ガソリンランタンの使い方を徹底解説！仕組みやマントルの寿命・メンテナンス方法も紹介！

ガソリンランタンが欲しいけど、使い方が複雑そうでなかなか購入に踏み切れない方は多いのではないでしょうか。確かにガソリンランタンは、点火するのにいろいろと手間がかかり、メンテナンスも大変そうですよね。

しかし、ガソリンランタンは、意外にも一度使ってみると簡単に点火できます。また、点火するまでの過程がキャンプの儀式として楽しめるという方が非常に多いんですよ。キャンプの夜が始まる儀式としてガソリンランタンのポンピングを楽しめます。

そこで、本記事では、ガソリンランタンの使い方について徹底的に解説します。また、ガソリンランタンの仕組みやマントルの寿命などについても解説するので、参考にして頂けると幸いです。

ガソリンランタンは、ガソリンを燃料にしてマントルを燃やし、明かりを灯すランタンです。非常に明るく、ガソリンランタン特有のやさしい灯りがキャンプサイトの雰囲気を素敵に演出してくれます。

ポンピングしてガソリンタンクの空気圧を上げることで、ガソリンをジェネレーターから噴射しやすくします。ジェネレーターから噴射されたガソリンを燃料にして、マントルを燃やし、ランタンが灯るという仕組みです。

ガソリンランタンを使うにあたって、必要なものが5点あります。ガソリンランタン本体・ホワイトガソリン・マントル・フューエルファネル・ガスライターの5点です。マントルは消耗品なので、ストックしておくのをおすすめします。

まずは本体のガソリンランタンに燃料であるホワイトガソリンを入れます。フューエルファネルを注油口に挿入します。フューエルファネルとは、簡単にいうと漏斗のことです。フューエルファネルを通して燃料タンクにホワイトガソリンを入れます。

燃料を入れすぎるとポンビングがしっかりとできないので、8割ほどを目安に入れるのがコツです。ホワイトガソリンを入れる前にマントルを取り付けるとポンピングの際にマントルが壊れるリスクがあります。先に給油するのがおすすめです。

ポンピングを行い、燃料タンクの空気圧を上げます。ポンプノブを左に回転させて、ノブのロックを解除します。人差し指と中指をチョキの形にしてノブを挟み、親指で空気穴を抑えます。空気孔を親指で押さえた状態で、ポンプノブをプシュプシュとポンピングします。

ポンピングしているうちにタンク内の空気圧が高くなって徐々に固くなってきます。固くなりすぎて、これ以上ポンピングできなくなったら、空気穴を押さえている親指を離して、ノブを差し込み右に回してロックします。

マントルをガソリンランタンに取り付けて、カラヤキをします。バーナーチューブの先端にラッパ口と出っ張りの間にマントルに付いている紐を結び付けます。マントルを取り付けた後は、しわが寄らないように袋状に広げて、結んだ余分な紐はカットしましょう。

マントルを取り付けたら、カラヤキします。マントル下部の中央にガスライターで火をつけます。全体的に燃え広がりますが、燃え残った部分があれば、さらにガスライターで炙ります。

燃料バルブを左に回して、グローブの下からガスライターを入れて、点火すると一気に火がつきます。かなり炎上するので、気をつけて慎重にチャッカマンを点火しましょう。

点火後に炎上した炎を安定させるためにポンピングします。ポンピングすることで、液体混じりで噴出されていた燃料が気化されて炎が安定します。ここで炎が安定するとしばらくポンピングする必要はなくなります。数時間後に暗くなり始めたら、またポンピングしましょう。

炎上しても問題ありません。というよりも点火する際は必ずと言っていいほど炎上します。周りに燃えやすいものがない場所で慎重に点火しましょう。しっかりとポンピングすれば炎は安定するので、安心してください。

ランタンのもっとも大切な機能である明るさを確認して選びましょう。メインランタンとして使うのか、サブランタンとして使うのかで明るさの目安が変わってきます。

メインランタンとして使う場合には、200CPのガソリンランタンがおすすめです。真っ暗なキャンプ場でもサイト全体を明るく照らせます。明るさを重視する方は、ツーマントルのガソリンランタンがおすすめです。サブランタンには100〜150CPの光量のガソリンランタンがおすすめです。

燃焼時間、すなわち燃料タンクの容量をチェックしましょう。ガソリンランタンの燃料がキャンプの途中で切れてしまうと、またポンピングして点火するという手間がかかってしまいます。真っ暗の中で燃料を補充して、ポンピングするのは大変です。

キャンプ1泊の場合は、5〜7時間燃焼可能であれば問題ありません。夕方から就寝までしっかりと灯すことができます。ツーマントルガソリンランタンなどの光量が高いものは、燃料の消費も早いので、必ず燃焼時間をチェックしましょう。

ガソリンランタンの燃料としてもっとも使われるのがホワイトガソリンです。ホワイトガソリンは純度が高いので、ススが出にくく、きれいに燃焼します。価格は、レギュラーガソリンと比較して高価です。

レギュラーガソリンを燃料にできるガソリンランタンもあります。レギュラーガソリンは手に入れやすく、ホワイトガソリンに比べ安価です。ススが出やすいというデメリットがありますが、コストランニングには優れています。

ガソリンランタンの最大のメリットは、光量の強さです。メインランタンとして十分にキャンプサイトを照らしてくれます。また、気温が低い環境でも火がつきやすくて、灯りが安定します。灯りの雰囲気も落ち着いていて、キャンプサイトを優しく包んでくれます。

ガソリンランタンのデメリットは、点灯するまでに手間がかかってしまうことです。マントルのカラヤキやポンピングなどを行う必要があるので、点灯するまでに時間がかかります。

ガソリンランタンといえばコールマンと言われるほど、コールマンのガソリンランタンは、世界中のアウトドアマンから長い間愛されています。コールマンは、もともとガソリンランタンの販売から事業を拡大したメーカーです。

その中でもコールマンのワンマントルランタン286Aは、スーパーロングセラーモデルで、現行でも販売されています。見た目のフォルムが非常に美しく、構造もシンプルなので、壊れても自分で修理できるので長く使用できます。

次回のキャンプまでに期間があく時は、必ずガソリンランタンからガソリンを元の缶に戻して、燃料タンクを空にしましょう。簡単にできて効果があるので、必ず行うことをおすすめします。これを怠ってしまうと、燃料タンク内が錆びてしまったり、チェックバルブが腐食してしまう恐れがあります。

また、ポンプカップのメンテナンスも必要です。リュブリカントというオイルを2,3滴ポンプノブのOILと書かれた空気穴から注入して、何度かポンピングして馴染ませます。

ガソリンランタンのジェネレーターは、長く使用しているとススが詰まって、燃料の流れが悪くなり、ランタンの灯りが安定しにくくなります。ある程度使用して、ランタンの灯りが安定しなくなったら、ジェネレーターを交換する必要があります。

ガソリンランタンのジェネレーターはメーカーから購入できるので安心ですよ。コールマンのジェネレーターなら、ホームセンターやアウトドアショップでも販売しています。定期的にメンテナンス・交換をして、長く愛用しましょう。

ガソリンランタンのマントルは、消耗品です。基本的に交換のタイミングは、マントルに穴が空いた時と急激に光量が少なくなった時です。

カラヤキに失敗したマントルは非常に脆く破れやすいです。また、カラヤキして灰化したマントルは、とても繊細なので、保管方法によって耐久性が大きく変わってきます。持ち運びや保管時にも横置きせずに縦置きのままにするのがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。ガソリンランタンの使い方について理解して頂きましたか。一生使えるおしゃれなガソリンランタンをゲットして、豊かなキャンプライフを送りましょう。