言葉遣いの本おすすめ15選｜敬語や丁寧な言葉遣い・正しい日本語も！女性に人気な本は？

言葉遣いは大人になるとなかなか治せません。子供ならその場で訂正されますが、大人になると指摘する人がおらず、ただ印象だけが下がってしまいます。言葉遣いはマナーのひとつともされ、ビジネスにも影響を与える重要な要素です。正しい言葉遣いを覚えるなら本がおすすめです。

テレビやラジオなどでも、間違った言葉遣いをしている場合は多いです。本を繰り返し読めば、正しい言葉遣いを自然と覚えられます。ただ、敬語・丁寧な言葉遣い・綺麗な言葉遣いなど、本によって書かれた内容は異なります。女性向けや接客用など、さまざまな本があるので選ぶのが大変です。

今回は言葉遣いの本の選び方やおすすめ10選について紹介します。正しい日本語や敬語の種類についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

言葉遣いは人の印象を左右する大切なポイントです。第一印象がいくらよくても、話した途端幻滅した経験はありませんか。それは言葉遣いが悪いからです。丁寧な言葉遣いや美しい言葉遣いをする人は、育ちがいい・人柄がいい・気遣いができる・信頼できると好印象。逆に、不快な言葉遣いは悪い印象しか与えません。

言葉遣いは丁寧さだけではありません。丁寧なのに間違った言葉遣いをしている方は、意外に多いです。たとえば、社外から電話があり取次相手が休んでいたとします。その時「○○は本日お休みを頂いております」と言いがちです。正しいのは「○○は本日休みを取っております」です。これは、身近なものを丁寧に伝えているため間違った表現になります。

しかし、社内で間違っていると指摘する方はいないのが現実です。正しい言葉遣いを学ぶには、本がおすすめです。間違いやすい表現が書かれているのはわかりやすいですし、空いている時間に本を読めば効率のいい学びができます。

言葉遣いで一番間違いやすいのが敬語の使い方です。敬語にも3種類ありますので、それぞれ見ていきます。

上司や目上の方に対して使います。相手を立てる気持ちで使う敬語です。「おっしゃる」「いらっしゃる」「召し上がる」など動作や状態を含めて使います。

へりくだった表現をすることで、相手に敬意を表します。尊敬語は相手を立てる表現ですが、謙譲語は自分がへりくだることで相手を立てます。敬語は相手に対して使用しますが、謙譲語は自分に対しての表現となります。「伺う」「頂く」「拝聴する」などです。

丁寧に表現する言葉で、誰に対しても使えます。基本は語尾に「です」「ます」をつけ、「料理」「祝儀」は「お料理」「ご祝儀」など丁寧に表現します。「言う」は「言います」「来る」は「来ます」などです。

言葉遣いの本を選ぶ際の2つのポイントを見ていきます。どのようなシーンで、どのような言葉遣いが必要かで選びましょう。

まずは、年齢で選びます。年齢で選べば、目的に合わせた言葉遣いの本が見つかります。学生なら就活や面接、社会人ならビジネスなど探している本の内容とマッチしやすいです。

正しい敬語を使えるようになりたい、言葉遣いを何とかしたい方の要望に応えてくれる本が「大人の語彙力ノート」です。テレビでも活躍する齋藤孝氏の言葉遣いの本です。どんなシーンでも、誰と話しても恥ずかしくない語彙力について、わかりやすく解説しています。間違った敬語を理解すれば、受験の際の面接などで役立ちます。

大学生や就活生には、敬語の正しい言葉遣いの方法が学べる本がおすすめです。間違いやすい尊敬語と謙譲語など、知らないうちに覚えてしまっている言葉遣いはたくさんあります。就職活動の学生さんにおすすめの本は「敬語トレーニング100」です。正しい敬語が必要な大学生に役立ちます。

話すだけではなく、履歴書や手紙など文章に関して学べる本もおすすめです。

大人におすすめの本は、冠婚葬祭や学校行事などの言葉遣いに関する本です。言い換えるだけで知的で品のある言い回しや、普段あまり使用しない語彙の意味な度が収録されています。美しい言葉遣いを覚えると同時に、言葉の学習もできます。

女性が選ぶなら、美しい言葉遣いを学べる本を選びましょう。美しい言葉遣いができると、上品な印象を与えます。「美しい言葉」・「女性」・「女子」・「品格」などのキーワードが使われた言葉遣いの本がおすすめです。女性向けのマナーが書かれた本も、挨拶や美しい言葉遣いついて学べます。

言葉遣いを楽しく学びたい、ビジネスに役立つ言葉遣いを学びたい方のための本の選び方です。参考にしてみてください。

言葉遣いをできるだけ楽しく学びたいなら、「日本人の知らない日本語」のようなコミックエッセイがおすすめです。日本語を学ぶ外国人の日本語へのマニアックな質問など、日本人では、気付かない視点を面白く学べます。堅苦しい本が苦手な方でも読みやすいです。日本人が間違って使いやすい例も参考になります。

ビジネスでは、正しい言葉遣いは必須です。本を選ぶ際には、ビジネスと書かれた本やその仕事に合ったキーワードの本を選びましょう。具体的な例題が掲載されている本が、わかりやすいです。「秘書」や「営業」など職業がタイトルに入った言葉遣いの本も多く、ビジネスマナーを学べる本もあります。

接客業をしている方には、「接客マナー」を学べる本がおすすめです。綺麗な言葉遣いを学べるだけでなく、接客用語やマナーについて学べます。

メールや手紙などの書き言葉を学びたいなら、「ビジネスメール」や「手紙のマナー」に関する本がおすすめです。ビジネスメールの本は目的に合ったテンプレートを覚えるだけで、失礼のないメールを短時間で書けるようになります。

手紙のマナーの本は、お歳暮・お中元などのシチュエーションを想定したお礼の手紙の文例を掲載したものが多いです。日本の挨拶やお礼の手紙には、さまざまなルールやマナーがあるので大変です。文例を参考にすれば、迷わずにお礼や挨拶の手紙が書けます。

社会人になりたての人から多く聞かれるのが、電話対応に対する苦手意識です。メールなどのやり取りになれた世代には、慣れない電話での対応は特に難しく感じるケースが多いです。電話対応の基本的な会話を学んでおけば、こうした苦手意識の払しょくにつなげられます。

ビジネスシーンの電話対応は、基本的に決まったパターンでのやり取りがほとんどです。このトレーニングをすれば、そうした決まったフレーズが理解できるので、電話対応の際に心にゆとりをもって行えます。

取引先とのやり取りの多い営業職はもちろん、それ以外の職種でも言葉遣いによって説得力が増すのを肌で感じた経験のある人も多いのではないでしょうか。職種にかかわらず、営業に関する場面では、セールストークについて書かれた本を読んでおくと頼りになります。

こうした本では、同じ内容でも伝え方や言葉遣いによって、お客様に与える印象がいかに異なるかを学べます。特に、営業職で成功を収めた著者の本なら、説得力も大きいはずです。ぜひ参考にしてください。

言葉の意味は同じですが「遣い」と「使い」にどのような違いがあるのか気になりませんか。「遣い」は「気をつかう」の時に「遣」の文字を使用します。「使」の漢字は本来動詞に使用します。つまり、言葉遣いでは「遣い」が正しく「使い」よりはふさわしいです。意味合いは同じなので、使い分けずに使用しているのが現状です。

言葉遣いは普段の生活でも、ビジネスでも必ず使うものです。それだけで印象が変わるならきちんとした言葉遣いをしておくとメリットが多いです。自分ではなかなか間違っているかどうか判断が難しいので、本を見て正しい言葉遣いを学習しましょう。