選ぶと愛着が沸くのでおすすめです。

テニスラケットは1万円前後～新作になると3万円を超えるものもあります。各メーカー、お値打ち価格でガット張りが済んでいる安いモデルがありますが、長く使う予定がある場合はおすすめしません。

3万円モデルのものも、時間が経てば1万円程度にまで値下がりする場合もあり、モデルチェンジや売り出しセールの際が狙い目です。

ここまでさまざまな視点からテニスラケットの選び方をご紹介しました。選ぶポイントが多いのと難しいので迷ってしまった方は、「黄金スペック」のラケットをご検討ください。

黄金スペックはラケットの重さ300g・厚ラケ・100平方インチのものをいい、各メーカーが力を入れているラケットです。黄金スペックは簡単にボールが飛んでくれるので、疲れにくく初心者におすすめとしています。

ヨネックスは東京に本社を置く、テニス・バトミントンなどのスポーツ用品を取り扱う国産の会社です。日本のテニスブランドとあって、あらゆる世代から愛用されるラケットメーカーになります。

日本だけでなく、海外のトッププロテニスプレーヤーも愛用するモデルもあり、選択肢が多いのは嬉しいポイントです。また、ラケット以外にもウェアやシューズなども取り揃えています。

バボラはフランスリヨンに本社を置く、フランスのラケットスポーツ専門のメーカーです。バボラのラケットは世界的に人気があり、おすすめラケットの上位に入るモデルがあります。

バボラは複数のシリーズ展開をしており、さまざまなプレーヤーを虜にしているプロからアマチュアまで愛用されるブランドです。有名なラファエル・ナダル選手が使用しているラケットになります。

ウィルソンは、アメリカのスポーツ用品専門メーカーです。元々、使用するプロテニスプレーヤーも多かったですが、錦織圭選手が使用してからさらに人気が出ています。

ラケットは初心者向けのラケットから上級者・競技者向けのものまで複数シリーズを展開し、ラインナップが豊富なのが魅力です。有名なロジャー・フェデラーもウィルソンを愛用しています。

ヘッドはアメリカで誕生したスポーツブランドで、テニス以外にもスキー・スノーボード・水泳などさまざまスポーツ用品を取り扱っています。幅広いラインナップが魅力で、プロ・アマ問わず使用している人が多いです。

プロではノバク・ジョコビッチ選手が使用しているメーカーになります。打ちやすいラケットが揃っているため、初心者におすすめのメーカーです。

プリンスはラケットを中心に製造しているアメリカのメーカーです。110平方インチのラケット通称「デカラケ」を開発したプリンスは、現在でも多くのトッププロテニスプレーヤーが愛用しています。

ボールを飛ばしやすいラケットがあり、相手コートに楽に返球できるラケットや扱いやすいラケットが多く、初心者におすすめできるメーカーです。

テニスラケットはスポーツ店や専門店で購入可能です。専門店であればラケットに詳しい店員がいる場合もあります。直接おすすめ商品が聞けるのは嬉しいポイントです。

また、ラケットを直接見て・触れれるため、お気に入りのデザインや質感などラケットが選びやすいメリットがあります。その他にもシューズやウェアなども一緒に購入しやすいです。

テニスラケットはネットショップでも購入できます。ネットショップの利点は、商品の安さです。店舗販売よりも安売りされている場合が多く、ポイント還元も考えるとお得に購入ができます。

ネットショップはシューズやウェアなどのその他の商品も購入できますが、直接見て・触れないため、口コミや商品説明をよく読んでからの購入が必要です。

テニスラケットにはストリングス(ガット)も必要です。ガットは消耗品であり、ガットが切れた際、または数か月に1度交換する必要があります。ストリングスはテニスにおいて非常に重要です。

ストリングスの張り具合によってボールの飛びや喰いつきに差がうまれます。また、ストリングスの太さによっても違いがありますが、初心者のうちはあまり深く考えないでいいです。

テニスラケットの持ち手部分であるグリップは、ラケットに元々巻いてあるベースの上に巻きます。グリップも消耗品で、擦れてきたら滑りやすくなるため交換が必要です。

グリップも種類があり、値段によって性能が変わってくるものの初心者のうちは安いグリップで問題ありません。カラーリングも豊富で、お気に入りのものも見付けやすいです。

振動止めは必ずしも必要ではありません。とはいえ、振動を抑えると打球感や打球音に差が生じます。初心者のうちは打ちやすさが重要なため、振動止めの使用がおすすめです。

振動止めの種類やデザインは豊富で、かわいいものからかっこいいものもあるので、お気に入りのものを選んでください。振動止めは使っている人が多いので、必要かどうか迷っている場合は、友人に借りて試してみてから購入してもいいです。

テニスの基本はボールを打ち合うストロークです。ストロークは大きく分けて「フォアハンドストローク」と「バックハンドストローク」があります。いきなりコート全面を使って打ち合うのは初心者には難しいです。

まずは、経験者からグリップの持ち方・ボールを待つ際の構え方・ラケットの振り方など、基礎的な部分を教わってから取り組むといいでしょう。壁打ちやミニコートでの打ち合いなどで、ボールやラケットの扱いになれてくるとストロークは次第に上達していきます。

テニスラケットは使用頻度により寿命が異なりますが、買い替えの目安となるサインはいくつかあります。まずラケットを地面から10cm程度上から落としたときの音を聞いてみてください。新品のものとは違う鈍い音が響くようであれば本来の性能を発揮できなくなっている証拠です。

ふたつめは見た目の劣化・使用時の違和感・使用年数です。プレーの仕方やラケットの扱い方にもよりますが、一般的に2～3年で寿命と考えられています。まず修理に出してみてそれでも直らない場合は買い替えましょう。

なるべく長く使うには日頃のお手入れ・適切な保管が欠かせません。ラケットケースに収納し、湿気や直射日光を避け、乾燥した場所で保管しましょう。

テニスラケットは種類が豊富です。メーカーもさまざまで各メーカーから初心者向けテニスラケットが販売されています。この記事で紹介しているテニスラケットの選び方・おすすめ商品などを参考に、お気に入りのテニスラケットを探してください。